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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

受験は才能か、それともほかに何か決定的な何かがあるのか‼️

2023.05.30

🟡受験は才能か、それともほかに何か決定的な何かがあるのか‼️
 入試とは、「予め答えのある問題」について、その予めある答えを導き出すことができるか、を試す選抜試験である。どんな難問にも必ず答えがある。つまり、未知の、まだ未解決の問題の答えを求めるものではない。だから試験で要求される才能は、如何にして試験仕様の知識を頭の中に「理解」というフィルターを通して内蔵できるか、というところに現れる。決して未知の問題についての解答を発見する才能を求めるものではない。試験には必ず答えがある。しかも、既存の知識の組み合わせからまるでクイズを解くように答えがわかる仕組みの問題である。
 わたしたちが、ここで発揮する、発揮しなければならない才能というものが、「知識の組み合わせ」だということを知らなければならない。そうなのだ。試験の対策とは、答えとされた知識そのものではなく、その知識の組み合わせ方そのものなのだ。その結果出てくる知識はどういう組合せの結果出てきたものか,つまり出自が問われる。

 わたしたちは,勉強するとき,いや参考書を読むとき,問題集を解くとき,常に,知識の組み合わせ方について注意をしなければならない。参考書を読むとき,漠然と「関係性」というものを抽象的に「わかった」程度で読み進めてはいないか。知識というのは,具体的にしか,頭に入らないのだということを知らなければならない。どの知識とどの知識,さらにどの知識とが,ひとつの組合せとして成り立つのか,そういう視点で勉強しなければならない。組合せとして成り立つ所以,特性を確認することも忘れてはならない。

 知識というものが,「組合せ」の問題であるとわかれば,勉強の進め方は,理解の焦点はもはや明らかとなる。
 さて、こうして、試験の問題の正体が詳らかになったのなら、私たちは、普段の勉強においては、知識の「分類」と「組み合わせ」,そして「総合する」ことに頭をはたらかせなければならない。勉強とは、試験勉強とは、参考書やテキストをただひたすら読む,平読みすることではない。問いを想定して,予め知識を組み合わせること,分類しておくこと,そして総合しておくことである。予め問いを想定して組合せを作っておくという意味で受験勉強というのは,かなりに戦略的なものと言える。
 過去問から何を読み取るか。
 以上の文脈から明らかなように、過去問から、わたしたちは、知識の組み合わせの例を学ばなければならない。
 わたしたちは、知識を単体のものとして、バラバラに覚えてもそれは全く意味のないこと、凡そ試験には無縁の勉強だということを悟らなければならない。
 わたしたちは、知識を「組み合わせ」で理解し、覚えなければならない。よくいう「関係性」という言葉で語られるものとほぼ同じことだと言えるが、「関係性」というと、かなり漠然として、どうもピンとこない、ところがある。
 知識を「組み合わせ」るというと、何か創意工夫の匂いがするし、なによりも自分で「作る」という意識が、知識に対する優位性を感じさせる。関係性というと、何か最初からある関係を、所与のものとして受け取る感覚が強い。いわば受け身的である。わたしたちは、自分の積極的な意思の関与があって初めて知識を手玉に取る、コントロールできるということを知るべきである。
  受験は才能か

  受験に、才能が全然要らないというのではない。中の上ほど以上の才能はもちろん前提である。才能が中の上の人が、どうしたら、勉強で,上にある人に勝てるのか,成功することができるのか、を問題にしている。才能溢れる人は、その才能のままに勉強すればいい。才能ある人は、才能を伸ばせる環境に身を置くことである。
 わたしは勉強熱心な普通より上の頭の子たちを手助けしたい、そういう思いでやってきた。竹の会のような小さな個人塾、しかもさしたる喧伝手段を持たない塾に来るのは、そういう子がほとんどだからだ。中の上にある、とは、学校ではどの程度なのか、というと、公立小なら内申「よくできる』が、8割前後以上ある子です。これは、まともに指導できる限界線です。これより下がるにつれて指導の効果は次第に見えなくなる。学校の優等生,つまり内申の「よくできる」8割の子でもまともなのはその50%に満たないであろう。今の公立小のレベルとはそういうレベルである。学校の内申の評価もあまり信用できないこともある。相変わらず贔屓が罷り通る。

 公立中学なら、内申オール4以上がひとつの目安になる。もちろんオール4では,新宿や小山台は無理である。9科目中半分は5を取らなければ,戸山クラスは難しい。そういう子というのが、クラスに1人,学年でも2,3人というのが今の公立中のレベルである。ひとつの中学で戸山が一人いればいい,というのが実際である。もちろん例外事象はあります。

 3がなくて5が3ないし4個,これが辛うじて都立上位を狙える限界です。

 だれでも戸山に行けるわけではありません。大手に3年間目一杯通って「落ちた」人は膨大な数います。「落ちる」人が異常に多いというのも大手塾だということは知っておいた方がいい。できる天才たちが表の実績を作り,それはピラミッドの頂点だけ,氷山の一角ということです。見えないところで大量の都立失敗者たちがいることはだれも問題にしません。

