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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

🔛曖昧さ

2023.11.16

🔛曖昧さ
 日本人というのは、結論ははっきりさせないままに、態度を曖昧にして、先送りする、そういう人が多いのかな。それは楽だから。結論を出すというのは、ストレスなのですね。しかし、いつまでも先送りしていると手遅れになるものある。曖昧なままにしておくというのが、まずいものもある。
 ここでは、勉強に関してそのメリット、デメリットについてお話ししたい。
 
 勉強で、定義を曖昧にしておくのは、思考が無意味になる恐れがある。わたしが、痛切に思ったのは、知識は曖昧なままにしておくのは、実戦には「ない」に等しい、ということであった。判断を求められたとき、曖昧な知識では、何も判断できない、ということである。してみると、判断の是非を左右する知識は、とても大事だということである。
 判断の根拠となる知識が、大切だということ、である。
 だから、勉強というのは、その知識が、判断の分岐点となるものかどうか、そう、知識・情報の価値は、そこで決まる。ただ試験に出た知識かを問題にするのではなくて、当該知識が、試験で、どういう形で、判断を求めてくるか、である。
 曖昧な知識は、役に立たない。ということは、曖昧な知識であれこれ考えてもその思考は甚だ不正確なものとなる恐れがある。
 知識の曖昧さが、自信のなさにつながることはわたしの経験の中のひとつの教訓である。

 試験に際して,もし漠然と自信がないとか,心が定まらず不安だというときは,勉強の姿勢を疑ってみるといい。上辺だけの,知識を追いかけていないか,しっかりと意味づけされた知識であるのか,わからないからと曖昧なままに先に進んでいないか,確実に曖昧さを駆逐しているか,あなたの自信のなさ,不安の正体は紛れもなく曖昧さという態度にある。

 

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