2019.02.02
本番まで 1日 いよいよ明日本番
お早うございます。2月2日になりました。いよいよ明日、本番です。ただこの日のために、みなさんは、これまで努力を重ねてまいりました。明日は、今の自分にできることだけをしてくればいいのです。決して背伸びして「自分の実力以上のことができなければならない」などと気負わないでください。緊張しているのあなたたちだけではない。周りにいるすべての人たちが緊張しているのです。もう、わかりましたか。そうです、この試験というのは、先に落ち着いた方が勝つ試験なのです。今、その瞬間にあなたたちに必要なのは、決して知識などではない。ただ落ち着くことだけです。余計なことを考えずに、ただひたすらに問題を読み、ていねいに考えること、それだけを考えればいいのです。
自分のやってきたこと、自分の力で解けること、ただそれだけを粛々とやるだけのことです。
みなさんの、いや竹の会の同志の健闘を心より祈ります。あなたたちには、竹の会の神さまがついています。安心して臨んでください。
●甘える人間と困難に立ち向かう人間
困難から逃げる人間にはなるな!!
あなたたちが、勉強を通して、学んできたもの、それは決して困難から逃げない、どんなことがあっても逃げない、困難に立ち向かう姿勢だ。困難にどう立ち向かうか、あなたたちは、日々、様々な甘い誘惑を勉強という信念を貫くことによって断ち切ってきた。勉強をのみを見てきた。日々の努力の積み重ねが、あなたたちに、困難にどう処するかを教えてきた。勉強の継続という困難な努力を積み重ねることによってあなたたちは多くの、これからきっと役に立つに違いない、人生の宝を身につけてきた。受検というのは、あなたたちが、人生の生き方を学ぶ、最高の機会だ、ということが、今の、困難に立ちむかってきた、今のあなたたちなら、きっとわかるはずです。人生というのは、選択の連続です。今の、あなたたちなら、困難から逃げる、何もしない、そういう選択はしない。きっとあなたたちは、自分の夢、大切なものへの思い、好きなことへの情熱、そういうものがあなたたちを突き動かし、困難をものともしない、強い精神で、立ち向かう。わたしは、そう信じております。そしてあなたたちは、人の値打ちというものを測るものさしを自然と手にしたことをいつか気づくときがくる。人間の値打ちとは、何かわかるときがくる。あなたたちが、本当に学んできたものが、何かわかるときがくる。
甘える人間とは、困難に自ら立ち向かおうとせず、他人に「甘える」ことで、困難を回避しようとする人たちです。この人たちには、人間が社会で生きていくために必要とされる「責任」というものがない。欠落している。「責任」というのは、責めに任ずる、と書きますが、果たすべき義務が問われるということです。あるいはもっと広く何か行動をしたときに必ず生じる義務のことです。
「甘える」人は、権利は主張するが、責任はとらない人たちのことです。幼児は、甘える、それは、もちろん責任は、親がとる、からです。この親が、過保護だと、「甘える」という誤教育をする。その結果、責任というものを知らないバカができる。「困難に立ち向かう」というのは、責任ということを学ぶことにほかならない。
そもそも何かを学ぶ、勉強する、困難に立ち向かう、というのは、責任を果たす、ということを身につけていく、という、真の教育がなされている、ことにほかならない。
途中で放り出す、困難から逃げる、勉強しない、何もしない、そういう子は、責任という教育過程が欠落した環境から、世の中に出ていく、ことになる。親は、そういうことが本当に分かっているのか。