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現代受験論 🟥志望校の過去問ばかりやるバカ❗️

2025.02.11

🟥志望校の過去問ばかりやるバカ❗️
 これは、勉強不足による不完全燃焼の子、というか実力不足の子、親によく見られる光景である。
 ガス欠小学生、つまり勉強をスキップし過ぎて知識のストックがない。スキップし過ぎて解き直しのストックもない。勉強を先送りばかりしているとこうなる。習い事、稽古事、野球、サッカー、家族旅行、レジャーなど、いくらでも勉強の先送りには事欠かない。
 新型過去問ウィルスは、多くの受験生、及び母親が罹る深刻な感染症である❗️
 過去問に対する異常な執着❗️
 志望校の過去問を解いていたら安心するのか、声の教育社の過去問、もちろん志望校のですが、もう10回以上繰り返す。仕舞いには答えも解き方も覚えてしまってる。それで受かるとなぜか信じている。アホくさい。
 過去問はあなたの今の実力を測るだけです。あなたは過去問と同じ問題がまた出ると無意識のうちに思い込んで、過去問ばかりを何度もやるわけです。とにかく過去問をやり出したら終わりです。それは何が出ても解けるという実力がない証拠です。母親が過去問を解かせて、わからない問題があると、「先生に聞いてこい」なんてのが、よくありますが、終わってます。過去問なんてやってる時点でアウトです。過去問は今、その時点での検査にしかすぎません。その時点でできなかった問題を解説読んでできるようにしたところで何の意味があるというのですか。その問題はもう二度と出ないのですよ。解き方覚えるとかありえない。あるいは解き方を理解したから次に役立つとか何言ってるのか。もうその解き方を使った問題は出さなという意思の表明が過去問ということです。それに解き方学ぶとか、それは一般的に力がそこまで達していないということでしょ。志望校の過去問なんか何度も繰り返すなんて愚の骨頂です。これは模試だって変わらない。模試は確実に出る予想問題ではない。学者のやる地震予知だって、実は、大気の変動を予測できる科学なんてない。模試は過去問と同じ、ただの実力検査である。たまに母親が模試のできなかった問題を解説してくれるよう言ってくるが、アホらしい。今、できない問題を教えてもらったり、当該問題をできるように解説読んでも、それでそのできなかった問題と同レベルの問題ができるようになるわけではない。勘違いした母親が多い。
 もう過去問やってたら気がついたと思いますが、例えば、令和6年の算数、慶應なら慶應の算数をやって、60点なら、令和5年も60点前後でしょ。これはよく都立の理科、社会の過去問をやってると経験ある人が多いでしょ。令和6年60点前後なら、令和5年も同じ、令和4年も同じです。だから過去問は現在の実力を測ることしかできない、と言っているのです。また、中3の9月に、60点なら、12月も変わらないことに気がついた人もいるはずです。9月から3か月経った12月でもさほど力はついていないでしょ。
 令和3年竹の会では、開成、筑駒合格者が、渋幕や城北などを受けていますが、過去問なんて一切やってません。「先生、過去問やったほうがいいですか」と問われましたが、「必要ない」と一喝しました。彼は渋幕は特別特待生に選ばれました。特待生のその上ということです。城北では、時間が30分以上余って退屈だった、と言ってました。過去問なんかやるバカが多いからわたしとしては助かります。そんな時間があったら、やることはほかにあるでしょ。
 試験に落ちるのは、2つの理由がある。
 一つは知識不足。二つめは、思考欠損です。
 試験に合格するためには、これだけはやらなければならないという絶対量があります。習い事、稽古事、その他で、ガス欠になるから、落ちるのです。 レジュメ絶対数の欠缺は、致命的です。勉強量の絶対的な欠缺は、ガス欠による失速しかありません。
 直前には、過去問では力はつけられない、としたら、どうするのか。
 これも2つほどあります。一つは、中2までに、準備を終わらせてしまうことです。
もう一つは、一貫した思考育成のための、スタイルを中2までに確立しておくことです。そうしたらそのスタイルを中3ギリギリまで続ければいい。もしそれが過去問ならそれでもいい。ただし、志望校の過去問ではない。難関校の過去問を10種類くらい用意して、思考育成のために、使う、ということである。ただこれを一人でやるのはなかなか難しい。まず、市販の過去問集の解答、解説は、難解なものが多く、かつわかりにくい。これを読んで難しいと勘違いしてしまう。わたしは長年過去問について、わたしオリジナルの平易ない解答を制作してきた。こんな簡単な解き方で解ける、そういうことを示してきた。問題集は利用したことがほとんどない。わたしが過去問から良問を選抜して、それに解説をつける、そういうことしかやってこなかったから。過去問は思考育成のための教材の宝庫です。先人が拾い上げた良問を、良問のみをやることです。

竹の会内部テキスト(レジュメ集)製本化に成功

竹の会には、「入試過去問撰」(入試数学ベーシック)というレジュメ集があります。このレジュメ集を3回以上回せばたちまち偏差値70になるという定番のレジュメです。都立共通問題なら100点、国学院久我山程度なら90点取れる、凄腕のレジュメ集です。このレジュメは、特殊な数式ソフトを使用しているため、ワード文書のような多様な用途は不可能でした。例えば、アマゾンへの出稿は不可能です。またPDFでさえも事実上不可能でした。しかし、このソフト内にある機能を使って画像処理できることで、わたしは、レジュメを1ページごとに画像処理してワードに貼り付けてみました。その上でPDF処理を試みたのですが、失敗しました。PDFにする過程で不完全なものになりました。絶望・・・。そこで印刷からPDFを選択してみました。奇跡です、成功!!

これで内部テキスト完成です!!

  

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