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現代受験論 🟨中3になって1学期が終わったころ、必ず「もう一度中1からやり直したい」と言う子が出てくる‼️  これわかりますか❗️

2025.03.18

🟨中3になって1学期が終わったころ、必ず「もう一度中1からやり直したい」と言う子が出てくる‼️
 これわかりますか❗️
 中3になって、独自問題が解けない、共通問題でも点が取れない、そういう現実を知り、「手遅れ‼️」と悟るのです。だから「最初から猛勉強してればこうなることはなかった」、独自校が難しいことがわかり「最初からそのつもりでやっておけば」と後悔するわけです。
 今年の受験生についても、わたしは、早くから「早く、速く」と危機感を募らせてきました。しかし、中1、中2までの勉強は決してわたしの期待した通りにはなっていませんでした。季節講習でもあまりにも少ない、いわゆる節約型で済ませる、これではわたしの期待した実力をつけるには、土台無理であったわけで、多くの受験生がやるように、中3からその気になっても効果はあまりないわけです。結局、早くから進めた者、つまり進捗のいい者の順に志望校が高くなる、早い者が勝つ、という受験の法則通りになっていました。この設定という選択のたびに早く終わらせることを促してきました。わたしはそのための選択肢も用意してきたつもりです。しかし、わたしの推奨する設定を選択する者はほとんどいません。もともと都立志向の家庭は、費用をかけないで、受かろうとする傾向が強く、たいていは共通校止まりに落ち着きます。費用をかけなければ、内申が良いことを条件に、小山台、竹早、三田クラスが精一杯です。
 今の受験は、独自校や国立、私立難関に合格するには、それなりの覚悟がいる。費用を惜しんでいては、節約していては、受からない。そのことは、大手塾に行っている人はよくわかるはずです。例えば、サピや早稲アカの夏期講習にかかる費用は、60〜70万円はかかると聞いています。また中学受験では、例えば、サピに通いながら、個別指導塾(約5〜10万円)に通うというのもそれなりにいます。あるいは別に家庭教師を雇うという富裕層もいます。小6になると、月の塾費も10万円を超えます。とにかく中学受験組は、早い子で小3、普通は小4から進学塾に通い、季節講習には目一杯出る。トップ層で習い事とか、旅行とか、そんなバカなことをやる家庭などありはしない。「まだの論理」で、習い事、稽古事、家族旅行、実家帰省などなんでもありの公立中高一貫校一択受験の家庭とは根本から違う。中学受験組が都立中高一貫校を併願するのが当たり前になって、都立一択の家庭の勝ち目はなくなった。

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