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究極の助言(2)

2022.01.18

究極の助言(2)
正しいものは分かりにくい‼️
この肢が正しいことを言っているのかどうか、これは判断が実は難しい。人間というのは、粗探しは本能的にうまいのです。正しいものを探すのは難しいが、間違っているのを見つける方がずっと楽です。正しいと思うとみな正しいように見える、そういう経験はないですか。正しいものはわかりにくい。だから「正しいものを一つ選べ」の解き方は、4肢なら間違っている3肢を探すことの方がずっと楽なのです。消去法です。
「間違っているものを一つ選べ」ならどうか。これは4肢問題なら、3肢は正しいわけです。1つの間違い探しですね。とにかく間違いを見つければいい。間違い探しの方法は、まず本文と比べることです。本文の主張と矛盾していないか、です。次に、他の肢との比較です。これは相当注意深くやらなければならない。肢が好きなことを言っていると感じますか。
 ここで考えることは、肢の作られた時間的順序です。出題者はまず正解肢を用意しています。出題者は、正解肢を見ながら、偽物の肢を作ります。だから偽物はどこか本物の肢の名残りを宿しています。一番稚拙なのが、正解肢と反対の内容にすることです。しかし、これだとたちまち2つに絞られてしまいます。やはり正解肢を何気に意識した肢を作ることではないでしょうか。
 まず、①なら①を正解肢として考えてみます。この正解肢を見ながら他の肢が作られているかどうかを検証していくのです。ただ困るのは、出題者がもしかしたら偽肢を見ながら偽肢を作ったかもしれないことです。
 とにかくある肢が何かを見ながら作られたものかどうか、を検証調することです。2つの肢を比べて出題者の心理を探るのです。
 そういう心理分析の訓練が大切です。
 
 テクニック1
 問いの形式と答えを「繋ぐ」
 問いが「どのような形で表れているか」という形式なら、「〜のような」形と「繋いで」みてしっくりこなければなりません。
 「5字以上10字以内」で「抜き出せ」という場合
  「抜き出せ」というのは、そのまま書き抜くことです。
  「5字以上」というのは、最低5字でもいい、つまり5字で本文の中に答えとなる部分がある、ということです。おヒレがついても10字です。

 テクニック2
 物語文の記述問題の解き方
 これは、論説文、説明文でも同じなんですが、国語の長文問題を解くときは、予め自分で読解の枠組みを用意しておくことです。
 それは、つまり、この文が何について書かれているのか、という当たりをつけておく、ということなのです。論説文なら、最後の段落に、そういう枠組みが書かれているはずです。だからまずそこから読む。次に、設問を読む。設問が出題者の関心のありかを示しているからです。
 特に、最後の設問は、この長文全文のまとめのような立ち位置にある。だからここでこの長文の主旨の見当をつけるのです。
 論説文というのは、筆者の主張である。ある命題の論証である。論説文の特徴として、二元論の構成を取ることである。例えば、開発と環境破壊など。つまり、論説文の枠組みは、二元論思考にあるから、問題文からまず、何と何の対立か、掴むことである。
 二元論については、後述
 物語文記述式の解き方
 物語というのは、筋書きがある。何が書かれているかを簡潔にまとめたものを梗概というが、この物語はどういう展開になるのか、大雑把に予測しておく。
 例えば、幼い心が、成長して、自我の目覚めるまでを描くとか。
 貧乏だった時代、卑屈にならずに、苦労を重ねながらも、成長してゆく姿とか。
 こういう物語の主人公の心の状態を尋ねる問題が苦手な人が多い。
 こういう問いには、まず、本文中の心情を表す言葉、行動を手がかりに考えることになると思うが、決して本文に根拠のないことを書いてはならない。
 しかし、本文に根拠があるとしても、ここでは主人公の心の変化を定番の決め言葉(端的に抽象化した言葉)で書かなければならない、ということは知っていておいたほうがいい。
 「初めはなになにと思っていたが、いつしかなになにのように思うようになっていた」と「なになに」の部分は本文中にある具体的な内容を書くのだが、ここで心の変化を表す決め言葉を書くのである。
 それには、定番の決め言葉を使う。

