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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

最初から無理と諦めるな

2023.04.17

 

最初から無理と諦めるな❗️
 頭のいい子は、先が見えるというか、結果はわかっているからと、努力を簡単に放棄する。

 頭がいいのに努力しないという生徒を見てきた。

 その事情はさまざまであった。城北中で落ちこぼれて公立中に転校してきた生徒は頭はいいと思われるのに心が壊れていた。部活を口実に「勉強できなかった」と成績不振を正当化する秀才もいた。勉強というのは、いったん怠けると、特に、頭のいい子は、「今更やってもしかたない」と即あきらめる。
 やってみなければわからないだろ、とは思わない。
 先が見えるというのは、別に賢明だということではない。怠けるだけ怠けて来たから、先がわかる、と言っているだけだ。つまり、自分はきちんと勉強していないからやってもむ無駄だ、と言っているだけなのだ。側(はた)から見ているとまだ頑張れば、なんとかなる、と思われても、本人のダメという意識は信念に近い。

 そもそも中学から早、あきらめてどうするというのだ。実は進学校の高校生にはこの手の勉強放棄が意外といるのではないか、と思う。進学校というのは、周りがすべて競争相手であり、わたしの経験でも心を許せる友というのは、できなかった。進学校では、「できる」ということが、標的になるところである。学校休んでもプリントをもらっておいてくれる級友など一人としていなかった。これは、頼んでおいて、そうなのだ。「できる」奴が落ちていくのは、周りには快感でしかない。わたしはそういう学校で心をズタズタにされながらタフに鍛えられていったのだ。

 教訓は、後で、勉強しなかったことを弁解しないように、勉強はしておけ! ということだ。勉強というのは、意志でやるかどうかを決めるのではない。行動しかないのだ。考えるのではなくて、何も考えずに、勉強するのだ。意志ではなく、机について勉強を始める、するのだ。その意味では、勉強は行動だ。そしていったん行動開始したら止まることがないのも行動だ。

 生半可頭がいいと、先がわかる。それでやってもしかたないと諦める。そう、この種の人間は、諦めだけはいいのだ。それで何もやらない。その方がみっともない。

 勉強をはき違えてはいけない。少年の間は、心で勉強するのかどうか考えてはならない。勉強とは、行動そのものだ、ということを深く心に刻んでおけ!!

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