2024.04.16
🔛一途に勉強した者だけが結局受かった❗️
勉強愛を強く感じる、いや勉強しか考えでいないように見える、そういう子だけが、受験の資格がある。
本当に勉強を大切に思っているとは、思えない人たち❗️
盆正月には必ず家族で遠くの実家に帰省する、習い事、稽古事を複数抱えて、多い子で週の4日をとられる子もいた。発表会やら試合、進級試験とか、そのための練習などやたら多かったな、そんな子が勉強も大切、試験も受かりたい、ということを普通に口するわけです。わたしから言わせれば、週のすべてを勉強に使っても合格するかわからない。それなのにこの種の人たちは、平気なものです。
こういう類いの人たち、親子はもう好きにやっていただいて、当然落ちるでしょうから、またそれだけ神経が太いのだから、強かに生きていくのでしょう。
都立中、都立高校だって、塾にカネをかけられない、そういう人たちが、必ずいました。わたしの記憶では、塾にカネをかけなかった人たちは、ことごとく受験に失敗しています。
かつて赤貧の中学生がいました。お母さんは、病気がちで入退院を繰り返していました。お父さんは、警備の仕事で夜勤でした。一間しか無いアパートで、お母さんはいつも寝ていました。その中学生は、中学1年生から確か中3の夏までいました。彼はいつも季節講習は最長時間のコースを申し込むのです。赤貧なのに。しかし、あるときから、月謝も最長コースの季節講習の費用も払えないままに、何ヶ月も経ち、退塾を申し渡さざるを得なかったのです。竹の会を止めてから、風の噂に代々木ゼミナールに行ったということを耳にしました。よく払えるな、と思いました。高校入試は都立青山に合格したと人伝に聞きました。彼のことをもう忘れかけた頃、一通の現金書留が送られてきました。中には何ヶ月分かの月謝と講習費用が入っていました。わたしは驚き、余分に入っていた現金を現金書留で返却しました。かれのお父さんは未払いのままの費用を一年後に送ってきたのです。わたしは、もう忘れていた。胸が痛みました。彼は夏季のとき、3枚しかないシャツを着まわしていました。その生徒が東大合格者の中にいた、名前を見つけたときは、これできっとご両親を楽にしてあげられる、と心底安堵しました。借金して、できのいい子に、教育のためにカネを惜しまなかった。そして竹の会の未払いの費用を払った、その責任感。わたしは、その生徒のことを思い出すたびに、胸が痛みました。あんなに竹の会を気に入っていたのに、退塾させてしまったことを後悔しました。
カネをかけなければ受からない、これが受験の現実であり、真実です。私立は当たり前として、近年の都立中受検もその例外ではなくなりました。
昨今のトップ都立について
トップ都立とは、昔から、日比谷、西、国立の3校を呼んできた呼称です。
最近は、主要三科について独自問題を出す都立、これらは進学指導重点校ですが、日比谷、西、国立以外に、戸山、青山、新宿、立川、東八王子があります。ほかに、小山台、三田、駒場など良質な都立高校があります。
私立難関、国立などに合格するためには、やはりカネをかけなければなりません。
そして、例えば、慶應女子、慶應、早実などを受ける層には、東大志望の生徒が当然います。こうした生徒は、国立や開成などの進学校を受けることになりますが、女子には東大のための進学校がない、それで都立日比谷、西、戸山などに、天才たちが集まる。つまり、こうしたトップ都立等は、難関私立などをクリアした生徒、惜しくも落ちた生徒などが集まるのです。高い内申を取り、都立一筋に頑張ってきた人たちには、さらに推薦合格の生徒には、入学後、こうして難関校水準の生徒群に勝てるはずがないのです。
つまり、トップ都立に行くにしても、難関校レベルの力をつけておくことは、入学後に上位にあるためには、必須の要件なのです。
さて、こうして、高校入試は、トップ都立をめざすにしても、難関私立、国立をめざす勉強が絶対条件ということである。
さて、ここで簡単な逆算をしてみましょう。中3の6月には、駿台模試が始まります。また、VもぎやW合格もぎも7月には始まるでしょう。高校入試の模試ですから、中学3年間の力が試されます。確かに、最初の模試は、中3の進度に併せてくれています。しかし、受験する側としては、中3の5月には、すでに実力的には、ほぼ完成させていることにしくはないのです。秋酣さらなる進化を遂げるためには、早くから完成度は高い方がいいのです。
さて、あなたたちの中には、中3になって、4月から始まる中3数学、英語に期待して、さあ、いよいよ高校入試だ、気合いを入れて勉強しなければ、と決意を新たにするバカはいないことを祈ります。
逆算すれば、中学の数学、英語は、遅くとも中2の秋に終わらせていなければならない。中2の夏には、英文読解訓練、難関私立の数学国語英語の過去問を30校分は解く練習をできるくらいに完成させてほしい。
理想は、中1で中学の数学、英語を終わらせることである。理科、社会、国語も問題集を使って仕上げるのである。
いいですか。高校入試で成功するというのは、高校入学後もトップクラスにあるということを念頭においたものです。
あなたたちは、呑気に部活に興じて、習い事にうつつを抜かして、家族旅行を楽しみ、人生を謳歌する人たちなど、あなたたちにとっては、戦線離脱者なのですから、違う人生を歩む人たちとは、一線を画して、ひたすら前進することです。
中学は高速で通過するだけの点です。そして高校は、大学のための通過点です。
最後は、大学で決めてください。