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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

都立中高一貫校専門というより思考訓練専門塾/日比谷、慶應はもともと得意の学校だった/小学生をまともに指導できない塾が塾と言い幅を利かす東京

2018.04.10

 いい天気ですね。春とは言え、空気は冷たい。ただ歩くと途端に暑くなる。花粉にもさすがに慣れてきたのか、ひどいのは朝目覚めたときだけ。もうすぐ5月の連休で、6月の梅雨がどうなるのか、わからないが、7月、8月はすぐだ。先日竹の会の中1に勉強時間を尋ねたら、「昨日は、休みだったので、10時間ほどやりました」という言葉が返ってきた。かれはもう正負の数はもちろん、文字式、一次方程式、関数はとっくに終わり、今はもう空間図形に取り組んでいるから、早晩中1数学は終わり、連休頃には、中2の数学に入っているかもしれない。竹の会というのは、このように勉強する気さえあればいくらでも進められるのに、なんだかんだとやらないできた中学生がいたわけです。そういう中学生は今は一掃されていなくなりましたが、中学生については、そういう兆候が見えれば、迅速に退塾の処置をとらなければならないということを改めて反省しております。退塾処分にしにくかったのは、別に素行がどうのということではなくて、人間的にはごく普通の子たちであったことがあり、ただ勉強をしない、というか、竹の会の指導にしたがって進められない、この一点だけが問題であり、見極めるのに、斟酌したためです。居眠りばかりしていた、レジュメをほとんど出さない、中には中1の文字式に入って以降ほとんど出していない、という生徒もいましたが、課題は完全に無視していた生徒もいました。遅ればせながらそういう生徒を悉く退塾とすることができて、ほんとうに身体が軽くなったようです。

 小学生については、正直に告白すれば、小6について、入会時期の遅い子たちが例によって、かなり遅れた状態で、いわゆる受検のための指導に入れない子たちがいます。これについては、去年の反省から、途中でやりかけのレジュメを中止すると、秋にまったく伸びないということがわかっており、ここは辛抱強くじっくりと思考に時間をかけることにしております。その分適性指導は遅れますが、しかたありません。小4期に入会した子たちは、小4のときにじっくりと時間をかけて思考を訓練してきた成果が顕著で、やはり小学生の指導というのは、小4早期がいちばん適切ということが実証された格好です。

 5年生では、遅い、ということは、ことある毎に申し上げてきましたが、小4期に、たまたま竹の会を知っていたとしても、それでも懐疑心は否定できずに、大手に行くというのが世の親の選択であることは、百も承知のことですから、なんということもありません。たまたま竹の会を選ばれた親御さんだけが、竹の会という塾の実質を知ることになった、そういうことです。

◎子どもの本質、勉強の本質を理解しないアホ親の蔓延る東京

 志望の学校の評価ばかりして、巷の塾の値踏みばかりして、肝心の子どもの実力はさっぱりの親ばかりが、増えて、笑えます。 こういう親はとにかく学校説明会の類いが大好きで、小石川だとか、九段だとか、高校入試なら、日比谷だ、西だと、それは熱心に顔を出す。子どもを連れて行く親も多い。子がまた素直にしたがうのも現代の特徴です。こういう親というのは、塾の値踏みもやらずにはいられない。サピ、早稲アカ、Z会、希、エナ、栄光ゼミ、とにかくたいていの塾には説明を聞きに行っている。また同じ穴の狢というか、似たような母親が必ずいて、情報交換を、頻繁にやる。だからとにかく学校のいろんな真偽不明の噂には詳しい。ある種、異常な母親たちである。 自分の子をどう自分の情報と整合させるのか、というと、そこのところはかなり曖昧というか、結局何もしない。とにかく落ち着かない連中である。 肝心の子どもの力をどうつけるか、そこのところは、たいてい考えていない。なんとも荒い、軽い、選択ばかりする。 子どもがコツコツと地道に勉強するということを評価してないとしか思えない。塾が何をやってくれるのか、どんな素晴らしいテキストを使ってやるのか、どんないい講師が、どれほどいい教え方をしてくれるのか、そんなことばかり、に心があるようである。 子どもはこういう親にしっかりと同調して、真面目にコツコツ努力して成果を勝ち得るという考えは毛頭ない。いつも誰かが何をしてくれるのか、ばかりを期待するようになる。自分が何かをするのかではなくて、だれが何をしてくれるのか、そういうことばかりに気をとられている。そういうことが続けば、いつしか勉強というものを真面目にやることはなくなる。 しかし、勉強というのは、地味な、孤独な作業にほかならない、誰かが何かをもたらしてくれるのではなくて、自分があれこれ悩み、考え、工夫して、何かを掴んでいく過程にほかならない。勉強は、そういう本質を持つものだということから、目をそらして、自分を騙してきたことのつけは早晩払うときがくる。 アホな親が、その時に、どう自分を正当化するのか、見ものであるが、十中八九誰かのせいにして終わるに違いない。子どもも他人のせいにして泣き叫ぶのは変わらない。どうも救いようのない親子ではある。ダメ親、ダメ子、ダメ男で自己完結している、つまりダメでくくれ、因数分解できる連中であることがわかる。

