2019.04.29
竹の会の小4のみなさんへ
みなさんは、ようやく計算の訓練に入ることができました。中には、そろそろ逆算に入れるところまできた子もいます。先日「新逆算」というレジュメを渡した子もいます。今日はその手助けというわけではありませんが、逆算の考え方のヒントになればと思い、少しだけ書いてみることにしました。
◯逆算の話し
逆算とは、計算式=解(答えのこと) の等式を示して、計算式の中の数字を⬛️(不明)にして、求めさせる計算問題です。
通常だと、与えられた式を計算して、答えを出すのですが、逆算の問題は、既に式は計算して答えは出ており、式の中のどれか1つ数を不明にして、その不明の数を求めさせるというものです。
解き方の基本は、答えの数と式の最後に計算する数の2つの数を手掛かりに、ブラックボックスの数を確定していくという手順をとることです。ブラックボックスというのは、2つの数を残して、他の式をすべて◯で囲み、これをブラックボックスと呼びました。
比➗元=解
➗というのは、比を元と解の2つに分解する働きをする記号ですね。
比が⬛️なら、2つ分解数をかけ(✖︎)る。
分解数のどちらかが⬛️なら、比わ(➗)る解、ないし比わ(➗)る元で求まる。
⬛️は、ブラックボックスですね。
➖も➗と同じような働きです。
比➖元=解
分解数は、元と解です。
比が⬛️なら、2つの分解数をた(➕)す。
どちらかの分解数が⬛️なら、比ひ(➖)く元、比ひ(➖)く解。
もうお分りかと思いますが、✖︎と➕は、同じ働きをする記号です。
比✖︎元=解
✖︎は、拡大(縮小)する記号です。どれくらい拡大するかは、元の数の大きさで決まります。
比と元の2つを合成して、解に合成する。だから、この場合は、比と元が分解数になります。
比か元、いずれかの分解数が⬛️なら、解わ(➗)る、ですね。
➕も同じです。解ひ(➖)く、で求まります。
これで逆算はもう簡単ですね!
次の指導日に問題で練習してみましょうね。