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現代受験論 🟥安心感の根拠

2025.01.31

🟥安心感の根拠
 いつも変わらない❗️ 人はそこに安定を感じる。日常というのは、細かい思考をカットできて、快適なのである。つまり、いちいち考えないというのが、人間には楽なのである。勉強が苦痛なのは普段考えない世界から考える世界へと強いられるからである。

 算数が苦しい⁉️ わからない⁉️から苦しいと言う。他方、すぐわかる算数なんて面白くない、難しい方が楽しいという子もいる。算数が楽しいという子にも、2種類あって、幼稚、未熟な段階の子が言う場合とかなり高度な段階の子が言う場合がある。前者は、楽しいと思い込んでいるだけであって、これまでさっぱりわからなかったものが、少し操作できるようになって発した言葉に過ぎない。後者は、算数の本当の楽しさに触れる世界の住人となり得たということか。それなりの才能がなければ出てない言葉である。
 よくある先祖返り⁉️
 算数で「できない」自分を追い込むという子、これは算数そのものから何かを得ようとする姿勢が消え去り、できない自分を見ることに重点が移る。つまり逃げ去ることは決めており、逃げるタイミングを見計らっているわけです。そもそも算数とは、そういうものではない。算数は頭を切り開く、柔らかくする、素晴らしいシステムです。わからないで苦しむというのは、算数を知恵と工夫を学ぶ機会ではなくて、絶対的な能力というものがあり、その能力が闘うとでも勘違いしているのではないでしょうか。問題を見たら今度はどう知恵を働かせるのか、ワクワクする、また新しい知恵の形を見れると楽しみになる、算数が楽しいとは都合そのようなことではないか、と思うのですが、算数に対する誤解をする人は意外に多い。
 もう少し述べてみましょう。算数に接する気持ちの持ち方です。算数は、あなたを襲う敵ではありません。算数はあなたに贈られた宝箱です。中からあなたたちは、知恵を学びます。ただし、宝箱を開けるのは簡単ではない。何がしかの工夫が必要です。この工夫があなたたちの知能を成長させてくれるのです。
 誰かに説明、解説を受けてしまうとあなたたちの工夫はなかったことになります。かつての竹の会には、一題解くのに3日とか、1週間かかったという子もいました。ある日などは考えていたら朝になっていたという子もいました。そういう子は時間はかかったけど、結局いいところに受かって行きましたね。中学になっても数学はずっと高校まで学年1番であり続けたという子もいましたね。
 安心感というのは、やはり変化のないところから生まれると思うのです。変化が激しいのは不安ですよね。飛行機は高低の変化がないから安心なんですよね。成績だって変化は不安を助長します。もっとも右肩上がりの変化なら大歓迎です。
 受験直前の不安というか、落ち着かなさというのは、やはり変化が目まぐるしいからです。成績が安定してないとなかなか自信が持てないものです。受験期を自信をもって過ごすというのは、普段から変化しないことです。これを生活のリズムが規則正しいと言ってもいいでしょう。もちろん勉強を軸とした生活のリズムです。不規則なリズムで勉強していれば、どうなるか、もうお分かりと思います。加えて、勉強は前倒し、早め、早めが、鉄則です。受験というのは、人より早く早くです。のんびりした親は、もう終わっています。小4から竹の会に来てもなかなか間に合わないのは、入会しても、のんびりとやるからです。遅いというのは、受験の目はないということです。だから知能が普通よりやや上くらいなら小2が理想のスタートになるのです。
 高校受験も同じです。入会してものんびりやってれば、もう独自校なんか受かるわけもないのです。それに独自校はただ合格しさえすればいいというわけではありません。上位25%以内にいなければ結局日東駒専がいいとこでしょ。そんなところに行くために独自校に行ったのですか。中学の段階で、開成に受かるほどの力をつけておけ、ということです。そのためには、中学は入学する前から、遅くとも小6の2月から始めることです。始めたらもう休んではだめです。のんびりするからどうにもならなくなるのです。受検直前になって真剣に勉強する子が多いですけど、そういう真剣さを2年前、少なくとも小5,できれば小4から持ち続けて欲しかったですね。直前期にいくら頑張っても置き残した勉強というのはもう取り戻せることはないのですから、その大きさは直前の頑張りではとても取り戻せるものではありません。早め早めに前倒しに時間に余裕がある低学年からやっておくことは後に多くの稔りある成果をもたらします。弱いところなんかも早期に発見できます。苦手な分野、例えば月の満ち欠け、電流などの重要論点なども時間の余裕のあるときにやることです。時間はいくらあっても足りない。いろいろと部活もふくめてやってきた人は、直前期にあまりにスキップしてきたことが多すぎて、絶対的な力不足にあることを悟るのでしょう。自信のなさはそこから来ています。

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