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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

○塾とは、教育投資の場である!

2024.10.18

○塾とは、教育投資の場である!
 塾を習い事・稽古事と同レベルに考える親が、失敗する。「ピアノを習わせる」の感覚で、塾に通わせる。飛んでもない話しである。小学の教育は、近い将来の、成績の立ち位置を決めることになる重要な親の責務である。中学受験に限らず、むしろ主として、高校受験、さらには大学受験までも左右するのが、小学、特に、低学年時の基礎訓練である。進学大手も都立一貫大手も、この訓練の認識が完全に欠落しているから、大手に通うことがそのまま高校受験、大学受験のための基礎にならないのだ。
 塾は、習い事ではない。稽古事でもない。高校入試は、発表会ではない。近い将来、さらにはその後の未来の立ち位置を決める、人生の選択肢である。しかも全ての選択肢が同質・均質ではない。いい選択肢が選べるのは、学力による。つまり、学力によって将来を決めるのが、世の中の暗黙の了解である。
 このように塾は、将来の選択肢の可能性を広げる役目を担う。ところが中小塾でこのような認識を持って明確に指導するところは少ない。営業・商売繁盛を願って、言葉でありもしないことを実しやかに饒舌かは知らないが話す。もちろん言葉は嘘をつくためにあるのだから、言葉を信じる方が悪いのだろう。大手塾は、上底広告、誇大宣伝は常套手段であり、言葉の特質を最大に使って商売をする。冷静に考えてみたら、その広告の異常性に気がつくはずである。そんなに派手に広告するのは、広告をすれば単純な頭の親は大いに騙せると侮っているのだろう。あるいは、広告を派手にやるほど中身は空なのだということを悟られることを危ぶんでいるのであろう。だいたい広告が大げさなほど中身はいい加減なものである。三島由紀夫の「不道徳教育講座」でも読んでみるがいい。そこには、常識的に考えて嘘なものが一丁前に市民権を気取っていることがよくわかる。商売最優先の大手も選択肢の幅・可能性を広げるという役目は忘れ去れている。たまたま難関校に合格させることが、結果として、選択肢の可能性を広げたことになっているに過ぎない。だから大手は、習い事も稽古事もなんでも自由である。落ちるのは自己責任ということを徹底している。季節講習を目一杯に取らなかったのは、自己責任の表れに過ぎない。つまり、大手はもともと失敗に責任なんて観念はない。そもそも落ちた責任などと言う親は不可解なことを言うものだと思っていた。通常の回数だけにしたのは自己責任ではないのか。季節講習を目一杯取らないのは自己責任の発生を意味しないのか。できるだけカネを使わないのは当然結果に対する自己責任を承知してのことではないのか。試験が100%受かるという前提がなければ塾の責任など問えないでしょ。そもそも100%受かるなら受験じゃないでしょ。塾に入れば、100%受かるなどという制度はないし、そんなものがあると信じているのは、世の中が競争社会、生存競争だという、当たり前の原理を忘れた無知であり、落ちたら塾の責任など出てくる頭の構造がわからない。
塾に入るのは生存競争で勝つためであるが、生存の成否は自己責任である。大手塾では合格者の何倍も何十倍もの人が落ちているのは、塾に行く者の間で生存競争が繰り広げられることを前提としている。
 高校入試の下準備は中2までに終わること❗️
 「遅れ」「遅い」が、下準備が終わらないままに、中3に突入を余儀なくさせる。下準備を終わらないままに、中3になることは、受験では失敗である。その後の勉強計画は修正の繰り返しとなろう。過去このパターンが一番多く、滑り込みセーフ、アウトの二択となろう。
 理社は中2までに完璧にしておくこと❗️
 数学・英語は、竹の会でいう「入試ベーシック」までは終わらせておくこと❗️
 ちなみに「入試数学ベーシック」は、都立共通問題9割以上を確約し、久我山9割の実績がある。「入試数学ベーシック」に達するまでには、平方根・多項式・2次方程式・2次関数・三平方の定理・円・確率まで終わらせてからである。
 英語は、中2の夏に、研究社の高校英語副読本「現代の偉人」に取り組めること❗️
 そのためには、英語指導案を終わらせて、日栄社「高校用 英文解釈初級」を終わらせることである。
 理想を言えば、中2の夏に「新英語ポイント集」に挑戦できれば、言うことなしである。
 なお英語指導案を終わらせたというのは、五文型の理論、関係詞などの重要レジュメを終わらせたことになる。
 中3までに下準備もほとんどなしなら、竹の会は何もできないと思います。初期の竹の会はそういう人がむしろ普通の時代だった。中2まで塾に行くなど考えない家庭ばかりだった。だから毎年泥縄式の受験対策だった。東京の子は大学に行くのはごく少数で、ほとんが専門学校に行くということを知った。進学が普通だった、田舎の進学校のことを思い出した。東京では、難関校をめざすのは、少数派で、そういう子たちはたいてい河合塾に行っていた。
 高校受験の指導経験から、難関都立、難関私立から難関大学へという道筋を常に意識して、竹の会には、滅多にいない、そういうところをめざす受験生を常に想定して、研究、勉強をしてきた。
○難関志望者の指導法
 青山学院高等部合格3 市川高校1 早稲田実業高校2 立教新座3  桐蔭理数2 東邦1 豊島岡女子学園高校1
 

