2023.02.17
桜修館合格を決めた、竹の会の極秘レジュメ「合否判定15問」のこと‼️
このレジュメを執筆したのは令和元年11月から12月にかけてのことであった。令和2年2月桜修館受検の3人のために、急遽執筆することにした。最初、みくに出版の銀本から、使える過去問を探す作業から始めた。採用基準は、わたしが解いてわたしを唸らせるほどのものであることとした。そうなると使える学校は自ずと限られてきた。ただ都立の問題を使うことはほとんどなかった。
問題を選んだら、今度はじっくりと解いてみる。思考を何層にも重ねるとか、思考の綾を突くものとか、思考錯誤を招き易いものとか、勘違いしやすいものとか、ミスを誘うもの、そういうものにわたしのセンサーは敏感に反応した。こうして問題を解くと、今度は、パソコンに向かって、まず問題レジュメを作る。図などは微細に再現した。カラーに彩色することもあった。これが完成したら、いよいよ解説レジュメの制作に入る。自分の作った解答に詳細な図入り解説を執筆した。私の解説を読むことで、理解を深める、何かが得られるように、思考の過程を丁寧に再現した。一つのレジュメが完成するのに3日はかかった。結局冬期に入るまでに15問ほどしか作れなかった。このレジュメは、1月に入って満を持して実施した。
桜修館受検の3人は、このレジュメに専念した。
不思議なレジュメであった。一問一問重ねるたびに子どもたちが自信をつけてゆくのがわかった。合格ハンコをとるたびに、子どもたちの顔つきが変わっていった。
このレジュメのお陰か分からない。しかし、3人とも合格してしまった。
翌年は、このレジュメを使う前に失速した子ばかりで、結局使わず終いだった。
今年は、なんとかこのレジュメを使わなければと決心していた。しかし、その前段階に使った「処方箋」が、遅々として進まず焦った。しかたなく「処方箋」は途中のままに、「合否判定レジュメ」の使用に踏み切った。
今年は、模試で成績優秀者が出るどころか、100点未満の者ばかりで正直滅入った。今年の受検者は片手に満たない。模試から合格ゼロも覚悟した。合否判定レジュメを使ったのは、1月のことであった。ギリギリで14問まで終えた子が一人、その一人が受かった。
桜修館を受検したのは、1名だけ。その子の模試は壊滅的だった。しかし、奇跡が起きた。合格‼️
桜修館戦略の見直し‼️
「合否判定レジュメ」の不思議な力の原因がわからない。令和2年の合格者が、よかったレジュメとして挙げた「処方箋」と「合否判定レジュメ」。「合否判定レジュメ」は、私の思いのこもった作品であることには違いない。書き終わったとき、もう二度と作れないと思った出来栄えである。
今年は、「合否判定レジュメ」の続編か、新構想の作品を作ろうと考えている。
その魔力のような、不思議な力の原因は今だにわからない。