画像
中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

現代受験論 🟥直前に伸びないのは何故か⁉️

2025.01.27

🟥直前に伸びないのは何故か⁉️
 それまでの節約が牙を剥く、簡単な理由⁉️ 絶対時間数の不足です❗️
 

 遅いから間に合わない❗️ 遅いのは指導時間不足だから❗️やった量が極端に少ないままに受験直前期に突入することになったから❗️

 直前にだけ時間を投入しても手遅れです。それまでの蓄積がこの時期に一気に開花するのだから、それまでに蓄積がないなら開花もしない理屈です。
 受験は節約型だと失敗する❗️ 中学受験なら小5までの勉強量、高校受験なら中2までの勉強量が合否というか、志望校を取れるか否かをおそらく決定づけます。
 都立中全落ちの年がありました。その年の受検生は、コロナ禍の被害者であった。またエナなどから小5後半、小6途中などに転塾してきた子などもいて竹の会の基礎課程の抜けている子たちもいました。遅くに来る親はテキストは親が教えても答えを出して先へ進めればいい、という考え方を取りがちです。大手思考なんですね、レジュメ集をそのように終わっても何も力、思考力はついたことにはならないのに。またコロナ時期までの家庭は小5までは徹底して節約型でした。コロナ時期ということもあって敢えて夏の指導には参加しなかった子達。小6は、直前期になって、成績は伸び悩み、とても合格できるものではありませんでした。親は子どもが途方に暮れている。どうしたらいいか、というようなメールもありました。しかし、どうにもならないのです。小5まであれだけ手を抜いていたではないですか。わたしが憂えていた通りになりました。
 直前期にいくら頑張ってももう手遅れです。すべては「遅いこと」に帰因します。遅いから、必要なレジュメの絶対量を確保できなかったのです。遅いのは、能力もあります。しかし、夏講習をスキップしたり、節約したコースしか取らなかったり、その積み重ねが、こなしたレジュメの量の極端に少量であることに現れました。やる予定であったレジュメもほとんどがやらないままに積み残されるがままでした。
 今、中3の中にはなかなか得点が伸びない生徒は、中2までにやった絶対量が少ないからです。「入試数学ベーシック」を中2までに終わらせているか。終わらせるとは、少なくとも3回の解き直しを含みます。理想は7回解き直しです。英語にしても、英文解釈書「偉人伝」を終えた者がどれだけいるか。「英語ポイント集」を中2まで何周回せたのか。すべては遅いのです。だから伸びないのです。遅いなら指導時間をできるだけ増やすしかない。しかし、これは、家庭の事情だから仕方ない。もし最大限時間をかけて来られたならまた違った結果になっていたと思う。

 これまで落ちた人の90%以上は、指導時間の絶対量不足、欠落です。指導時間不足は、家計もそうですが習い事、稽古事など様々です。

 他の要因としては、内申が極端に悪いとか、精神的未熟(幼い)があります。
 特に、能力的に「遅い」子には、指導時間をかけてやること、少なくとも進度を人並みに、場合によっては、進度が加速する可能性もありますが、どんなにできる子でも指導時間が足りていない、ということで失敗するのは普通にあります。
 節約型の家庭では、どうしても家庭での独学ということになります。これは小学生の場合はほとんど無意味になります。時間の無駄になります。中学生はどうか、ということですが、どんなに優秀としても、先人の助けなしに独断で進める勉強は如何にも効率が悪く、指導者のいる勉強とは月とスッポンの違いがあります。指導者の畳み掛けるような指導の流れに乗って行きさえすればゴールに到達できる可能性は高いのです。独学ではどうしても効率が悪く無駄な遠回りの、しなくていい勉強をすることになります。また狭い、偏りのある勉強は避けられません。
 何度も言うようですが、受験学年になってからでは遅いのです。小6で、中3で伸び悩むのは、小5までに、中2までに手を抜いていたからです。受験学年になったら、伸び悩むことに処方はありません。そうならないように警鐘を鳴らして来ましたが、なかなかわかってもらえないのが現実です。受験学年になって、成績が伸びず、しかし、どうしても受かりたい、どうしたらいいですか⁉️と親が泣きついてきます。しかし、前年の夏には講習には参加しなかったこと、節約型でずっと来たことは、忘れてしまったのか、わたしには言いたいことはあります。「もはやなす術はありません」と言うしかないでしょ。
 受験の真理はもうわたしにはわかりきったことです。速い者、早い者は受かり、遅い、遅れる者は落ちる。それだけのことです。
 指導者・先人の助けを借りた者は受かり、独りでやれば、小学生なら親に教えてもらっても、落ちる。それだけのことです。
 竹の会は、指導で受かる。今はわたしはコンサル指導と呼んでいます。指導というより、コンサルの色合いが強いと思っています。
 コンサルとは、個人を総合診断的に診ながら適切な指導方法を選択していく、検査指導を通して病的欠陥を時宜よろしく発見し迅速に最適の手を打つ、これを処方と呼んでいます。 

ページトップへ