2019.08.17
令和元年八月十七日 台風一過酷暑再来
第1章 年々パワーアップする竹の会の受験力
竹の会の指導骨格 訓練する塾
小学低学年から2つのことを念頭に訓練していきます。
一、計算、割合思考の徹底訓練
二、家庭学習の重要性を認識し、勉強の習慣、スタンスを体の一部とするまで、指導訓練する
竹の会は、昭和六十年十月開設以来、考えることに真剣に取り組む塾として、開業当初から、中学生に考える勉強姿勢というものを定着させるため、さまざまな試みを実践してまいりました。高校入試を軸に、時として、中学入試や大学入試にも取り組みながら、考える力をつけるための研究を重ねてまいりました。竹の会の誇る、過去問合格法は、竹の会創設時から竹の会が、本能的にこれしかないと取り入れた方法でした。大手のように「よくできた」自前のテキストを持たなかった竹の会の苦肉の策であったかもしれません。かといって巷の塾のように塾専用教材を使って授業をやるというのは疑い深いわたしにはとてもできない相談でした。
竹の会の最初は、わたしの目にかなった、駿台と代ゼミの問題集の気に入った箇所をコピーして、使いました。そのうち使い勝手の悪さに辟易として、自前のテキストを執筆すること、その完成に没頭した時期がありました。完成したテキストの欠点は、いわゆるワープロ専用機を使ったため、文字のポイントが、小さ過ぎたことでしょうか。それでもこれらの自前のテキストは竹の会の高校入試指導において効率のいい指導を実現したきたと思います。これらのテキストは、竹の会で最強の合格法として成長した過去問合格法の前段階の指導に大いに貢献したことは確かでした。
平成十年を境に世の中はワープロ専用機の時代から、パソコンの普及が急速に広まったのです。
わたしは大量のデータをフロッピーディスクに記録していましたこともありまして、なかなかパソコンにチェンジできないでいました。それでもマックを購入し、NECのパソコンを購入したり、しましたが、なかなか乗り換えに踏み切れませんでした。それでも恐々とパソコンを使って資料の製作に取り組んでいたことを思い出します。転機が訪れたのは、新宿の量販店でたまたま出会った数式ソフトでした。何万円かしたと思いますが、わたしは期するところがあって迷わず購入したのです。これが現在の夥しい量の竹の会の指導の要となったレジュメの始まりでした。ただこのソフトを購入しても実際にわたしがそれを使い始めるまでに約1年の歳月が流れました。最初は算数や数学のレジュメを単発的に作っていました。かなり使い慣れた頃、平成17年のこと、都立西志望の女子生徒の成長に合わせて、竹の会のオリジナルテキストの全面レジュメ化という大事業に取り組むこととしたのです。平成20年までには完成したこのレジュメは今でも竹の会の高校入試指導において抜群の効果を発揮するメインレジュメとなっております。このレジュメ世代の、その女子が、豊島岡女子、都立西に合格を果たしたのは周知のとおりです。同年同じレジュメ世代の男子が、立教や桐蔭理数を突破したことも付け加えておかなければなりません。その男子は、その後東京大学文IIに合格を果たすことになるのですから。
平成18年、わたしは公立中高一貫校ブームの真っ只中にいました。少子化で地元の優秀な中学生がほとんど来なくなったこの時期、わたしは竹の会の進むべき道を公立中高一貫校に方向転換したのです。専門の高校入試は、都立難関に絞って受けるということも方向転換でした。
それにしても、公立の小学生は、あまりにも劣化がひどかったのです。小6になっても、分数の計算もまともにできない子が山ほどいました。塾などには行かないという子が多数の時代でした。特に、女の子は、私立受験とは無縁の子が多く、女の子に対する親の「できるだけ金をかけない」という姿勢が、当時の親の態勢でした。公立中高一貫校は、こうした女子たちには福音であったのです。
