2023.08.08
🎶都立三年型攻略の鉄則
進学指導重点校都立に合格するには
前提1 基礎学力(計算・割合)は当然として中学受験の中堅中学(芝中程度)の算数・国語に対応できる力を備えていること
前提2 勉強を軸とした生活習慣を形成できていること、勉強のスタンスができていること
要するに、中学1年で、「うちの子はまったく勉強しない」とか、「方程式の文章題ができない」とか、言っているのは、すでに終わっている、ということです。
小学のときに「割合」がきちんとわかる子なら、文章題がわからないなどということはまずあり得ないからです。
中学でできるかどうかは、小学のときの基礎訓練にかかっている、ということです。ところが、都立受検がかえって基礎力をつける機会を奪うことになっているということに一向に思い至らない親が多いのです。計算も未熟、割合などろくにやらないままに、受検のためと称して適性問題ばかり解いている、いや解かされている。そういうことは無駄の極みであり、そのほとんどが落ちる試験に当然のように落ちて、区立中学に進むわけです。そういう子が区立で成功するわけがないのです。
高校受験をするという前提に、しっかりと基本を勉強すること、そのことが6年後に都立日比谷なりを受験できる学力を作り上げるのです。
ここで6年後と言ったのは、小4を考えています。
しかし、理想は、小2の夏あたりからでしょうか。小2、小3というのは、いわば「あまり」の期間にあたります。小4から磨けば基本は間に合います。しかし、これは飽くまでも間に合います、です。小2から訓練して来た子は、小6になる頃には、知能にもよりますが、難関私立、例えば開成中学などの難問を解けるまでに成長します。そういう子が中学生になったと考えてみてください。区立中学での進化は誰にでもわかるでしょ。
小4からだと、一般には、そこまで達する子はほとんどいない。せいぜい区立中学に入っても上位にある、そこまでです。
小学までにどこまで達するか、これが高校入試にそのまま反映します。
いいですか。もし都立日比谷、開成高校、筑波大学附属駒場高校のようなところをめざすのなら、小2です。わたしはただ合格すればいいなどとは考えていません。合格するならトップです。いいですか。上位ではありません。トップ層です。
わたしの指導を受けた、桜修館合格の女子は、適性Iは200点満点の180点、適性IIは500点満点の480点を取りました。彼女は、今も学年5位以内にあると聞いております。また同年に桜修館に合格した男子も5番以内と聞いております。
令和4年渋谷幕張高校に合格した男子は、特待生の中からさらに選ばれる特別特待生に合格しました。彼は渋谷幕張の過去問を一度も解いたことはありません。ぶっつけ本番です。
かれは開成高校、筑波大駒場と合格しましたが、彼は駿台模試で1位〜7位の成績でした。
駿台模試全4回のうち全国順位第1位を一度取っています。開成、筑駒全志望者中で常に1位〜3位でした。日比谷全志望者1500人前後中全回第1位でした。慶應志木全志望者中第1位、早稲田高等学院全志望者中第1位でした。
過去問は開成と筑駒だけやりました。約30年分をやりました。過去問段階に入るまでは、竹の会の数学レジュメしかやっておりません。もちろん英語、国語、理科、社会それぞれに必要な対策は取りました。
彼が入会したのは、小学4年の夏頃だったと思います。内申に「もう少し」が数個あり、これはダメだと思ったのですが、入会試験の成績はA合格(6問中5問正解)でした。早稲田進学会模試は受検した5回全てで成績優秀者として名前を載せています。しかし、受検した小石川は謎の不合格。ショックからか1か月連絡なし。突然連絡があり高校入試指導をすることになりました。竹の会高校入試指導の最難関校指導の波に乗りました。季節講習は任意参加ですが、最難関校指導で不参加はあり得ません。彼は最初から開成受験を口にしていたわけではない。もちろん彼が心の中でどう思っていたかは知りません。ただわたしはまずこのまま行けば日比谷は確実と見ていました。しかし、中2の夏から始めた最難関校を意識した指導をこなしていくうちに彼の志望校は大きく変化したのではないか。因みに、中学の履修事項というのではなく、高校入試中級レベル(国学院久我山80%取る力)には、中1までに達しています。竹の会では、それが普通の進度です。別に彼が特別なわけではありません。
