2024.06.11
中1は初めての定期試験で不安と期待の入り交じった心境かと思います。
今年は中1が珍しく竹の会としては多いので、定期試験の勉強というものを考えてみました。もっとも竹の会では中1が4人とか5人いたということはあるのですが、たいていは中1の9月から少なくとも中1が終わる前にはほとんどいなくなり1人、多くて2人というのが普通です。理由は明快で勉強しなくなるからです。特に、部活に疲れ果てて塾で居眠りというパターンが続き退塾というのが恐ろしいほどの定型パターンでした。
中1の初めての定期試験は易しすぎて高得点者が8割に達するほどです。しかし、これで舐めていると9月の定期試験からはきちんと勉強していないと、たいていそういう舐めた生徒が多数派で夏休み遊びまくって「難しかった」と成績を落とす者続出です。夏にまともに勉強していないからそれからはどんどんと成績低下していくわけですめでたく退塾の運びとなるわけです。夏に1日10時間を30日やって生徒とほとんど毎日を部活だ旅行だなんどと勉強しないで終わった生徒とはここで人生が分かれます。親は慌ててまた塾を探す。しかし、問題の本質はそんなところにはない。夏1日最低でも8時間の勉強を欠かさず続けたか、それがすべてです。しかし、自分でやる勉強なんてしれています。塾で指導を受けた8時間こそがもっとも充実した勉強時間です。指導が要です。その差は9月以降にはっきりと出ます。例年竹の会は公立中高一貫校や都立高校志望の子どもたちが中心でしたので、経済的に負担のない8~10日のコース単一を設定してきたのですが、そうなると家庭学習にほとんど丸投げになります。そうすると家庭学習報告書には1日10時間したなどというのがわんさかあるわけです。しかし、9月からの成績鈍化、低下は凄まじく、実は勉強していない、中身は無意味だった、ということがわかるのです。この回数だとだめなんです。指導が絶対的に足りない。それで夏はAとBを用意した。それでその両方に出た子どもたちだけが成績を伸ばし合格した。そういうことなのです。
さて定期試験でよくやるミスについて
・問題用紙の表だけ解いて、裏には問題がないと思い込んで、白紙で出したケース
・「?」「.」をつけないで-1点×20点というのもありました。
・教科書の図とか、写真とその説明文から出されて、手を付けていなかったケース
・解答欄を間違えて書いたケース
試験勉強の方法
教科書の要点をノートにまとめて覚えるのが基本です。
学校配布のワークやプリントから50%は出ます。
国語の教科書は授業のノートから出ます。だから授業のときに先生が黒板に書いたこと、それから口で言ったことなどはすべてノートしておく。そのノートほ手がかりに教科書の出そうなところに印やメモを入れておく。これはその日にやらないと何日かすると何を言っているのかわからなくなる。
ワークは回答をすべて写して、答えを隠して言えるようになるまで繰返す。
ここが重要だとそこばかりやっていると簡単な問題がわからないことがある。定期テストは基本やさしいことしか出ない。だからミスをする。
選科の教科書はどこからどのように出されてもいいように、10回は回す。ただ読むのではなくて、順序が問われたり、前提が問われたり、条件が問われたり、といろいろ関係性が問われるから、そういう読み方をする。図や写真は必ずでる。生物だとパーツの名前やはたらきまで完全に覚えておく。
とにかく時間ぎりぎりまで何回も回すことだ。
わたしは中1のとき、初めての試験勉強でしたが、夜中家族が寝静まった中で一人深夜勉強していたことを覚えています。
がんばってください。