2018.09.11
9月11日、今日は秋の風情を感じるほどに気温が下がりました。秋はいつも突然、そうある朝突然に気候が変わる、そういう現れ方をします。早く気温が下がればいい、そうすれば台風ももう日本列島を避けるだろうから。北海道の地震は日常をたちまちのうちに破壊したが、泊原発では一時電源が止まったことが、何気なく報じられていたけれど、いつも何気なくやり過ごせるとは限らない。福島の地を放射能に晒した国が、なんの危機感もなくまた原発を進める、なんと恐ろしいことであろうか。次に事故が起きたときは、もうわたしたちには何もないかもしれないというのに。今年も秋が来た。10月になれば秋はさらに秋らしさを増し、11月、秋の終わりと冬の初めの境目に、そう奈良産の柿が毎日のように店頭を賑わす頃には、また紅葉の季節がやってくる。冬になればみかんが店頭を飾る。みかん好きなわたしは毎日のようにみかんを食べる。子どもの頃から大分の津久見のみかんを食べてきた。津久見の母の実家から送られてきた石炭箱いっぱいのみかんはあっという間に底をついた。東京に出てからは母が毎年送ってくれた。大分と熊本のみかん。東京では、静岡や愛媛産が主流か。ただアマゾンでいろんな産地のみかんを買えるようになった。秋深まる頃には、このところ毎年京都に出かけている。紅葉を求めて京都に行くのが毎年のことになっている。またもうすぐ秋が来る。
🔵受検まで3か月、高校受験まで4か月
なぜ3か月か? 都立中受検は、2月3日、1月の冬期講習が終わった、残りの20日は、解き直ししかできない。何か新しいことなどやれるはずがない、というか実は合否は、すでに決まっている。かつて23年桜修館合格の男子は、冬期後半の途中からノロウィルスに感染し、なかなか回復せず、結局本番直前まで塾に来れなかった。それでも受かっている。逆に、冬期から1月の過酷な解き直しで、両国に滑り込んだのが、22年両国合格者であった。彼は夏まで順調に力をつけていたのに、突然、母親が、大原の志望校別対策コースに申し込み、日曜日は大原に通うということをしてきた、ために竹の会の指導はほぼ停止したまま12月になり、最低のところまで落ち込んだところで、母親が、自分の失敗だと謝ってきた。仕方なく、夏までで中断していた過去問合格法を再開し、冬期前半で、過去問全国版を終わらせ、後半から解き直し7回に入り、終わったのが、1月20日ごろだった。当時は、元代々木教室の時代であり、まだわたしは寛容だった。同じ年に桜修館に合格した杉山太一君は、10月には、すで7回解き直しを終わらせ、わたしに合格を確信させていた。母親の妨害行為は、昔からよくあったのである。
さて、この時期からの勉強についても、特に、悩む必要はない。レジュメを積み残さずにやりきること、これだけである。しかし、これをやりきるのは、実は、難しい。一日でもサボれば崩れる。まだ小5だからと家庭の事情を優先してきた者には、その積み残し、先送りの重みがずしっと重くのしかかる時期である。積み残しは、小6の9月に現実化する。失速という形で。その時には、もう絶望的に遅すぎるのだが。 遅いというのは、受検、受験には、致命的である。試験では、時間のかかることは、不合格を暗示することになる。かなりに知能の高い子だったが、とにかく時間のかかる子がいた。適性のレジュメをそれこそ何時間も考えてなかなか出せない。それでとにかく出させると、できていない。知能はやはり高かったのだと思う。他方で、小石川に合格した女子は、とにかく速かった。しかも正解率が高かった。25年受検者の話しである。遅い方は、桜修館に落ちたけど、3年後戸山に受かっているから、やはり知能は高かったことがわかる。このように知能が高いのに遅いという子はいるが、何が違うのか。 わたしの考えであるが、常識力とでも言おうか、その辺に大きな違いがあったのではないか。小石川に合格した女子は、当たり前のことを素直に当たり前として受け止めることができた。これに対して、桜修館に失敗した男子は、頭に明らかにバイアスがかかっていた。物事を素直に当たり前として感じ取ることができない、何事にも何か特別な裏があると考えてしまい、当たり前のことがわからなくなっていた。