通分もよくわからない子たちが、割合など理解することはありえません。わたしは、劣化した小学生の指導について、悩みました。そう、竹の会が、小学生指導の道に踏み込んだのは、苦難の道の選択であり、茨の道の始まりであったのです。わたしはそれから数年、小学生指導の苦しみから解放されることはなかったのです。割合を理解できない小学生をどう導くか、これはわたしのライフワークになっていました。朝目がさめると浮かんだアイデアをレジュメにする、指導で使う、子どもたちの反応を見る、そういうことを繰り返し、わたしは、使えるポイントをノウハウとして掴んでいったのです。平成24年のことでした。わたしはその年、小石川を志望する女子6年の指導を引き受け、そのためにこれまでワードで作ってきた適性レジュメを例の数式ソフトで作ることにしたのです。これは私の中でコペルニクス的転回であったと思います。発想の転換でした。あの年作ったのが、竹の会入会テストシリーズの中の第1類と、「合格答案への道」、それから「算数をクリアーにする」でした。このレジュメを使った子たちが、小石川、白鷗、桜修館に合格したのです。この年こそ、記念すべき竹の会レジュメの元年でした。もっとも竹の会算数の核となるミクロマクロ法は、平成23年指導において、偶然算数の得意な二人の男子に使ったレジュメがきっかけとなり、日の目を見ることになったのです。
近年、竹の会指導の高度化は、凄まじく、公立中高一貫校受検で、高得点合格者が、当たり前になっております。本年受検では、攻玉社と巣鴨の算数選抜にも合格を果たしております。昨年、桜修館合格の女子は東京農大一高附属に合格していましたが、実は、近年私立併願には悉く合格していたのです。高校受験でも都立戸山などの合格者が、國學院久我山などの高校に合格しておりますが、竹の会では第1志望校の合格しか出してきませんでした。
竹の会強し、の定説は、確固たるものになろうとしております。
竹の会を見学された親御さんたちが、一様に驚愕される竹の会の指導の実際、実態は、それほどまでに強烈なものであったのです。竹の会は、竹の会の指導は、低学年からの徹底した、計算訓練、完璧なまでに計算道に修練した子たちが、割合という修羅場で、葛藤と格闘を繰り返す子どもたちの姿はそれはそれは印象深い、インパクトに富んだものであったことでしょう。かつて竹の会は一年ごとに進化する塾と塾生や親御さんたちに言われておりましたが、竹の会を語るに、数年前の卒業生が、語ることはもはやできないかと思います。それほど竹の会の指導は進化してきたのです。
勘違いしてはならない。竹の会の レジュメ集を終わらせることが、目的ではない。よく焦った親御さんが、レジュメの遅れていることを嫌い、先へ進むことばかりに気を取られている姿を見受けますが、勘違いしてはなりません。レジュメは、考える訓練をするために使っているのです。考える時間を惜しんで、端折って、答えさえ合えばいい、と先へ進めるのは、本末転倒の話しです。
よく考えてじっくりと進めた子、合格はんこを取りながら進めた子の方が、こなしたレジュメは少なくても、力をつけている、そして合格する蓋然性が高いのは、何が大切なのかを、よく示唆している、と思います。不合格はんこばかりの子が、所定のレジュメを解説読んで終わらせても、100%、受かることはなかったのです。
竹の会旧テキストの数々、オリジナルテキストは今はもうない
竹の会英語の集大成
竹の会合格35年史 竹の会昭和60年(1985年)創設
平成31年
中学受験
都立桜修館中等教育学校(男子)※併願合格 巣鴨中学 攻玉社中学 都立桜修館中等教育学校(女子)千代田区立九段中等教育学校(女子)千代田区立九段中等教育学校(女子)
高校受験
都立青山高等学校(女子)
平成30年
中学受験 都立桜修館中等教育学校 都立富士高等学校附属富士中学校 都立富士高等学校附属富士中学校 ※併願私立 東京農業大学第一高等学校中等部
平成28年
中学受検 都立小石川中等教育学校 都立白鷗高等学校附属中学校 都立富士高等学校附属富士中学校
高校受験
都立戸山高等学校 都立文京高等学校
平成27年
中学受検
都立桜修館中等教育学校 都立富士高等学校附属富士中学校
