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現代受験論 🟧素直な性格❗️

2025.02.06

🟧素直な性格❗️
 教育現場では、素直な子ほど伸びることがわかっている。
 自分では何も考えないで、言われたことを黙々とやる、そういう子が難関に受かってきましたね。こちらがこうやれと言っても自分であれこれ考えて結局自分のやりたいようにやる、そういう子は結局いいところには受からない。ある意味悩む子というのは、結局、受からないですね。試験というのは、あれこれ、くよくよ悩まない(ように見える)子が、なにかポンポンと受かっていくように思います。竹の会では、レジュメを使いますが、なかなかレジュメが遅い、それでふと見ると市販の参考書を開いていたり、横に置いてたりする、そういう子はレジュメだけでは心配だから参考書を買ったのかもしれませんが、そういう素直じゃない子、自分で判断して行動する子というのは、結局失敗します。これは事実です。また特に、母親に多いのですが、おそらく自身ができたという成功体験なんかを持っているのかもしれませんが、その批判的一家言からか、母親の裁量でいろいろとやらせている、竹の会のレジュメはその間は中断しているわけてわけです。こういう母子が成功することはまずありません。要は、竹の会の、わたしのやり方を批判していることになる、蔑ろにしていることになる、そのくせいろいろと細かい相談、注文をしてくるわけです。こういう親子は苦手です。ストレスです。
 ***のショート・ストーリーの中に「すなおな性格」というのがあります。***はわたしには教科書なんですが、特に、起承転結を学ぶには、これほど素晴らしい本はないと思います。小学生も中学生も作文の方法を学びたいなら、***を読めばいいのにとおもいます。国語教室なんか行くより余程いい。それはともかく、「すなおな性格」というものが、批判精神がないという致命的欠陥にもかかわらず、必ず成功する、ということ、いや大成功するということをこの小説は訓話している。そしてこのタイトルはいかにも戯作の、単なる創作かのようですが、実は長年子どもたちを指導して、「はい」と素直に返事をして素直に実行する、そして母親がわたしのやり方に決して口をはさまない、むしろ子どもに先生の言に従うことを前提として話す、あるいは一切関知しないで見守るだけ、そういう母親がいいのですが、そういう母親が、子どもが成功する、いや成功してきたのです。わたしの指示に対してあれこれと長々と注文をつけてくる、そういう母親もいました。おそらく子どもが不安なのか、不満なのか、母親に訴えたのでしょう。これがわたしが子どもに指示を出すたびで、わたしにはもう投げ出したいほどのストレスでした。そしてこういう母子は一ミリの例外もなく失敗することになります。「すなおな性格」というのは、先人を信じる。先人を敬い信仰するということです。学問というのは先人を敬い信じた人が勝つ仕組みです。これが多くの、受験生の親にはわかっていない。その失敗の理由がわかっていないのです。

 

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