このことは、国語読解にはっきりと表れていた。小石川合格の子は、私立難関中の読解問題に恐ろしいほどの正解率を見せた。99%の正確さだった。ところが桜修館に落ちた子は、10%も取れていたか。国語というのは、当たり前のことを当たり前に読み取る能力が試される。ただこの男子は、戸山に合格した年の模擬試験の国語偏差値は70にまでになっていた。わたしの自慢になってしまい申し訳ないのですが、わたしの書いた「最新国語読解」という、中学生向けのレジュメがあるのですが、これでこの生徒の偏見に満ちた国語の解答態度を徹底して叩きのめしたのです。国語という科目が、当たり前のことを当たり前に読み取り、素直に、文章中の言い換えられた表現を書きぬくものだということを教えたかったのです。それまで自分の考えを文章を曲解して書いていたのを私がバツバツで、添削して、教え込んだ。 国語のできない子というのは、偏見に満ちて、偏りが素直な読み取りを妨害する。好き嫌いの激しい子に国語ができた試しがないのはそのためである。蝶よ花よと育てられた女の子が、親にバイアスをかけられて、当たり前を当たり前と感じ取ることができなくなっているのはよく見てきた。国語のできる子に育てたければ、当たり前を当たり前と素直に感じ取れる子に育てることだ。
実は、合否は、夏の勉強量で決まっている。かつてわたしの学んだ高校では、夏に1日10時間勉強した者は、京大に受かる、と言われた。わたしの先輩らそれを実証した人がいて、よく数学の先生が回顧していた。高校入試でもこれは変わらない。夏に何をやるのか。それはもう英文解釈に尽きる。数学が後から追い上げが利くのに対して、英語はそれが利かないから。わたしは、夏に小学生に同じように1日最低7時間の勉強を期待した。それを確かに、実行したかは、本人のみぞ知るである。今年桜修館に合格した女子、富士に合格した2人は、夏に勉強したことはわかっている。落ちた子のほとんどが、実は勉強量が足りなかった、そう思っている。
これに対して、高校受験、都立受験は、1月はフルに使える、都立本番は、普通2月23日前後、だから2月も使える、この時期は、理科、社会を最高のコンディションに仕上げる。
◎仮合格入会者のこと
正直に申し上げなければならないと思っております。本年仮合格者については、仮の入会を認めてほぼ半年が経とうとしておりますが、特に、受検目的で入会された小5の子たちについて、指導の進捗がはかばかしくない状況が続いております。わたしも事態解決のために。さまざまなレジュメを創作して、なんとか理解の域に到達してくれることを願って指導しております。ただ小5からの仮合格入会者につきましては、受検するには、無理な進捗状況なのは明らかです。これは正直にお知らせしておきたいと思います。わたしの判断で、受検指導は困難と判断した場合、退塾をお願いするということもありますが、親御さんから竹の会での受検勉強に見切りをつけられての退塾というのが望ましいのかと思料いたしております。なお、高校受験を念頭に置いた指導に切り替えるのであれば、少なくとも小6までの期間は、さらに基本を訓練するということで、指導は可能とは思っております。
🔵小3募集中
現在、現小3を募集しております。本来小4の4月前後を最適の指導開始時期として参りましたが、竹の会の初期指導のシステムが近年富みに完成域に達し、小3の指導も可能となってまいりました。小4早期からの指導の重要性については、このブログでも何度となく書いてきましたが、特に、都立中高一貫校を志望するなら、小4から始めなければ、無理というのが普通の観念です。もちろん知能が高ければ別です。ただそれにしても、小5の4月前後からのスタートだと間に合わなくなるのが、一般のようです。これは親御さんの意識も関係します。特に、できるお子さんをお持ちの親御さんほど、小4の2月以降あたりからを考えている。しかし、これは確実に遅いということがわかるときが来ます。小3,小4の時期は、勉強姿勢、勉強のスタンス、勉強生活、勉強観念の訓練という意味あいも大きく、精神的なものから、勉強というものを観念させていくに最適なのです。