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🔛小学期の基幹形成が、中学期の質を決めるという事実‼️

2024.05.05

🔛小学期の基幹形成が、中学期の質を決めるという事実‼️
1 中学期の質は、難関私立高校、トップ都立への進学を可能にするほどの質である。
2 わたしは、だれもかもが、中学受験をやることに、子の破滅と親の認識の甘さを見る。
3 これから述べるのは、誰もかもが中学受験をすることの悲劇について。
4 私立中高一貫校に行くことが、国立大学への道に必ずしもベストの選択ではないことについて、
5 高校受験という選択が実は合理的な選択なのだということについて。

 中学期の質は、難関私立高校、トップ都立への進学を可能にするほどの質である。
 前提としての、小学期の早期訓練の重要性
 小学期の基幹形成が、中学期の質を決めるという、当たり前のことに気づかない親のなんと多いことか。
 わたしの経験値は、小2からの訓練をもっとも適切とする。ただし、境界知能児、発達障害児は、それ専門の塾があるので、そちらで訓練をするのが、適切である。
 わたしの経験では、35人学級の14%と言われている境界知能児は、そんなものではない、と考えている。学校の内申で「できる」が、6割で、「もう少し」がない場合、知能指数70〜85の間にある可能性が高い。「もう少し」があるときは、限界値の70前後と見ていい。
 ただし、これには、例外がもちろんある。竹の会の入会試験がその判別を可能にしている。
 さて、知能指数100以上なら、小2からの訓練は、将来の国立大学を可能にすることは、間違いない。竹の会の実際例では、小2の冬には、かなり高度な、小数・分数・かっこ混合の四則演算をこなしている。もちろん逆算もマスターしている。
 学年に従ってドリルをやる塾もあるようだが、竹の会にはない世界である。学校のレベルは低すぎる。早い子で、小3から割合を手ほどきすることになる。計算はマスターすると、指導開始の前に4題を解いてから、指導が始まる。計算のレベルは、難関中学のレベルである。
 割合との格闘は、小5の夏までは続く。もっともこれは小2に入会した場合の話しである。
 小4入会なら、そこから計算、たいていは、小数の計算もままならないから、そこから始める。小4の6か月は計算のマスターに費やされる。おそらく小4の冬にようやく割合の導入を終えて、初級訓練に入れるのであろう。割合を梃子として思考を訓練するとして、小5の1年しかない。小6には適性訓練が始まるから、小6に算数を持ち込めば必ず失速する。これまで多くの小4以降の入会者がそうであったように。よほどIQが高いという例外的場合を除いて、成功はしない。
 竹の会は、小2から訓練開始がもっともいい結果を残すでしょう。
 こうして、小学期に、計算、割合、算数、思考スタイル、勉強スタンス、習慣を作り上げることが、中学期の質を決めます。小学期の基本ができていることが、そのまま中学期の質を決めます。中学期は、学年1番、悪くても5番以内、できれば3番までですかね。中学期の戦いは、竹の会では、小6の2月から始まりです。中学入学までに、数学なら、中1の関数までは終わってほしいですね。英語は、まず単語300ほどを覚えてもらいます。覚えたら、すぐに文法の訓練を始めます。竹の会では、基本文法、と言っても中2前半まで含まれているかもしれません。そのレジュメを100枚ほど訓練します。終わればさらにステージを上げて、またレジュメ100枚、とこのレジュメ訓練だけで中3までの文法は終わらせてしまいます。この課程で使われるレジュメは数百枚に及びます。
 並行して、「新英語指導案」という中学英語を網羅したレジュメ・テキストをやってもらいます。このテキストには、詳しい解説集もできています。
 一気に英語の基本、つまり、中学英語を終わらせて、いよいよ英文解釈訓練に入ります。これらの仕上がりは中1の夏を基準に考えてください。
 この流れに是非乗ってください。あなたたちが、駿台模試で、デビューするまでの竹の会のカリキュラムの一部です。
 これができるのは、あなたたちが、小学期にひたすら基本を鍛えて来たおかげです。さらに高校入試を見据えての準備を、小6の2月にスタートさせたからです。わたしは、スタートは小6の2月で十分と考えております。竹の会の開成合格者も2月からでした。
 いいですか。高校入試の成否はすべて小学期の基本訓練にかかっているということです。あなたたちが、中学受験を目指し大手塾に熱を上げた2年、3年が、多くの基本のできていない子たちを生産していることを知るのは受験に失敗し、区立中学に進むことになったときでしょう。特に、公立中高一貫校を目指してその種の大手塾に通って落ちたという子たちの90%超は基本のない子たちであると思われます。こういう子たちが、受検の終わった2月、3月をのんびりと過ごし、さて4月になって入学、授業がは始まる、浮かれた気持ちで、部活にあたりまえのように流されるように入る、高校入試は遠いところで、ずっと先の出来事のように、頭にはない、そんなところではないでしょうか。
