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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

現代受験論 🟩すべてが「よくできる」でも目一杯やらなければ受からない❗️

2025.02.07

🟩すべてが「よくできる」でも目一杯やらなければ受からない❗️
 いや目一杯やっても受かるか、わからないのが、受験・受検です❗️
 受験を誤解する親子❗️
 わたしは、渋谷教室に移転してから、多くの公立中高一貫校志望の親子を見て来ました。わたしの専門は高校入試なのに、公立中高一貫校受検の子しか来なかった時期の話しです。と言っても受検するのは、3〜5名までです。8名ほど集まった年がありましたが、受検までには半減しました。令和、コロナ禍の終わり頃、ドタバタで小5後半から小6前半の子たちが駆け込みで大手から来た年がありましたが、あの年は、コロナ禍でまともな指導時間がほとんど取れず、全滅しました。ちなみにその後は2〜5名、今年に至っては1名です。しかも高学年入会ですね。やはりさまざまな習い事、稽古事、活動をやりながら受検もやるという子が多く、成功率は低いのは仕方ありません。ほとんどの子が、ピアノ、バトン、バレー、吹奏楽、英語、珠算、舞踊、水泳、空手、野球、サッカーなどありとあらゆる活動をしながらの受検ですね。その中で専念率の高い子、いや勉強に比較的専念できた子の中から合格者が出た。土台そういうことやってて、今の都立中学に受かるはずがないのです。都立中学は今や私立受験の子たちの有力な併願先です。私立受験の子たちは、大手進学塾に遅くとも小4から通い、季節講習も目一杯出て、勉強に明け暮れて来た子たちがほとんどです。そういう子たちを相手に、小5後半あたりから「そろそろ受検勉強を始めようか」「都立桜修館に行きたい」などと突然宣うわけです。親もそれならと学費も安いしとノリノリで塾を探すわけです。しかし、習い事などの活動はやめることはない。それで受かると信じて牧歌的なものです。そういう子たちが、大手進学教室の猛者たちに太刀打ちできるはずがないのです。
 総じて、都立第一志望の親子は、受験認識が甘い。習い事などの活動をやりながら合格すると平気で考えている。だから小6になっても、受検ギリギリまで目一杯、そういう活動をやっている。都立中学も舐められたものです。総じて覚悟がないのです。やる以上、合格したいなら、早くから勉強に専念するしかないのです。
 小4からではほとんどの子が間に合いません。間に合うのは、能力、生活環境、努力を厭わないタフな性格に恵まれた、ほんの一部の子のみです。特に、「普通以下」の子が間に合うのは至難です。合格者は、内申がいいというのも無視できない。「よくできる」が半分もない子が受検をめざすのは勝手ですが、いやそういう親子が多いのが都立中受検なのですけども、現実はそういう子は受かることはほとんどありません。そういう子は、低学年から基礎を徹底して仕込んでなんとか高校入試でまともに受験できるまでに育てることができれば大成功です。受検は学力をつけるための手段と考えた方がいい。じゃないともともこもなくなる。普通の子は、小4からでは確実に間に合わないのに、ほとんどがその意識がなく、平気で習い事などを続けるわけです。
 普通の子とは⁉️
 通知表の「よくできる」が、全体の8割前後ある子ですね。このレベルの子は、学校では優等生で、担任にも期待され、指導的立場で活動している場合が多い。習い事などの活動にも積極的です。「普通」とは、決して「平均」の意味ではない。平均とは、「よくできる」が半分ほどの子のことです。
 普通の子の親は、頑張れば習い事なんかやってても受かると信じている。直前に慌てる、見境いがなくなるのが、この親子です。勉強に専念してこなかったのだから落ちるのが普通なのに、人並みに落ち込むのがわたしにはわからない。
 普通の子が、小2あたりから目一杯やって、受かるかどうか、それが受検です。小2がベストです。それから目一杯やらなければダメです。
 認識の甘い親は、小4からでも早いと思い、小5あたりからが多い。しかも習い事などの活動は前提である。「まだ小4だから」とか、中には小5になっても「受験までまだ時間があるから」と余裕をかます。コロナ時期は、小5が季節講習に出なかった。と言っても夏休みが10日しかなかったので、まともに日程を組めなかったが。
 低学年の1年の差はとてつもなく大きい。小2に来た子が、小3直前には、難関中学の計算問題を解けるまでになっているのに、小4に来た子が、小数の割り算に四苦八苦し、通分、繰り下がりでパニックを起こしている、そういう差なのだ。それほど小2スタートの意味は大きい。
 小2、小3から来た子なら、普通「より」下の子でも、高校入試なら、都立独自校や早慶受験レベルにまで、持って行くことも可能である。何が言いたいか。要するに、子どもにまともな学力をつけるには、時期が大切であり、それは時間がかかる、ということでもある。
 それで目一杯手をかけてやる。「まだ〜だから」なんて思考する親は、高校受験でも子に早慶なんか端からない。
 目一杯やって、初めて都立独自校、早慶を受けられるまでになるのである。低学年だから季節講習をスキップなんていう親は、都合のいい、虫のいい夢想を一方でやってるわけで、勝手にやってほしい、という感じである。こういう親は竹の会では結果は出せない。
 受験勉強を目分量で測る母親、時に父親❗️
 こういう母親だから、まだ「小4だからそこまでやらなくても」と目分量で測る。またまだ「小5だから今のうちに家族旅行を」といつも都合のいい目分量で測る。こういういい加減な目分量だから直前に帳尻が、合わなくなる。受験で失敗するのはこういう親子に決まっている。
 受験というのは、いくら時間があっても足りない、直前期、いや小6、中3には、特に、時間がない。のんびりやれるのは、つまりじっくりと時間をかけられるのは、小2、小3である。学年が進むにつれて時間は足りなくなる。勉強だけやってても時間は絶対的に不足するのだ。習い事などの活動で平気で時間を潰す親子には、そのことがわかっていない。受験というのは、やればやるほど、極めれば極めるほど、いくらでも時間が足りないのだ。それはあまりにも時間が限られているのに、やらなければならないことはいくらでも出てくるからだ。
 小2からスタートすれば、高校入試でも、才能が普通なら、早慶レベルにはなる。これは竹の会で実証済みである。竹の会ならそれが可能である。小3の時期、できないにもほどがあるという子も竹の会の訓練を重ねれば高校受験では独自校でも早慶でも道は開かれるのである。

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