 竹の会はかつて地元塾密着型であり、周辺の代々木中学、上原中学の生徒を、中心に高校受験を軸に指導してきた。
 過去の合格は、平成20年を除き「過去問合格法」と呼ばれる竹の会独特の過去問を使った方法である。
 平成20年の合格は、初めてのレジュメ指導による合格である。高校入試のレジュメ化は、平成17年に着手し、平成19年にはほぼ完成している。このレジュメ指導により、20年には、都立西、豊島岡女子、立教新座、桐蔭理数などに合格している。桐蔭理数に進んだ男子は、東大文IIに進んだ。竹の会出身者から、東大、京大、一橋大、東北大、お茶の水などの国立難関大の合格者が多いのが特徴である。
 慣れ親しんだ過去問合格法からレジュメ指導への切り替えは、受験において、逡巡を遺した。この迷いが都立中高一貫校で裏目に出たのが、26年の受検であった。桜修館、小石川、白鷗を受けた3人が惜敗した。桜修館を落ちた男子は、3年後、日比谷、慶應志木に合格し志木に進学、小石川を落ちた女子は、3年後、日比谷→杏林大医学部に進学、白鷗を補欠で落ちた女子は、3年後、東北大へ、進学している。
 この時、レジュメ指導に迷った私は、こともあろうに、過去のワード版レジュメを使ってしまったのだ。わたしの完全なミスリードだった。その後も、大量のレジュメを投じる癖から、それは心配症から来るものだが、失敗を余儀なくした。
 吹っ切れたのは、令和の惨敗を喫したときであった。ようやく平静を取り戻したわたしは子どもの状況を見ながら、良質の、少数レジュメを使う指導に真理があるのを悟った。ようやく25年合格の精神を取り戻した。25年は、まだレジュメがほとんどなく、毎回の指導で、指導日に合わせて作成したばかりのレジュメを2〜3通投じただけで、合格した。小石川、桜修館、白鷗に合格した。この時の指導を実はモデルとすべきであったのだ。

