2023.10.31
🔛読解とは、抽象化である‼️
理科の要点化とは、如何に抽象化するか、であった。ぐだぐだ何か書いてあっても、単一、シンプルな法則に書き換えられる。わたしにとって、理科の参考書を書くことは、わたし自身の抽象化の、苦難の過程、訓練の過程であったと思う。いや抽象化に悩んでいるとき、わたしは、もっとほかのことを考えていたと思う。わたしの頭の片隅には、いつも、抽象化という脳のはたらきが、国語読解法の、重要な鍵になるのではないか、との疑念があり、それを確証しなければ、そのために、いつかじっくりと大学受験国語問題に取り組まなければならない、そんな思いでいた。今のわたしには、優先順位は、何を置いても今であり、今、実際にわたしの指導を受けている子たちのことが、絶対的な優先事項である。
いや絶対的優先事項ならまだほかにある。
竹の会40年の知恵を、今、順次、書籍化してしていく計画が、進行している。一冊、一冊書いているので、これは、正直苦難の仕事だ。さらに、昨今の都立中高一貫校受検に適した模試がないことが、わたしに、それなら竹の会で、合否判定のための試験を作るしかない、という結論に至るべくして至り、書くことになった。一つには、竹の会にはすでに、かなり正確に合格を予測した「合否判定レジュメ」がある。受かるレジュメとは、何か、どういうレジュメが、合格に効くのか、わたしには、よくわかっている、と思う。
今年は、念入りに制作したい、と決意している。
算数の解説書も自由に書きたい。数学と同じで、過去問が題材となるので、著作権の問題を解決しなければ踏み込めない。予備校の講師は、数学でも、英語でも、夥しい量の過去問を引用・使用しているが、あれはいちいち著作権の許可を得ているのであろうか。例えば、英文法の問題集だと、500問ほどの過去問をいちいち同意を得ているのであろうか。
問題集一冊の値段は900円から1500円として、500の問題の著作権料を払っていては採算は取れないのではないか。ここのところをクリアしなければ、製作に踏み切れない。高々900円の問題集に著作権料をいくら払うというのか。
竹の会の数学は、開成突破、筑駒突破、渋幕突破の折り紙つきである。今年も、わたしのレジュメを解き直しするだけで、わたしの予測を超えた、成果を出している。偏差値70を越す高校の数学に合格水準の得点を取る。その威力は、作ったわたしも、そこまでか、驚きを隠せない。
わたしの書いた数学の本を出したい。長い間、思い続けてきた。わたしなどに声をかけてくれる出版社などまずないから、これまでそれはないことと考えてこなかった。しかし、世の中の進歩は、これまでの古いしきたりを悉く毀していった。おかげで、わたしは、出版社など不要という時代に突入して、自分の原稿を自由に本にすることができるようになった。今度は、是非数学を書きたい。もちろんわたしが開発した、算数体系を本にして、世の中に問いたい。思いは募るばかりである。
理科ポイント集について
理科は、どうしても、図なしには、書けない部分がある。百聞は一見に如かず、というが、その通りだ。天体の説明などは、図なしには考えられない。
図は、できる限り抽象化して、模式化して、かくことにした。わたしの使い慣れたソフトでかけるギリギリまで工夫した。早くからイラストレーターは購入していたのだが、正直習っておけばよかった。
とにかく図と悪戦苦闘しながら、不満足な図には敗北感を味わいつつ、とにかひたすら要点を拾っている。いつになったら論点は一周回るのだろうか。二度目、三度目の論点に出会っても、本質は変わらないとしても、新論点なら、これは拾うしかない。