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桜修館合格のために/トップ都立合格のために/中学受験成功の/勉強、努力の効果のこと

2023.06.20

🟡勉強、努力の効果のこと
 勉強には、2つ性質があると思います。
 まず、継続が効果を生む前提となります。断続的な勉強が効果のないことは自明です。
 継続の中断の事由は関係ありません。定期試験で2週間から1か月受験勉強を中断すれば、その中断の影響は過去の事例を見てもあまりにも明らかです。ましてや旅行、実家帰省、合宿で1週間などの悪影響は真綿で首を絞めるように後になって効いてきます。恒常的に激しい、疲れる体育会の部活がもたらす悪影響は、たいてい第一志望都立の失敗という形で終わります。文化部でも吹奏楽部などは少なくともトップ都立への進学はない。

 勉強のもう一つの効果は、勉強したことの効果が、6か月後〜1年後に現れるということ、受験勉強だと2年後にようやくその効果が出てくるということもある。
 例えば、一冊の参考書をやるとして、その途中で、模試を受けても、何の効果もない。一冊の参考書は最低7回繰り返して、初めて模試で効果として認識される。すべての参考書についてそれは変わらない。例えば、国語が苦手だ、というので、評論文集をやるとして、それを毎日読み、一冊をもう十回以上読んだとき、初めて何か言えるのであって、毎日1、2ページ読んだとしても、それは直截それが効果として現れることはない。いいですか、どんな問題集も一回やっただけでは効果はないのです。少なくとも3回やったら「やった」と言っていい。しかし、効果は7回、最低7回です。勉強というのは、それだけの手間と時間をかけなければならない。そうなるとあなたたちが、習い事、稽古事、スポーツ、部活、旅行、レジャー、その他下らない事に時間を浪費しているのは、どれだけ無駄をしているか、ということです。これを無為に時を過ごすと言います。 

 「勉強のもう一つの効果は、勉強したことの効果が、6か月後〜1年後に現れるということ、受験勉強だと2年後にようやくその効果が出てくるということもある」について

 
 
 これはなぜなのか、少しく説明をする必要があるかもしれない。
 例えば、数学の話し。数学を解き直しのできる態勢に持って行くのにどれだけの時間がかかるか、ということである。メインとなる中3数学を偏差値65レベルの入試問題を軸に基本的な事項を押さえる。さらに偏差値70レベルの問題を軸として、総覧する。こういう作業を初めて解き直しの態勢に入ることができるのである。この解き直しを7回以上繰り返して初めて模試で効果が出るのである。
 英語はどうか。中3まで履修事項を終わらせるということの意味は単純ではない。少なくとも学校文法では何の効果もない。ここでも入試問題を踏まえての勉強でなければならない。竹の会なら「新英語指導案」をやれば少なくとも中3までの基本文法までは短期間で終わらせられる。もちろん7回やる。避けて通れないのは、英文解釈である。これは、5文型思考を徹底して鍛える意味もある。ここでは研究社の高校英語副読本がベストである。添削をしながらの指導が必須である。本来この過程を終えると、選び抜かれた予備校もの問題集などを使用するのだが、現在竹の会では、幻の名著と言われた「英語ポイント集」の新版の執筆が進んでいる。旧ポイント集では、国学院久我山レベルなら90%取れた。開成、筑駒レベルには足りない。それで市販の本で補ってきた。今回の改訂は偏差値70以上を意識した。これだけで開成、筑駒、慶應、慶應女子80%を可能にしたと思う。もちろん解き直し、読み直し20回は絶対である。

 今やっている勉強の効果が出るのは早くて3か月後、通常は6か月以上先のことだということである。つまり、夏の勉強の成果は、ちょうど受験直前に出ることになる。

 いいですか。勉強というのは、何かを一冊、いや一体系でも終わらせて、今度はそれを何回も解き直しして初めて効果が出るものなのです。
 だから最初から全力で走らなけれダメなのです。だから脇目も振らず、横道に逸れたり、寄り道をしてはいけないのです。
 竹の会のこれまで落ちてきた人たちは、例外なく、道草をし、横道に逸れた人たちでした。大手塾で一年、二年と過ごすのも、結果割合も理解しないのなら、道草以外の何ものでもありません。落ちた人は必ず稽古事、習い事をやっていたはずです。そしてお決まりのように大量の積み残しをして時間不足で喘いでいました。あるいは直前まで野球やサッカーをやるなど舐めています。積み残しに象徴される,この人たちは,仮に積み残しがなくてもようやく1回終わらせるということです。しかし,それでは勝ち目はないのです。1回やっただけで効果なんてあるわけがない。試験を知らないというか,試験を舐めているわけです。そういう子の親の認識というのは,あきらかに試験というものがわかっていないのに,自分の考えが常識的だと信じているようです。また,小5まで散々好き勝手しておいて小6になって「できない」,失速したことに動揺します。もう遅いのです。小6の夏を過ぎて,夏もそこそこにしかやらないで,どんな効果を期待したというのでしょうか。突然「伸びる」とでも思っていたのでしょうか。「効果」というのは,潜伏期間が最低でも1年かかるものです。「効果」は直前の窮余の策では虚しいほどない。むしろ直前期の様々な戦略は潜伏期間の長い人に現れるものです。効果には潜伏期間が必要なのです。だから小4期や小5期の勉強と真摯に向き合う期間が重要なのです。まだ小4だからとか,まだ小5だからとか,試験を知らない母親が勝手に試験のありかたを誤解して子どもを失敗に導いているのです。子どもの失敗は100%母親,もしくは父親の認識不足です。試験というのは、先述した通りの中途半端な時間ではどうにもならない強敵です。解き直しもできないほどに横道に逸れて、趣味をやる余裕はあると余裕で踏んだのでしょうが、そんなわきゃないでしょ。落ちる人間は物事の表面しか見てない。それがB層ということです。IQは高くない,世の中の雰囲気で自分の意見を決めてしまう人、そういう人のことを適菜収はB層と呼び、現在の自民党を支えている人たちもB層です。これだけ受験、受検と騒いで来ても、ちっとも試験勉強というものが、どういうものなのか、わかっていないのです。習い事なんかにとても時間を捨てる、時間の余りはないのです。そういう時間浪費をした人が受かるわけはないのです。そもそもの受験、勉強というものがわかっていない人たちなんですね。こういう人は結局大学入試、資格試験も失敗する蓋然性の高い人たちです。
 

 

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