 あなたたちが、入学した年の冬を越すと、もう2年生です。2年生の夏が終わり、冬を越すともう中3になります。中3の6月にはもう模試が始まります。中3になって、2か月もするともう模試なんですよ。あなたたちが思っているほど受験まで遠くない。中3になって、ほとんどの子が、「もう一度中1に戻りたい」と言います。時間があると勘違いしてのんびりと過ごして来たことが取り返しのつかない失敗だったと悟ったのでしょう。しかし、もう手遅れです。高校入試は最後の、後のない試練です。これに失敗すれば、待っているのは、底辺への転落です。わたしが、昔から理解できなかったのは、部活、部活と部活に打ち込み、勉強はしない、そういう子も塾に通う、本人の意思か、親の意思かは知らないが、塾は全く無駄、そんなに部活が大事なのか、高校は底辺に行くしかない、それでも部活なのか、そういう選択がわたしにはわからない。
 よく成績が伸びないで、竹の会を止める中学生がいました。伸びない理由ははっきりしています。勉強時間が足りないからです。ほかのことにせっせと時間を費やしていれば当たり前です。だから竹の会の通常の指導時間だけでは、足りないことになる。IQも関係しているかもしれません。
夏でも最小の時間しか出ないでおいて、成績が下がったなどと親がメールしてきますが、成績が下がったのは、一番の理由は、勉強を最優先としてこなかったからであり、教育に投資するのではなく、できるだけカネをかけないで済まそうとしてきたからでしょ。指導時間が絶対的に足りない、さらにはIQがそこまでないのなら、更に指導時間をかけなければならないのに、足りないままにやり過ごしたからです。
 「塾が悪かった」と言いますが、カネかけないで塾の提供する最低、最小の指導時間で済まそうとする姿勢は失敗しかないのです。残念ながら、開成、筑駒などをめざす家庭とは、教育にかける姿勢が違うのです。通常の指導時間でできないなら、指導時間を増やす算段をしなければならないのに、それどころか部活、その他の何かに時間を費やしているからです。あるいはIQの問題かもしれません。そういうことがわかっていて、放置して、つまり現状を変えないで、塾が悪かった、などとよく結論づけられるものです。
 わたしは、指導を追究する人です。
 そのことは、わたしの指導を受けた子ども、そしてその親が知るだけです。特に、他塾にいた子の親ほど、わたしの、指導の真実を知ることになる。
 子どもがある日見違える変化を示す日を目撃することになる。今の、わたしには、そういう力があることを実感している。
 指導とは、子どもの、胡乱げな気をとらえ、瞬発の指示を出すこと、子どもが戸惑う気の迷いを読み取って、迷いから解き放つこと、子どもが所期して理解にどうすれば到達できるか、を思案し、その到達のための処方箋を考え、あれこれ試すこと、わたしはここで新作のレジュメを処方することが多い。
 指導が成功するかどうかは、その子の好奇心、関心の強さ、向上心、上昇志向、つまりは、IQにかかっている。小学生にはIQ85前後が50%超と見ていい。たまにIQが高くても発達障害が紛れこむことがあり、そうなると指導はほとんど不可能である。学校の「できる」が6〜8割の子は境界知能に重なるようだ。境界知能とは、IQ70〜85の子をいう。竹の会の入会試験では、ほぼ0点の子である。IQ90ほどの子には発達障害の子がいることがある。入会試験には合格に準ずる合格をするけれど、持続性が欠如し、一つのことに集中できない決定的な欠陥があり、塾は無駄である。
 IQのほかに、この持続力と集中力は決定的な要因となる。持続性のない子、集中できない子には、塾は無駄である。
 私立中高一貫校に行くことが、必ずしもベストではない。私立中高一貫校出身者に占める東大合格者は、50%超である。40%超は、地方の県立、都立からの合格である。いわゆる3年型都立の進学指導重点校からは東大を始め、京大、一橋などの国立大に大量に合格している。早慶合格者の数も大量である。3年型都立を選択することがいいのは、それだけではない。私立中高一貫校にかかるコストは中学で300万弱、高校で400万弱と言われている。さらに中学受験にかかる費用も400万弱かかる。もし3年型都立を選択すれば、大手塾に払う費用も節約できる。世の中の親たちが狂ったように中学受験に狂奔し、難関私立は高校入試を廃止し、早期取り込みへと商売に徹する。そういうところにIQがそれほどでもない子どもたちが殺到する図式である。親が大切なことに目を背けて大手塾に行きさえすればと親子で熱を上げる。自分の子が、IQがそれほどでもない子が、基本を身につける機会を喪失し、最初から見えていた勝負の結果のままに、基本欠落をそのままに第三志望、第四志望に流れ、あるいは公立へと流れる。

 子どもにとってもっとも大切なもの、それは基本を理解し、基本を磨き、強靱な精神を培い、自らの判断で強い勉強する意思を持ち、未来に向かって精進を重ねる人となることである。竹の会はそういう道場でありたい。

 

 

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