 わたしは,都立戸山に受からせる,都立青山に受からせる,そのためにどうすべきか,何をすべきかを問い,子どもたちに手を尽くしてきた。

 かつての竹の会には,Sシステムというのがありました。平成10年前後までの話です。夏のSシステムは,朝9時から夜8時(9時の時代もあった),25日間というものでした。平成10年頃の竹の会は,高校受験専門塾として,多くの中学生が集まり,多くの中3が高校受験のために通ったものです。竹の会のSシステムは,この地獄のカノキュラムを受講した者は奇跡的合格を果たすということで有名でした。平成10年を例に取りますと,この年,早稲田実業学校普通。商業,立教新座,慶應義塾(1次),日大二高,都立駒場,都立三田などS出身者の合格は華々しいものでした。長時間の指導がもたらす効果,これはすでに竹の会初期の時代からわかっていたことでした。長時間に考えさせるだけ考えさせて,指導するというスタイルがどれだ奇跡的な合格に貢献してきたことか。竹の会の奇跡的合格は,大手塾,例えば河合塾などに都立をめざして通っていた多くの級友たちが落ちていくのを尻目に常に竹の会だけは余裕の合格を勝ち得てきたことは竹の会だけでしかわからない事実であった。

 

平成10年日大二高合格のNさんは,日大二高から津田塾大へと進みました。今でも毎年年賀状をいただいています。そのNさんが当時書いてくれた合格体験記を以下に掲載したします。そこでNさんが経験した竹の会の地獄の夏期講習のことが語られています。

 

平成10年 日本大学第二高等学校・合格(女子)Nさん

2015.10.28

【合格体験記】

 

 私は数学が苦手だったのですが、竹の会に入っている友人が「数学のテストの点数が上がった」と言っているのを聞いて、入会を決めました。私自身も入会後、いつの間にか数学と英語の力が伸びていたように感じました。

竹の会は先生と生徒がよい具合にうちとけていたと思います。

冗談を飛ばしあったり、学校の事を話したり、時には厳しく叱られたり。こういう光景は竹の会ならではの温かみがあって、とても印象に残っています。先生と生徒が信頼し合っていたから、わからないことは、先生に質問しやすかったし、私達が納得のいくまで、説明して頂くことができたのだと思います。生徒同士も学校や学年を問わず、仲が良かったので、精神面で助け合うことができ、とても楽しんで勉強できました。

今から考えれば、三年生の夏期講習や冬期講習はすさまじいものでした。

朝9時~夜10時という長時間の勉強は初めての経験でした。

最初の頃はすぐに疲れてしまい「体がもつわけがない」と思いましたが、日が立つにつれ、体力と集中力がつき、「一日があっという間にすぎてしまう」といった感じでした。長時間、机に向かうことができる環境を先生が与えてくださったので、自分なりの勉強のリズムをつかむことができました。

それは高校生になった今でも大変役に立っています。

竹の会で毎日勉強していたので、家では単語や漢字を覚える程度。入試の直前や前日も数学と英語を見直しする程度でゆとりのある生活でした。

入試の日は少し緊張したものの、やるべきことはすべてやっていたので、心には余裕があるぐらいでした。数学でわからない問題が出ても、日頃から先生に「捨ててもよい問題」と「絶対に解かなければならない問題」の区別を教えてもらっていたので、特に焦ったりするようなことはありませんでした。

竹の会に入る前、私は数学でわからない問題があればすぐに答えの本を見ていたし、英語もただ問題を解くだけで、要点をおさえていない勉強をしていました。しかし、竹の会に入って私の勉強の仕方では伸びないということを教えられました。

例えば数学ではまず基本を教えていただき、次にプリントで問題を解きます。

この時点で、私が理解していないところを先生が熱心に教えて下さるので、基本問題は完璧にできるようになります。入試の問題は一問につき一時間くらいは自分で考えます。それでもわからなかった問題は先生が解説して下さいます。一生懸命考えた問題はその分、解法も頭に焼きつきます。

この「考える」というスタイルは竹の会で得た一生ものの宝です。

 

英語では、オリジナルテキストが大いに役立ちました。

重要な構文や文法、入試頻出問題を選りすぐったものなので、このテキストだけで、英語はほぼ完璧です。長文も普段から難しいものを出されるので、入試問題を解くときに簡単に感じました。

竹の会で学んだことのすべてが、高校に行っても役に立つことばかりなのです。

私にとって、現在の高校は挑戦校だったのですが、ここでも竹の会の勉強法は通用するので、塾に行かなくても十分上位の成績がねらえます。大手の塾には決して真似できない入試指導だと思います。少人数なので先生の目が隅々まで行き届いているように思いました。また、個別指導とも違い、友達をライバルとして意識し、切磋琢磨することも出来ました。

 

 

塾長・追記

Nさんは中学1年生のときにほんとうにひょいという感じでやってきました。

いつも笑顔を絶やさず話すとき必ずにっこりとほほ笑みます。Nさんは、平成10年に早実に合格したS君と同期です。たしかどこやら評判の英語塾に行っていたと思うのですが, いつしか竹の会の受験英語を信頼し、熱心に私の作成した「英語ポイント集(現在は絶版)」という小冊子を読みこんでいました。

中3のときは竹の会のSシステム(注釈:当時のシステムで、竹の会の指導時間すべてに自由に参加できるコース)でしたから、毎日のように長時間いた感じです。12月の代ゼミ模試では確か日大二高は無理との判定でした。S君と同じでした。

このころの竹の会は過去問指導法の完成記で、過去問電話帳(選りすぐった過去問を紐で綴じたもの)を何回も解き直すという合格スタイルもこの時期に完成しました。

彼女は結局日大二高に合格します。

しかも入学後に実施された日大系列(二高・鶴ヶ丘・櫻丘・豊山等々のすべて)の統一テストで8番という成績をとるのです。

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