2024.04.16
指導時間が少なければ落ちる❗️
わたしは、このことは正直に言っておかなければならない、と思いました。季節講習では、短いのと長いのがありますよね。短いのは、低学年とか、経済的な配慮から、設けています。ただこれでは指導はとても合格には足りません。低学年だから短くていいということはないのです。指導時間は長ければ長いほど力はつきます。
受験直前は、指導時間の多さで受からせてきたというのが真実です。指導時間が多ければできないこともできる。四六時中様子を見れる。検査指導を頻繁にして、弱点、欠点を発見できる。だから有効な処方を考えることができる。いわゆる手が打てる。
もう何年も生徒の弱点対策をしてきたから、わたしの書く本は、切り込みがそういう視点になってしまう。生徒がなぜできない、そこから書く内容が決まる。過去問は、わたしの書く本の焦点を合わせるため、出題範囲を知るため、出題ポイント、出題偏向を知るために、大切な資料である。
このままでは受からない。そう判断することは度々ある。そういうとき、指導時間をかければもしかしたら受かるかもしれないということがたびたびあった。しかし、たいていの家庭は、この少ない時間でなんとか受かればと考えるばかりである。指導時間数があまりにも少ない、足りない、落ちるだろう、ことが予測されていてもどうしようもない。指導時間をかけられなかったことの不完全燃焼がずっと燻っていた。
ある時から、わたしは、指導時間が足りなければ落ちる、ということを正直に話すことにした。
受験、受検はカネのかかる投資であり、能力があっても、能力だけで、カネをかけなければ落ちる、のだ。中学受験に投資した親ならそのことは知っている。しかし、都立受検の家庭は、入試、教育には、カネをできるだけかけない、という傾向が強い。だからここぞというところで、カネをかけないのだ。
先生の言うとおりにやったのに落ちた❓ そう言った人がいた。
まず、季節講習はいつも最低時間だったということは置いといて、
レジュメの解き直しは、7回やりましたか
課題は全て出し切りましたか、特に、作文の課題は、毎回出しましたか、その書き直しは、合格するまでやりましたか、
レジュメは合格はんこを積み重ねながら終えられましたか、
平日最低5時間、休日10時間の指定時間をやりきりましたか、
先生の言う通りにやったら落ちた❓
この言葉には、ウソがあります。そのことを一番知っているのは、あなたのこどもとそれを添削してきたわたしだけですよね。あなたの子どもがウソを言うことはないでしょう。親は子どもが何をやってきてるのかなにも知らない。