中2の指導はどうなのか
中2前半
数学ならレジュメですね。
ただし、後半の指導内容、指導方法は企業秘密です。
英語なら英文解釈、教材は研究社の高校英語副読本シリーズを使いました。この教材はかなり前に絶版になっています。
高校英語の必須の構文、第5文型などがふんだんに使われて、かなり実力をつけられます。
英語は後半の指導内容は企業秘密です。
国語は、予備校ものなどいろいろ使いました。
理科、社会は、開成ほどのレベルには、これ1冊で済むというものがない。だからいろいろ使いました。
基本は、教育開発の「マイクリア」を使いました。ただ、これだけではとても足りない。
都立ならこれだけで足りそうだが、実は、地理はこれに限らずどこの教材も使えるものはほとんどないのが現状です。
地理ができない人には、共通点があります。なぜか、地図帳を使わないのです。地理が得意な人というのは、地図帳を使いこなしていますね。もう地図帳がボロボロになるほどに、使い込んでいる。
地理の勉強の仕方というもので、悩んでいる人に、ヒントになれば幸いです。
なお、竹の会では、10月発刊を目指して「地理ポイント集」(仮題)の執筆に入りました。都立高校入試における地理問題については、これを不得意とする受験生が多く、またそうした都立の地理に有機的に対応できている教材というものが皆無なのが現状です。竹の会では、このような状況を踏まえて、都立地理に対応できる教材の開発に取り組んでいます。
実証された竹の会のレジュメ
もはや竹の会のレジュメは中学受験でも、高校受験でも、他のどんな教材にも負けない驚異のスーパー教材であることは疑いないことが、実証されています。
竹の会のレジュメの正答率が、合否判断に決定的であることは今年桜修館に合格した子の指導経緯を見ればあまりにもあきらかなことでした。竹の会で平成22年から毎年受検してきた早稲田進学会の模試にまつわる話しです。同模試は、22年には500人弱いた受検生が令和4年には180人ほどまで減りました。もはや母数が少なく合否判断には使えない。
各大手塾はそれぞれに模試をやるからその大手に通う生徒は敢えて他塾の模試は受けないということでしょう。早稲田進学会も塾ですから。
早稲田進学会の模試がもはや使えないと感じたのは、令和2年のことでした。300点満点の100点未満2回、最高のとき170点台で成績優秀者に一度も名前を載せたことがない子が桜修館に受かったときでした。
それから今年です。同じく100点未満2回、直前でも110点台、それで桜修館に合格した。
このとき「はっ」と気づいたのでした。確かに模試は振るわない、しかし竹の会のレジュメの正答率はまあまあよかった。
もしかしたら、竹の会のレジュメが合否のキィーファクターなのではないか。なにしろ都立中高一貫校受検のための統一模試は皆無なのだから、もはや模試は参考には一切ならない。
竹の会のレジュメの真価は、高校入試でも浮き彫りにされた。令和4年の筑駒、開成の合格は、竹の会数学レジュメが下地になっている。竹の会のレジュメは短期間で能力さえあれば、一気に入試レベルにまで力を引き上げる魔法の教材である。早い子なら中1の冬には中学数学について中堅高校の入試問題を解けるまでにはなる。英語もそうだが、入試対応レベルにまでこれだけ短期間に持っていける教材をわたしは知らない。ただ高校受験については、都立については、V模擬やW合格模擬がある。これは都立志望者がほぼ全員受けるから信頼性の高い模試である。また難関受験には、駿台模試がある。駿台は大学受験の予備校だから、都立中高一貫校受検の、群雄割拠の模試とはわけが違う。首都圏の天才が挙って腕試しをする模試である。竹の会では昔からvもぎを利用してきたが、難関私立に関しては昔は代ゼミ模試を、今は駿台模試、そして都立日比谷などの独自判定にも駿台模試を利用している。