2023.05.01
⭕️桜修館、開成、筑駒の合格を決めた竹の会のレジュメ!!
平成24年1〜3月竹の会都立中対策レジュメ(résumé)制作開始
それまでワードWordで制作していた都立中学対策プリントを既に高校入試対策レジュメ制作(平成17年制作開始、平成20年2月受験ギリギリまで制作・このレジュメで都立西・豊島岡女子・桐蔭理数・立教新座合格)で培った技術を生かして、数式ソフトによる制作に切り替えた。数学レジュメを数式ソフトで作ることは当然であるが、それを小学生指導に生かせないかと思案し、算数のみならず、適性問題もこの数式ソフトを使うことにした。Wordは、日本語編集には向いているが、適性問題のように、数式、特に、図版をふんだんに用いる体裁には不向きである。数式ソフトならオリジナルの図、グラフも微細にかけるのだ。当初「入会試験」として、試験的な制作に入ったが、作品の仕上がりが、あまりにも見事で、今後この体裁で作って行こうと改めて決意した。微に入り細に入りの図は、手間も時間もかかったが、仕上がる作品(レジュメ)があまりにも素晴らしかったので、辛抱強く作っていった。24年に作ったのは、「入会試験」シリーズ、「合格答案への道」、そして「算数をクリアーにする」であった。この三種のレジュメだけで、25年2月には、桜修館、小石川、白鷗に計3名が合格した。確か5名中3名の合格だった。このときの合格は、既にレジュメの真実を知らせていたのだ。合格するには、それ以上たくさんのレジュメはいらないということを。しかし、わたしは、もっともっと作って、さらに合格を確かなものにしたかった。
以後のわたしは、迷い道に入っていくことになる。25年は、新しいレジュメを精力的に制作していった。今、定番レジュメとなっている、「推論を鍛える」シリーズは、この年に作ったものである。26年の失敗は、もっとたくさんのレジュメをと、過去に制作したword版レジュメまで投入したことだ。あまりにも多くのレジュメを投入し過ぎてしまった。そのため解き直しも曖昧にしてしまった。この年、3名受けて全滅。しかし、その3人はそれぞれ後に、日比谷→杏林医学部、慶應志木→慶大、宝泉理数インター→東北大へと飛躍している。
わたしは大いに反省し、新たなレジュメの開発を続けたが、このときもまだ「少ないレジュメだけで合格できる」という真理には気づいていなかった。その真理に到達するまでには、なお10年の歳月を要した。それを教えてくれたのは、本年桜修館合格者、その前兆は、令和3年桜修館合格者の一人であった。令和3年も令和5年もレジュメを絞った。「少ないが、質のいいレジュメ」にこだわった。衝撃だったのは、それまで絶対的基準としてきた早稲田進学会模試の信頼性がぐらついたことだろう。近年同模試受検者数の減少が顕著で気にはなっていたのが、さらに前年度の問題を使い回していることが判明(竹の会の小5が小6模試を前年度に受けて翌年受けたら同じ問題だった)。また異常に高得点を取る者がいて、内部者に有利ない問題ということはないのか、疑念がずっとあった。令和5年、同模試を受けた小6が従来では受からないであろう100点未満(総点300点)を2度も取ったのに、合格したことが大きい。令和3年でも合格者の一人は100点未満を2度取っている。ただ、他の2名は、成績優秀者として名前を載せていたから、これがわたしを惑わせた。
合格判定の竹の会基準の確立‼️
令和5年はそういう年だった。長い間、迷ってきた。それはそれほど優秀でない子たちが竹の会のほとんどを占めるようになって、わたしのレジュメに苦戦する子たちが目につくようになったこと、早稲田進学会の模試で100点未満続出ということが背景にあったことは確かだ。このままではとても受からない。そういう思いが、わたしを迷い道に誘い込んだ。どうなのだろうか。わたしの知らないところで、習い事、稽古事、スポーツなどに時間を削っている子もいたのではないだろうか。知らないのはわたしだけということか。また、季節指導は節約して参加しないか、してもできるだけ費用の安い、したがって指導時間のあまりにも短いコースを選んだのなら、合格はできまい。大手進学塾に通わせる親とは,教育に対する考え方が180度違ってた。公立中高一貫校の受検をと考える親たちはできるだけカネはかけないで,合格をと考えている人たちがほとんどである。しかし,近年のように難関私立中学の併願校化した都立中学は,かつてのようにそのような素朴な経済観念を持った親たちの思いを叶えることはない。私立受験の親たちは大手進学塾に通わせるとき,大手の要求するままに費用を惜しまない。受験に対する観念がまるで違うのだ。竹の会はこれまでのカリキュラムでは受からないということを知っていた。しかし,本来が公立志向の親には安い費用で受かることしか頭にはない。都立中受検も時間をかければかけるほど受かるのだ。私立難関受験者の併願校と化した都立中に受かるには,これまでの公立観では受かるのは無理なのです。少ない費用で受かる、ということはもはやないのです。
さて,それを前提として,わたしは,竹の会のレジュメをさらに進化させたいと野心を持っております。いわゆる合格に資するレジュメ、合格を呼び込むレジュメの研究・開発にわたしの持てる、湧き出るアイデアを注ぎ込みたいとわくわくしながら制作に取り組んでおります。
竹の会のレジュメに命を吹き込みたい。わたしのレジュメが開成高校を獲り,筑駒高校を獲り,渋谷幕張の特別特待生を獲ったのです。成績不振の小6をわたしのレジュメが救ったのです。子どもを生かすレジュメを作りたい。わたしの心はますます燃えています。