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都立中高一貫校/都立高校トップ校 受験専門 渋谷で創立30年

私を真剣にさせてみろ‼️

2023.01.07

私を真剣にさせてみろ‼️
 怠け者、勉強に関心の薄いもの、例えば、何か家庭の事情とやらで、よく休む者には、わたしの熱も冷めるであろう。勉強を平気でスキップする、飛ばす者には、わたしは自分ではどうにもならないくらい冷淡になるのが、わかっている。こういう子は落ちるだろうし、正直落ちても何の感情もわかない。プロというのは、冷酷であり、非情なものである。これは自分の仕事ではないと、悟ったとき、仕事は終わっている。 これは、私の仕事だと実感したとき、その仕事は私の必ず成功させなければならない至上命令でとなり、私の使命となる。どんな困難にも立ち向かいなんとか切り抜ける道を探るであろうし、どんな障碍にも負けない強い精神で立ち向かうであろう。プロとはそういうものだと心得てきた。しかし、「これは私の仕事ではない」と判断したとき、私は、その仕事を断ち切るに躊躇はしない。すでに仕事ではなくなっているからである。
 たまにどういう真の意図なのかはわからないが、多くは受験一年前のことが多かったから、多分大手塾に行くからなのだろう、突如として退塾する子がいた。竹の会では、難関私立は受からない、と踏んだのであろう。別に、それはそれでどうでもいいことである。竹の会を信用しないという意思を退塾ということで表明したわけである。しかし、不可解なのは、それから2、3年経って、「受かりました」と知らせてくる、感覚である。それまで一切のやり取りもないのに、突然知らせてくる。「どうだ」とでも言いたかったのだろうか。実はツッコミたくなるところは多々ある。しかし、わたしの仕事ではないので一瞬で忘れる。
 子どもが、指導に食いついてこないなら、それは私には指導不能な仕事であり、私の仕事ではない。指導に食いついてこない原因は、たいてい能力不足であるが、性格ということもある。家庭環境によっては、ねじれた性格から素直に指導に従わないということもあるからである。私は勉強に関心のある子を指導するのが仕事であり、勉強に関心のない子に勉強に関心を向け競けさせるケアが仕事ではない。
 母親、時に父親が、指導に口出し、完全支配する子の指導は、私の仕事ではない。たまにいるが、志望校は一切明かさず、定期試験の結果や内申など一切報告もなく、秘密主義を貫く家庭の子は、そもそもなんで竹の会に通うのかわからない。もちろんこれはわたしの仕事ではない。わたしは何もしない。模試を私にこっそりと外部で受けて知らん顔している生徒もままいたが、もちろんわたしの仕事ではない。
 日比谷を受けたい、難関私立を受けたい、と私に申し出ながら、サッカーに打ち込む、部活で遅くなるのが常態とか、家庭の事情、たいてい旅行などで突然休む、学校行事で勉強できないなどは私の仕事ではない、と判断しています。
 わたしの指示、それは生徒との約束ですが、それが流されるのであれば、私は、その度に修正しなければならない。カーナビで設定した目的地、道路を予定通りに行かなければ、カーナビは自動修正してくれるが、わたしの仕事は、修正の効かない仕事である。受験というのは、準備期間が限られている。高校入試なら準備に与えられた期間は3年弱である。中学受験も通常3年と見ていいが、小2から準備できることもあるから、もう少し時間はある。時間に限りがあるからこそ時間の浪費は極力避けなければならないのに、小学生のいる家庭ほど何かと時間を無駄にする。習い事、稽古事、スポーツ、旅行などが価値序列では優先される。小6になって、時間がなくて、すべてが消化不良、積み残しというのが、こうした子たちの定型的「落ち」パターンであった。
 日比谷なら日比谷のための私の仕事の手順がある。その手順を進めるためには生徒の側が実行しなければなければならないことがある。その実行があって初めて私の手順は順調に進められる。実行あっての手順である。
 私を真剣にさせるほどの、何かが、わたしを突き動かす何かがなければ、わたしは、本気にならない。この子は落ちてはならない、合格させる、とわたしが決意したとき、私を本気にさせたとき、初めてそれは私の「仕事」となる。
 親の介入、注文、クレーム、勝手な行動、私の指導の想定外の横槍が、わたしを落胆、失望させる。それは、私の仕事ではない。
 

 私の期待した通りに責任を果たす。わたしを決して失望させることはなかった。不言実行のひと。合格者はなぜか寡黙の人が多い。静かである。礼節を心得る。敬愛の念を隠さない。わたしが逆に尊敬の念を持つほどに人柄に品位がある。約束を揺るがせにしない芯の強さが、私を感嘆させる。勉強に対する直向きな姿勢が私の心を揺さぶる。
 そういう人に私は「この子は受からせなければならない」、という強い想いを抱く…心を動かされる。動かされてきた。

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