 話しは変わるが、中3になって習う因数分解は、国語の分析の道具「抽象化」を数式で説明したものである。共通因数でくくる、というのは、抽象化で言うところの共通したものでくくることにほかならない。してみれば、抽象化というとき、この因数分解の記号処理が役に立つはずであるが、いかがであろうか。

◎勉強時間のこと

 中学生なら平日5時間、休日7時間以上は、あたりまえの話しです。少なくともわたしの級友で将来に旧帝大へ進んだという者はそういう人たちばかりでした。東大理系に現役合格した、幼馴染みのF君が、中学時代1日7時間勉強していたのは、有名な話しでした。それは当時の理科の先生が、授業の度に吹聴していたからです。理科の実験教材がたまたま1冊足りなくて、F君がもらえなかったとき、F君は一晩徹夜して、その教材を写してきたことがありました。今ならコピーすれば済むのですが、そのF君の書いたノートがまるで活字のようで、図がまた詳密でみなが驚いたのです。あのレオナルド・ザ・ビンチのノートを彷彿とさせるものでした。

 どんなに頭がいいのかしれないが、また学校の成績がいいのかしれないが、こういう本物の真面目さというものがない子はダメです。自堕落と勉強とは相反する性質です。小学生についてもわたしは、特に、夏1日最低でも7時間の勉強を希望してきました。夏7時間の勉強をした者のみが、合格の資格を得る。 去年の小6で、これを実行したと思われるのは、4名のみと認識しています。うち3名が合格を果たしております。7時間やらなかった者は、どんなに優秀でも、模試の成績がたまによくてもまず落ちている。これが事実です。 中学だって当たり前ですが、同じです。中学になったら、部活を口実に勉強しない生徒が続出しますけど、中学になったら、受験の時以上に勉強しなければならない。ところが何を勘違いしたのか、途端に勉強しなくなる。定期試験などは、ちょっと頭のいい子なら成績もとれるわけですが、すると勉強を侮ったのか、勉強を舐めてくる。ここが凡人中学生なわけですが、中学なら、平日5時間、休日10時間が当たり前です。 中学で勉強しない日があるなど論外で、2時間前後の勉強でいったい何ができるというのか、バカバカしくて相手にできません。 わたしは、本当に合格したいのなら、夏は、7時間.最低でも7時間です、 竹の会で、27年に4名の小石川合格が期待された子たちがいたことがありましたが、この中で、夏7時間をやりきったのは1名だけ、その1名が合格しました。他の3名は、誰が合格してもおかしくないほどの逸材揃いでしたが、1日3時間とか、4時間ばかり、中にはほとんどやらなかったという猛者もいましたが、この3人は早稲田の模試でも成績優秀者の常連でもありましたが、結局そんなことはなんの意味もなく、落ちたのです。勉強しない者は落ちる、ただそれだけのことです。 それでは小学生の普段の勉強はどうか、もちろん理想は、5時間です、今年の合格者は、これを実行した人たちです。

 今年の小6のみなさんが、どういうことになるのか、わかりませんが、夏に1日7時間やらなければ、落ちる、これだけは忘れないでください。いや、その前に、今のこの時期、春うららかなこの時期に、のんびりと過ごさないことです。今こそ、今がいちばん勉強できるときなのです。この時期にまだ時間に余裕があると判断したのか、習い事、稽古事に時間を費やす人たちがいますけど、そういう人たちが、夏が終わり、いちばん伸びていく時期、つまり秋に悉く失速していったことは記憶に新しいことです。 勉強を先送りした人たちは、5時間どころか、何かと勉強しない人たちだったと思います。そういう人たちが受かるほど甘くはないのです。2月3日の本番に力を思う存分に発揮して、2月9日に掲示板に自分の番号を見つけることができるのは、もう今の時期から、それは真剣に勉強してきた人たちに限られるのです。この時期にまだ時間があると習い事、稽古事に時間を使うのは、自ら失速すべくして失速する道を選択することにほかならない。

◎ほんとうに受かりたいのなら、私の言う通りにやってみなさい、 言う通りにやらないから、落ちるのです。 レジュメは、頻繁に出しなさい!  不合格ハンコを嫌がるな! 課題は先送りするな! もらったら、次には必ず出せ ! 勉強時間の鉄則は必ず守れ! 家庭の事情、連休、夏休みの旅行、盆、年末の実家帰省、レジャー、習い事、稽古事で、勉強を蔑ろにするな!

 

 

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