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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

 🎶塾はいつから行くべきか

2024.04.23

🎶塾はいつから行くべきか
 この問題の立て方は、塾に行くことが前提となっている。世の中には、「うちの子は塾に行かなくて受かりました」などという父親もいます。
 塾に行かないという選択は、もちろん自由です。それで成功したというのならそれも結構なことです。
 しかし、だから一般に塾に行く必要はない、というのは、特定の事件を一般にもそうだとするわけで論理は破綻しています。特定の例を一つ出して、だからと一般化する、のは、それこそ危険です。
 わたしは、塾に行っていない、いやもしかしたら行けない、そういう子たちが、学力なしのままに放置されている、そういう現状を踏まえてそのことを危惧しているだけです。
 中学受験を考える家庭なら、小4、早い子だと、小3あたりから大手進学塾に行くのではないでしょうか。
 しかし、これで成功するのは、2つ要件、いや3つかな、を満たす必要があります。
 1つは、DNA的な要件、2つ目は、カネをかけられること、そして3つ目は、母親が付きっきりで勉強をフォローしてやれるか、です。
 もし、1の要件が欠けているなら、諦めたほうがいい。大手進学塾は、もともと生まれながらの才能に恵まれた子のためのものです。大手塾は、難関校の合格数を競うことで、経営を成り立たせている。大手というだけで、天才たちが集まる。もともと天才は、いい教材を与えておきさえすれば、勝手に勉強して、受かってくれる。大手が何をしたから受かったというわけではない。彼らは大手のカリキュラムに従い、特別講座はすべて申込み、講座の売りのテキストを手に入れて、別に通う個別指導塾を利用して、理解する。
 学校の内申について
 「よくできる」がほとんどの場合が、普通の子です。「もう少し」がなくて、「できる」が6、7割の子については、わたしは、最近疑いを持っています。
 最近の研究では、境界知能という言葉が、使われています。これは、IQ70〜85の範囲にある子のことと定義されているようです。どうも昨今の小学校の内申と、竹の会の入会試験の結果とを入会試験が始まった2013年からのデータで照合してみると、これは境界知能にあたるのではないか、と思われるのです。
もっともこれは一般論です。「もう少し」が何個かあっても、IQがかなり高い子を複数経験していますから。
 IQというのは、やはり重要です。IQの高い子は、やはり勉強に対して「活気」があります。勉強に対して低調な反応を示すというのは、IQが関係していると思います。なかなか興味を示せないのはIQが関係している可能性があります。
 発達障害というのは、必ずしもIQが低いとは限らない。境界知能かつ発達障害ということももちろんあります。 発達障害の子には、あることだけは人並みにできるということがあり、他ができないのは、怠けであるとか、やる気がないからだとか、言われて、「この子はやる気さえあればできるのに」と嘆かれることも多い。それは親であったり、学校や塾の先生がそういうことを言うこともあります。発達障害とは気づかれないのです。
 よく指導時間中も、なかなか言われたことに手をつけられず、ともすればいろいろと言い訳しながら、やらない子がいます。
 やたら周りに話しかける。手遊びをする。ちょっかいを出す。これも今から考えれば発達障害だったのかもしれない。これはこれまで性格とか、幼いとか、やる気がないとか、さまざまな理由でその子の意識、気持ちの問題として、扱われてきた。しかし、もしこれらの症状が、病気だとしたら、本人を責めるのは、筋違いだということになる。なかなか勉強に取りかかれない、これをわたしは、性格もあるが、幼いということではないか、と考えてきた。しかし、年を重ねてもむしろひどくなる、そういった事態を幾度となく体験してきて、これはもしかしたら発達障害だったのかな、と思い返すことがある。
 最近の研究でしだいにわかってきた、境界知能、発達障害の問題については、いろいろと本を読んでみた。そう考えるとなにもかも符合することはある。
 よく小学低学年にろくに挨拶もできない子がいるのは、躾をしなかったからだろうと思う。挨拶ということの社会的認識が欠如したまま大人になるのかと思うと気が重い。これももしかしたら、境界知能なのか、発達障害なのか、と考えてしまう。
 子どもを塾にやるタイミング、これは、もしかしたらその子の人生を左右する、いや分岐点になると今は確信している。
 竹の会なら、小2がベストである。ただし、他塾については、一切知らないので、仮に、小2から行っても保証の限りではない。おそらく竹の会はまったくやり方が違うだろうから。
 また、大手は、普通の子が行けば、確実に、基本の欠落した、思考のできない欠陥人間に仕上がる。大手と言っても2種類ある。中学受験のための進学塾型と公立中高一貫校型である。ここでは、前者を念頭に置いているが、後者は、勉強に不活発な子が多いと思われるが、そういう子も、学校の優等生も含めて、思考欠落、基本欠落となる恐れは高い。

 

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