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桜修館合格のために‼️

2023.02.16

桜修館合格のために‼️
  勉強の究極の極意
 常に鳥瞰する❗️  全体像から見直す❗️
それは、何のためにか。幹をストーリーにする、ためである。
勉強というのは、なんでもかんでもすべて満遍なく、平等に覚えるものではない。自ずと覚える事項と捨てる事項とに収斂して行くものである。それでは何を捨て、何を覚えるのか。

 これは捨てる、最後に覚えるのは、これだけ、これが勉強の理想である。
 
 私たちは、幹を押さえなければならない。枝葉末節は、捨てるのである。勉強は、幹を押さえる。何が幹か、これを知るためには、全体像から見るほかない。全体像から眺めて何が幹なのか、見極めなければならない。
 これは私が法律の勉強をしていた学生の頃の失敗が、後年ここにあったか、と悟ることとなったから、悔いを残した苦い記憶があるから、特に、あなたたちには、何度でも強調しておかなければと思うのです。
 あの頃、わたしは、我妻榮先生の民法講義に挑戦していた。先生の民法講義は、総則・物権・担保物権・債権総論・債権各論全4巻まで、都合9冊あった。特に、分厚かったのは、総則と債権総論で、各600ページ前後あったか。とにかく全体を読み通すのは、気の遠くなるような話しであった。専門用語に惑わされ、読み取ることが困難なことも多々あり、なかなか進まなかった。読んでいると途中何のことかわからなくなることも度々であった。このとき、わたしが常に意識しなければならなかったのは、全体像、鳥瞰図だったのだ、と今ならわかる。本を読むときは、常に、全体像を重ねながら、現在の位置を確かめながら読まなければならなかったのだ。

 網羅的知識を闇雲に無差別に頭から覚えようとしてはならない。全体像、鳥瞰したら、主となるテーマとの距離を測れ❗️

 距離は相対的なものであり、他の知識の距離と比べて、より近いものほどより重要な知識と判断する。要するに、知識に軽重、序列をつけろ、ということだ。
 国語読解の極意‼️
 国語の読解とは、要は、書かれてあることが、「要するにどうだ」ということを一言で言い表わせることだ。文章の内容を正確に読み取らなければ、この一言で言い表わすことは到底できない相談である。
 これからみなさんは、様々な文章を、試験問題という形式で読むことであろう。問題文を読むときは、ひたすら意味を取ることに専念・没頭しなければならない。文章というのは、流れに従って、文の意味を繋いでいかなければならない。そして、一つの段落を読み終えたら、ここで「要するに、この段落は、こういうことを言いたいのだな」と、要約してほしいのである。この一言で言い表わすことが、すなわち正確な読み取りの極意ということである。
 あなたたちは、文章読み取りの達人にならなければならない。正確に、筆者の「言いたいこと」を読み取っていく、それが読解である。このとき、読み取ったことが、本当に読み取れたかは、この一言で言い換えられたか、でわかる。「要するに、……ということだな」、これである。
 読解とは、「要するに、……ということだな」と言い換えながら読むことにほかならない。
 文章は、全体像を睨(にら)みながら、各節を読まなければならない。鳥瞰することは、読解がコースを外れることを防いでくれる。この文章は、「……について」書かれている文章だ、とか、「主たるテーマは……だ」、とか、意識しながら、読み進めることを忘れてはならない。
 勉強のコツというものがあるとすれば、それは、国語に限らず、数学でも、算数でも、理科の教科書でも、社会の教科書でも、「要するに、……ということだな」と一言で言い換える癖をつけることだ。

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