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2023.11.25

🔛開成受験者の悩み
 なぜ伸び悩むのか
 硬い殻に嵌められた、大手の難関校受験生たち
 今年、6月頃、大手に通う慶應志望という子の母親が、英語塾を探していると、竹の会に問い合わせの電話があった。電話は余程のことがないと出ないのだが、たまたま出たら、英語塾を探しているとのこと。英語が伸び悩み、慶應志望で今大手に通っている、そういうことだった。
 竹の会はそういう塾ではないので、丁重にお断りした。どこか英語専門の塾を探されるようにと助言したのだが,どうも竹の会の開成合格者の話しをしてきて、英語はどうして勉強したのか、もともと頭のいい子だからできたのか、みたいなことを聞いてきた。竹の会の英語の指導を語れば長くなるので、わたしの本を読んだだけ、とか適当に答えたら、「へっ」みたいな感じだった。
 確かまだ「新英語ポイント集」が出る前だったので、後から考えるとおかしなことを言ったようである。
 その生徒がなぜ英語ができないのか、伸びないのか、本当のところはわからない。
 ただ一般的なことは言える。
 考えてみてください。大手では、能力の高い生徒が大勢集まります。彼ら彼女らは、大手で、同じ教材を買わされ、同じカリキュラムで、同じ講師から同じ授業を受けるわけです。また大手の用意した特別講座などのオプション講座をみんながとり、季節講習も目一杯取るわけです。つまり、外的条件は同じ。そういう中で、差がつくとしたら、それは能力差しかないではないですか。つまり、もともとある知能の高さで、序列が決まるということです。もちろん努力は目一杯やってる前提です。
 大手のカリキュラムの枠の中で、大手から与えられた教材をいくらやっても、能力差の壁は越えられないのです。
 お分かりですか。伸び悩むと言いますが、そうではないのです。固定の序列から抜けられないだけなのです。大手の設けた枠内である限り,どんなにあがいても能力差がそのままに現れるだけです。
 大手の殻を打ち破るには、大手の頸木を断つしかありません。大手のシステムというのは、本質的に、能力の序列を固定化したシステムなのです。その証拠に、日能研やサピックスの能力別クラス編成によって一度決まった席順、クラスが、上がることはほとんどない。あるとしたら、それは怠けて下がった者がいた場合だけである。能力の序列は、同じ授業、同じテキスト、同じ講師である限り、永遠に変更はない。
 親は、序列を破れないのは、伸び悩んでいるなどと単純に考えているが、いくら頑張っても、努力を重ねても、序列が変わらないのは、大手システムの枠内にいる限り、当然の帰結である。何を血迷ったことを言っているのか。自らが大手に身を託したのならそうなることは最初からわかっていたことなのだ。大手に何を幻想を抱いているのだ。大手はバカを天才にしてくれるところではない。天才が自称天才を踏み台にして、天才の地位を確立するところなのだ。
 もう一つ、大手は、合格実績なるものを謳い上げるけれど、これは、話し半分以下に聞いておかなければならないはずだが、大手の側もそれを聞く受験生や親も、それがすべてのように信じて疑わない。
 しかし、合格実績というのは、不合格実績が闇の中に葬り去られている、それを不問に付しての合格実績である。不合格実績の闇は、複雑である。第一志望を落ちた者は、合格者の8倍ということもある。10倍ということもある。第一志望に落ちれば第二、第三志望に流れる。ここでも第二志望に合格しましたという実績を高らかに叫ぶであろうが、この合格者が第一志望は落ちましたということは見事に第二志望合格で不合格者ではなく合格者としてカウントされるのだ。例えば,開成30人合格と出しても、300人は不合格者がいたのかもしれない。その300人は、第二志望の巣鴨とか、城北に受かったかもしれない。いや全部落ちたか、第三、第四、第五まで落とした生徒もいることだろう。合格した30人が、早慶などに受かるとそれはそのままカウントされることも、合格実績の嘘の一つだが、やはり不合格者の闇はあまりにも深い。
 大手心棒の親や子が、(天才たちの作った)合格実績に、釣られる心理は、この塾に行けば自分も「天才になれる」と薔薇色の誤解をするからである。なわけないだろ。この辺のなんともおめでたい思い込みこそ、大手の営業には都合のいい、実は、合格実績のご利益なのである。
 開成、筑駒受験者の陥るジレンマは、以上の如きものである。
 さて、序列固定化による、潜在的落ちこぼれ層の活路は何処に見出されるのであろうか。この潜在的落ちこぼれ層は、第一志望には受かることなく、もしかしたら第二志望、第三志望も高嶺の花で、第四志望に落ち着く人も少なからずいるに違いない。
 大手システムという、天才炙り出しのためのシステムは、当然に潜在的落ちこぼれ層を廃液とするシステムなのである。
 竹の会の開成・筑駒合格者が、サピックス、早稲アカ、Z会などの天才軍団をごぼう抜きして、一躍一番に躍り出たのは、この大手の殻のどん詰まりを知っていたからである。
 要は、大手が作り上げた殻を破壊すればよかったのだ。どこの受験界も、予備校、大手塾が、作り上げた偏差値、知識限界、難問などに支配されて、みな大手の殻に閉じ込められている。高校入試は、この殻を破れる契機がある。なぜなら上に大学入試があるからである。大学入試では、残念ながら、殻は破れない。予備校の殻は破れない。しかし、高校入試は、予備校の作った殻を違う次元で無効にしてしまう、より高次元の大学入試があるのだ。
 少なくともわたしはそう考えた。そしてわたしは、大手の天才軍団を打ち破る作戦を立て、実行していった。数学、英語、国語、理科、社会のすべてについて、わたしは、大学入試から見直し、作成を立てた。わたしはまんまと大手の作り上げた枠の中で、四苦八苦する親子を横目に見ながら、中3の6月の駿台模試デビューを夢見て、戦略的指導を着々と遂行していったのだ。
 駿台模試全国一位‼️
 この報告は、わたしの待ち望んだ結果であった❗️
 よく開成、筑駒に受かったというと、「もともとできた子なのですね」とたいていの人が判で押したように同じことをいう。
 ちょっと待ってくれよ。大手には、もともとできた天才がウヨウヨいるでしょ。そういう天才軍団に、もともとできたから、勝てた❗️ などと軽々に言って欲しくない。
 だったら大手に行けば、やはり全国一位が取れたのか。
 大手には、できる天才ばかりが集まっている。そういう環境でそういうことが言い切れるのか。
 あなたたは、何もわかっていない。
 大手の潜在的落ちこぼれ層ももともと天才と言われた子たちだったのだということを、忘れてはならない。
 とにかく大手心棒者は、自分たちが、システムの罠に陥ったことも気がつかないで、なにもかも「もともと頭がよかったの」で理解してしまう。そんな単純な頭だから、罠に落ちたことも気がつかないのだ。

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