 高校入試と違う、都立中高一貫校受検❗️
 全くの無からのスタートが都立受検だ。高校入試だと、既に小学段階で基礎学力を作り上げているところからのスタートであるから、全然違う。まず思考というものがない段階、整数の和差算から学ぶのだから、それなりの時間を要する。経験から小2からが理想と思うが、多くの小2が、集中力を欠如しているから、そこがネックとなる。集中力が欠けているのは、小3、小4でもそれなりにいるから、受検不適格な子がいる前提ではある。
 親は、自分の子が内申も冴えない、のなら、軽々に竹の会へ連れて来るべきではないであろう。近年、入会試験でまともに点が取れない子がやってくるケースが多いが、入会試験の成績は内申と見合っているように思う。また合格したものの、集中力が続かないとか、入会試験に見合った能力がなかったなどの事例も出てきた。
 指導してみてすぐわかる能力❗️
 これは入会試験ではわからない、真の知能がわかるということである。そうなのだ、入会試験では、完全にはわからない。指導をすればすぐわかる。だから、本来なら、まず試験的に指導して、指導可能かを判断するのが、いい方法なのである。見込みがないならそこでお断りする。見込みがあれば初めて入会を認める、これがさまざまな受検障害児の指導を回避する、一番いい方法なのではないか、と思う。
 公立小の8割は、受検障害児の可能性がある。これは、内申の「よくできる」が、8割の者が、全体の2割ほどというのとほぼ一致していると思う。
 公立小の子どもは、何らかの習い事や稽古事、中には、サッカーのようなスポーツに打ち込む子も多い。この事実を取っても、公立小の親は、勉強にそれほど価値をおいていないことがわかる。少なくとも塾を習い事、稽古事と同列に捉えている。こういう層が都立受検などに安易に飛びつくから、倍率は高くても、真のライバルは少数ということになる。要するに、受検の捉え方があまりにも浅いのだ。まだ落ちても区立があるというのが今一つ真剣さに欠ける原因なのかもしれない。しかし、習い事などを、「ながら」やるという神経がわたしには理解できない。8倍の倍率もこのような能天気な層が大量にいると思うとそれほどのものではなかろう。
 私立中学受験も、やはり上位2割以内にいなければそれなりのところに合格することは難しいと思う。

 近年は、難関志望者の指導法は見えてきた❗️
 ベースに過去問合格法があることは否定しない。端的に、言えば、都度、効果的に手を打っていくという、手法である。
 指導→状況判断→処方、の繰り返しとなろうか。
 

○高校生指導

 高校は数学で落ちこぼれるところです。というか理系科目で脱落するのがほとんどではないかと思います。

 まず数学の教科書で脱落する。理解できないのだ。中学までは事細かに教えてくれていた教師が突然自己責任を前提としてほとんど教えない授業になる。教科書の説明ではなく,教科書は理解しただだろの前提で最初から問題集を解かせてできたかできないかに関わりなく先へ進めるのが進学校の授業だ。数学の概念は定義であり、展開は仮説と論証である。この仕組みを理解して勘所を捉えていけば高校数学もさほどのものではない。しかし、その勘所はだれも教えてくれない。参考書から学ぶしかない。大手予備校に行っても理解前提の応用問題を解かされるはめになるだけである。また天才・秀才が集まる有名大手塾に行っても周りは筑駒や開成などの秀才ばかりで基本的なところに躓いている生徒がのこのこ行くところではない。

 わたしは数学の勘所を教えてきただけである。英語のポイントは高校受験と何も変わらない。

過去の高校生指導の成果
🟩平成元年前後 青山学院高等部 生徒たちの指導
🟩都立新宿、都立駒場生を高3まで指導 
⚫︎東洋英和女子大学進学
⚫︎中央大学法学部進学
 明治大学・青山学院大学・立教大学合格
🟩早稲田実業高校生 3年間指導
⚫︎早稲田大学商学部進学
🟩青山学院高等部女子高1から3年間指導
 ⚫︎慶應大学総合政策進学
  上智大学経済合格
🟩都立西男子3年間指導
 ⚫︎慶應大学理工学部進学
🟩不登校児 都立鷺宮から
⚫︎千葉大学工学部進学
  東京理科大学合格
🟩小6夏から指導、立教池袋中学→立教高校→慶應大学商学部へ
⚫︎慶應大学商学部進学
  千葉大学法文合格
⬛️高校入試募集廃止
 平成17年高校入試外部募集廃止(高校入試は内部生のみとなる)
⬛️平成18年都立中高一貫校指導開始
⬛️平成19年以降の合格状況は、HPの通りです。

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