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箍(たが)を緩めるな‼️

2023.03.15

箍(たが)を緩めるな‼️
たが【箍】
桶や樽などの周囲にはめ、その胴が分解しないように押さえつけてある、金属や竹で作った輪。

 受験は、一旦踏み出したら、一気に駆け抜ける、畳み掛ける、決して手を抜かない、これが成功の鉄則である。
 落ちた人は、必ずどこかで箍(たが)を緩めているはずだ。畳みかけるべきときに、手を抜いて、緩めているはずだ。
 落ちる人というのは、総じて半端なのである。ここぞというときに手を緩める。だから落ちるのだ。落ちた人は胸に手を当てて思い返してみたらいい。必ずどこかで箍を緩めている、間違いなく箍を緩めている筈だ。
 まだ入会したばかりだからと最初は季節講習はやめてておきます。ほかにやる勉強があるので季節講習は最少時間のものにします。夏は出ないことにします。冬は家で頑張ります。
その結果は、100%悲惨な結末で終わっている。そういう申出は破綻の選択であることはわかりきっていることなのである。確実に、遅れる。遅れるの意味を知っていますか。
 先へ進むのは、速い、したがって早い。早いというのは、特別の意味がある。加速という言葉を知っていますか。速いというのは、加速に加速する。例えば、冬期に進めれるば、次に、さらに先に進める、次第に加速していくのです。冬期を休むということが取り返しのつかない誤算だということがわからない親もいます。家で一人でやる勉強なんて意味がありません。竹の会の季節講習を舐めてはいけません。みんなこれで飛躍したのです。合格を、確実にしたのです。受検とはカネのかかることです。カネをかけないなら受検など志さない方がよかったのです。塾を舐めてはいけません。
 試験とはカネのかかることです。将来大学入試、大学院、国家試験みんなカネをかけなければ受からない。社会はそういう仕組みになっています。国家試験のためには2以上の予備校を利用する人もいます。その方が受かるからです。大学入試の予備校も2つの予備校を受け、教材を手に入れる人もたくさんいます。受かる人ほどそれをやります。試験とはカネのかかるものです。
 箍を緩めるな‼️
 遅れるというのは、恐ろしいことなのです。学校の授業に遅れる。これはすでに破綻しています。学校程度の勉強に遅れるなどありえません。それはトップ都立の受験の資格なしということです。加速という言葉は、遅れるとさらに遅れる、どんどん取り残されるという意味を踏まえた言葉です。遅れたというのは、高校入試は既に破綻しているということです。中学受検はすでに破綻しているということです。
 受かる子は「速い」。普段から遅れる、遅いことを勉強の習慣としているとこれは抜けられない。「速い」に馴化するのは、箍を緩めないことです。落ちる人は、箍を外す人です。受験は箍を外すから落ちるのです。
 箍を外すたびに、わたしは落胆しています。失望しています。だってそれだけ合格から遠ざるからです。休めばその分頑張ればいいと言う人、考える人がいます。その分頑張ったら取り戻せると考えているのです。そうでしょうか。箍を緩めず頑張った人はもう先へと進んでいるのですよ。あなたが箍を緩めた分を埋め合わせているとき、ライバルは、さらに先へ加速をしていることでしょう。もはやその差は努力では埋められるものではないのです。取り戻すことなどできないのです。箍を外した人は、遅れたところから始めます。わたしはいつもそれに付き合ってきました。箍を外した人はもはや第一志望はあきらめるしかない。そのことに気づくのはそのときがきてからです。そのとき、実力がなかったからと思うかも知れません。しかし、真実は箍を外したからです。
 受験には、遅れるということは、致命的です。既に勝負ありとも言えます。なぜって、進めている人、はるか先へ進めている人、そういう人に勝てるわけがないからです。受験とは、早め早めに、前倒しに、箍を外さないで、先へ進めた人が勝つ仕組みになっています。

 あなたたちは受験の仕組みを知らないから、知ってても後で頑張ればなんとかなると高をくくっているから失敗するのです。後でなんとかならないのが受験なのです。
 もしあなたたちが、受験に失敗したのなら、あなたたちは必ずどこかで箍を外していたことを思い出してください。箍を外していたならば、落ちたからと言って嘆かないでください。箍を外す選択をしたというのは、落ちる選択をしたということだったのだということを自覚してください。落ちてあたりまえなのですから、嘆くことなどないのです。

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