高校受験
都立戸山高等学校
平成26年
高校受験
都立駒場高等学校
平成25年
中学受検
都立小石川中等教育学校 都立桜修館中等教育学校 都立白鷗高等学校附属中学校
高校受験 ※1名中1名合格
都立北園高等学校
平成24年
中学受検
都立富士高等学校附属富士中学校
平成23年
中学受検
都立小石川中等教育学校 都立桜修館中等教育学校
高校受験
都立小山台高等学校 都立文京高等学校 都立産業技術高等専門学校
平成22年
中学受検
都立桜修館中等教育学校 都立両国高等学校附属中学校 東大附属中等教育学校
高校受験
都立富士高等高校
平成21年
大学受験
慶應義塾大学(商学部)千葉大学(法経学部)
平成20年
中学受検
都立桜修館中等教育学校
高校受験
都立西高等学校 豊島岡女子学園高等学校 桐蔭学園高等学校(理数科)立教新座高等学校
平成19年
中学受検
千代田区立九段中等教育学校 東大附属中等教育学校 東大附属中等教育学校
高校受験
都立狛江高等学校
平成18年
中学受検
東大附属中等教育学校
高校受験
都立富士高等学校 都立狛江高等学校
平成17年
高校受験
都立青山高等学校 都立新宿高等学校 都立大附属高等学校 桐蔭学園高等学校(理数科)
平成16年
中学受験
東大附属中等教育学校 成城学園中学校
高校受験
都立富士高等学校 都立富士高等学校 國學院高等学校
平成15年
中学受験
国学院久我山中学校 吉祥女子中学校
高校受験
都立新宿高等学校 都立鷺宮高等学校
大学受験
中央大学
平成14年
高校受験
都立青山高等学校 都立青山高等学校 都立青山高等学校 都立駒場高等学校
大学受験
慶應義塾大学(総合政策学部)上智大学(経済)
平成13年
高校受験
都立西高等学校 都立国際高等学校 都立新宿高等学校
平成12年
中学受験
東大附属中等教育学校 日本大学第二中学校 実践女子学園中学校
高校受験
都立青山高等学校 都立新宿高等学校 都立新宿高等学校 都立新宿高等学校 国学院高等学校 国学院高等学校 東京農大第一高等学校
平成11年
中学受験
立教池袋中学校
高校受験
都立青山高等学校 都立駒場高等学校 青山学院高等部
平成10年
高校受験
早稲田実業学校高等部(普通科)早稲田実業学校高等部(商業科)立教新座高等学校 日本大学第二高等学校 都立駒場高等学校 都立三田高等学校
平成9年
中学受験
成城学園中学校 大妻中野中学校 大妻中野中学校 恵泉女学園中学校
高校受験
都立青山高等学校 都立新宿高等学校 都立新宿高等学校 都立駒場高等学校 都立駒場高等学校 成城高等学校 成城学園高等部
平成8年
中学受験
昭和女子大附属昭和中学校
高校受験
都立青山高等学校 都立青山高等学校 都立新宿高等学校 都立新宿高等学校 国学院久我山高等学 東工大附属高等学校 日大櫻丘高等学校 玉川学園高等部
大学受験
東京理科大学(理工)
平成7年
中学受験
成城学園中学校
高校受験
東邦大附属東邦高等学校
大学受験
中央大学(法学部)
平成6年
都立青山高等学校 都立新宿高等学校 国学院久我山高等学校 帝京大学高等学校
大学受験
東洋英和女学院大学
平成5年
高校受験
都立大附属高等学校
平成4年
高校受験
都立青山高等学校 都立青山高等学校 都立青山高等学校 都立駒場高等学校 桐蔭学園高等学校(理数科)成城高等学校 共立女子第二高等学校 東京農大第一高等学校
平成3年
中学受験
東洋英和女学院中学部
高校受験
都立戸山高等学校 都立新宿高等学校 都立駒場高等学校 青山学院高等部
平成2年
中学受験
獨協中学校
高校受験
都立新宿高等学校 都立大附属高等学校 東京農大第一高等学校
平成1年
高校受験
都立国際高等学校
昭和63年
高校受験
都立駒場高等学校 都立芸術高等学校 都立大附属高等学校 富士見高等学校 国学院久我山高等学校
昭和62年
高校受験
都立駒場高等学校 都立大附属高等学校 都立大附属高等学校 都立目黒高等学校 青山学院高等部 市川高等学校 国学院久我山高等学校