 これは、実は物語の枠組みから考えることによって自然に出てくる言葉である。主人公の成長の過程を描いた物語なら、当然そのような文脈から出てくるはずである。つまり、主人公の心情は、物語全体の主人公のどのような変化を描いているか、によって定まることである。
 主人公のどのような人生を描いているのか、である。
 だから、自己中心の「幼い心から周りのことを考えられる心に変化している}というような成長の視点で「見る」こともできる。
 定番の決まり言葉は、どこで学ぶか。
 簡単である。過去問集の学校発表の正解例から探すのが一番である。
 それでは、ここで、定番の決まり文句の例を少しばかり、あげてみよう。
 「虚勢を張る
 「実感が持てない
 「張りつめていた気持ちがゆるむ
 「喜びを分かち合いたい

  みな国語の過去問の正解例の中に書かれている、よくある言葉である。過去問を解いたときは、正解例の決め言葉と心の変化のきっかけとなった具体的事実をよくチェックしてノートにまとめておくことです。
 国語の過去問集で勉強するとき、学ぶのは、記述式の正解例から、決め言葉を学ぶ、いや解答の方法、記述の方法を学ぶことにある。それは学校発表の解答例ならさらにいい。
 
 国語の検算
 それは、自分の答えと問題文をつないで、文の意味が通るかどうか、を確認することである。
 試験というのは、「問いに答える」ことである。多くの答案が、「問いに答えていない」ために不合格となる。つまり、問いに答えていさえすれば合格するのだ。
 
 難問の対処法
 かつて桜修館の作文問題で、ヤジロベーの写真が出た。説明も何もなく、「この写真を見て考えたことをかけ」である。少なくともヤジロベーがどんなものか、知らないと書きようがない。すぐにバランスを保つように復元することを知っていたら何かは書けたであろう。
 これと同じような事態は、試験ではそれこそ頻繁に起こりうるはずである。
 かつて司法書士試験の書式の問題で、当時の受験生用のテキストにはまず載っていない否認の登記が出たことがあった。こういうときどうしたものか。とにかく「知らない」から書けないと諦めるのか。
 かつて東大の英語作文で、猫の遠近写真が出て、それを英語で書け、という問題が出た。「遠近法」というのは、英語でなんというのだろうか、と考えた人には、難問で時間が空転したことであろう。
 問題をそのままに、つまり相手の、出題者の土俵で考えたら、わからないに決まっている。大半の受験生が、難問が出た‼️ ダメだ!と諦めたことだろう。
 しかし、ちょっと待ってくれ!
 みんなにとって難問なら、何か書ければ点になるのじゃないか。
 ちょっと想像力は働かせることは必要かもしれない。
 否認の登記なら、何かの登記の効果を否定するのか、と想像を働かせるわけである。否認というのは破産の登記の否認の意味であるが、その効果を知らなくても、民法をやっていれば、詐害行為取消の登記と似たものかなと推測できそうである。
知らなきゃ終わりではなくて、そこから想像して、自分の知っているレベルにまでもっていって考えてみろ、ということだ。遠近法の英語表現を知らなくても、遠くに小さく見える猫の英語表現はできそうではないか。要するに、いたずらに自分から問題を難しくするな‼️ということだ。
 私は数学でも算数でも、できるかぎり簡単な、シンプルな解法を考えるように心がけているが、これも難しく考えれば難問となり、よりシンプルな解法を求めれば、至って簡単な問題だったということになるのだ。
 ヤジロベーという名前もどういうものかも知らなくても、想像力を働かせて、シーソーと同じかなみたいな、要するに、身近なところの自分のよく知っているものに話しを持って来れれば大成功だ。
 要するに、難問に出会ったと思ったら、相手の土俵で闘うのではなくて、自分の、勝手知ったる土俵に持ち込んで考えろということだ。ここでものをいうのはもちろん想像力だ。私は「赤毛のアン」でアンが才能を発揮したのは、アンの想像の賜物だったのではないかとよく思う。
 

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