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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

αコース

2024.04.23

指導時間が少なければ落ちる❗️
 わたしは、このことは正直に言っておかなければならない、と思いました。季節講習では、短いのと長いのがありますよね。短いのは、低学年とか、経済的な配慮から、設けています。ただこれでは指導はとても合格には足りません。低学年だから短くていいということはないのです。指導時間は長ければ長いほど力はつきます。
 受験直前は、指導時間の多さで受からせてきたというのが真実です。指導時間が多ければできないこともできる。四六時中様子を見れる。検査指導を頻繁にして、弱点、欠点を洗い出せる。だから有効な処方を考えることができる。いわゆる手が打てる。
 もう何年も生徒の弱点対策をしてきたから、わたしのつくるレジュメは、切り込みがそういう視点になってしまう。生徒がなぜできない、そこから書く内容が決まる。
 このままでは受からない。そう判断することは度々ある。そういうとき、指導時間をかければもしかしたら受かるかもしれないということがたびたびあった。しかし、たいていの家庭は、この少ない時間でなんとか受かればと考える。だからさらに指導時間を増やすように交渉するというはまずない。指導時間数があまりにも少ない、足りないと、落ちるだろう、ことが確実に予測されていてもどうしようもない。わたしには不合格の報の後、指導時間をかけられなかったことの不完全燃焼がずっと燻っていた。
 ある時から、わたしは、指導時間が足りなければ落ちる、ということを正直に話すことにした。
 受験、受検はカネのかかる投資であり、能力があっても、能力だけで、カネをかけなければ落ちる、のだ。中学受験に投資した親ならそのことは知っている。しかし、都立受検の家庭は、入試、教育には、カネをできるだけかけない、という事情があり、だからここぞというところで、カネをかけないで失敗する。

 先生の言うとおりにやったのに落ちた❓ かつてそう言った人がいた。
 まず、季節講習はいつも最低時間だったということ、したがって時間が満足にかけられなかったということは致命的でした。

 先生の言うとおりやったというのは、最低最少の指導時間の中でということです。

 しかし、先生の言うとおりにやったというのも親の誤解です。
 レジュメの解き直しは、7回やりましたか? 課題は全て出し切りましたか? 特に、作文の課題は、毎回出しましたか? その書き直しは、合格するまでやりましたか? レジュメは合格はんこを積み重ねながら終えられましたか? 平日最低5時間、休日10時間の指定時間をやりきりましたか?  わたしはそうしたことがわたしの言うとおりに実行されたとはとても思えません。
 先生の言う通りにやったのに落ちた❓
 この言葉には、ウソがあります。そのことを一番知っているのは、あなたのこどもとそれを添削してきたわたしだけですよね。あなたの子どもがウソを言うことはないでしょう。親は子どもが何をやってきてるのかなにも知らなかった、しかも指導時間は最低を選択してきた。

 本番直前に伸び悩むのは、夏からの指導時間の不足のためです。直前にいくらカネかけてもだめです。もちろん直前に指導時間を最大に取るのは必須ですが、合格をする子は早くから最大限の時間を取ってきたからです。

 竹の会はコロナ時期は満足に指導時間が取れなかったことが響き、その時期に夏にほとんど出なかった小5たちの受検の年に惨敗しました。コロナ前には夏は10日コースを2つ用意しましたが、1、2名が両方に出て、都立青山と桜修館に受かりました。確か、平成28年までは、10日コースは1つだけでしたが、あの当時はそれで受かったのです。

 代々木教室の早い時代は、Sコースという1日10時間25日以上というのがありましたが、いつの頃からかそういうコースも消えてしまいました。

 最近はわたしの体力の問題もあり、なかなかそういうコースを組むことにも決断を要します。しかし、アルファーコースのような組み方をしないと、なかなか受からない、のはわかっています。本当に受からせたいのなら、徹底して長時間の指導を申し込むことです。落ちて後悔するよりもカネはかかったが受かったというほうが後味はいい。私立に行くことになれば塾にカネはかけなかったが、結局その何十倍もの負担を覚悟しなければならないのだから。

 代々木教室時代は、塾は最低のコースですませ、結局志望の都立を落ちて、併願の私立へ行く子が大量にいました。あの時代、最低の時間で受かったのは、もともと成績の取れる子だけでした。

 竹の会創始からやがて40年、今のわたしの、竹の会の指導は、過去と比べても最高の域にあると自負しております。わたしが本気を出して、手をかけた子は、受からせずにはおれない、そういう意識で指導しております。

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