2019.06.26
令和元年6月26日 水 晴れ
「特別」章 竹の会の算数力
なぜ大手の算数に勝てたのか!
本年桜修館合格者は、巣鴨中、攻玉社中に合格している。巣鴨算数選抜20名、攻玉社算数特別選抜20名、それぞれの枠に入っての合格である。
算数特別枠には、大手でも、特に、算数の得意な受験生たちが、集まったはずである。早い子は、小3、小4から、せっせと大手塾に通い、三年間、季節の講習も欠かさず受けて、受験に臨んだことであろう。もちろん私立は、国語、特に、理科、社会の負担もかなり重圧となろう。だから、算数で、受けるというのは、理社はともかく算数に自信のある子たちばかりであろう。余程の天才か、算数で一発勝負に出た秀才も多かったことであろう。
竹の会では、適性問題、作文練習にも時間をかけるから、算数だけを特訓していたわけではない。ただ、竹の会の指導が、算数を軸として、展開されてきたことは、間違いない。これまでだと、小5の1月まで、算数をギリギリやっているのが常であった。これは竹の会にくる子たちの大半が小5以降ということが影響している。もちろんいわゆる「進捗の遅い」子では小4に来ても間に合わないということは当然にある。しかし、正規の入会試験に合格した子なら、小4の4月までに、早ければ早いほどいいので、できれば小3の4月がいいのだが、来れば、算数を軸とした指導も小5の前半には終われるはずである。
ただ通常は小5の2月から適性に特化した指導がなされる。ただ正確には、小6のギリギリまで、算数も、しかもかなり高度な算数を、限られた子にではあるが、指導している。
高度なとは、どれほどのことか。
灘中、開成中、麻布中、早稲田中などの過去問を少なくとも過去十年に遡ってほぼ全問をレジュメ化して、思考を深めるのに使っている。特に、難関中の第6問、つまり超難問については、徹底して使い倒してきた。解説、解答は、もちろん私のオリジナルである。今年の桜修館合格者は、それでもこうしたレジュメを全て完璧にこなしてきたわけではない。それでも彼が大手の天才たちをものともせず、勝ち抜いたこと、合格を勝ち得たことは、竹の会の算数指導の水準、算数体系が、大手の旧来の教育法とは違う、思考という視点からの新手法を確立している、ということであろう。実は、わたしは早くから、竹の会の算数体系は、超難関中の算数を見切った、と考えていた。大手で、何年もかけてやる、大手式の授業、テキスト、カリキュラム方式が、竹の会の、思考を培うやり方に、明らかに劣ることを証明したい、とは思ってきた。大手に行く者は、時間の許す限り、たくさんの問題にあたることを画策する。しかし、竹の会で、今回桜修館合格者のやった、問題数は、せいぜい200問ほどであろう。ただし、一問にかける時間は、長い。竹の会の特長は、何時間でも考えさせる。そして解説は、レジュメで、わたしオリジナルの、アイデアに富んだ、一目瞭然、簡単明瞭、というポリシーに依拠した解説である。奥の奥、底の底まで、わかる、解説である、と自負している。
竹の会には、テキストはない。授業もない。カリキュラムなんてものもない。あるのはわたしの経験と勘である。わたしは、わたしの選んだ、珠玉の良問、難問を、徹底的に、解剖し尽くし、子どもたちに、思考の機会、時間を与える、それだけである。一回の指導で、2〜3問も考えれば、いいほうか。
桜修館合格者は、このわたしのレジュメをすべてやったわけではない。また、特に、難関中を意識して、対策を取ったわけでもないし、そもそも巣鴨、攻玉社の受験などわたしには全く預かり知らぬことであった。それでも、大手の天才たちと戦い、勝ち抜いたことの、意味は大きい。それは竹の会の算数指導が卓越していることの証しであった。
竹の会の算数指導体系が、難関中入試に通用することを証明したことの意義は大きい。竹の会の算数が、難関中攻略法としてすでに確立していること、つまり、難関中のための算数指導専門塾としての立ち位置も取れることを示したこと、いや桜修館合格者が、証明したことは、今後の竹の会のありよう、進むべき道を示唆しているかもしれない。
⭕️巣鴨中 一般募集220名 算数選抜20名
2019(平成31)年度入試の出願状況は下記のとおりです。
中学Ⅰ期 251名(出願締切)
中学算数選抜 508名(出願締切)
中学Ⅱ期 390名(出願締切)
中学Ⅲ期 312名(出願締切)
高校 118名(出願締切)
竹の会桜修館合格者は、算数選抜志望者508名中の20名の中に入った、選ばれたわけである。
⭕️攻玉社
■募集人員 男子200名(1回100名、2回80名、特別選抜20名)、別に国際学級40名
■試験科目 1・2回:国・算・理・社(国・算各100点・各50分、理・社各50点・各40分)、特別選抜:算(①50点・50分と②100点・60分)
■2019年入試合格最低点 1回191点、2回192点、特選102点 (4科300点・特選150点満点)
多くの難関中受験生が、有名大手に通い、三年前後受験勉強に費やし、受かるどうか、わからない、鬩ぎ合いをやっている中で、竹の会の子が、穏やかな、受検勉強生活を過ごしてきて、そうした連中を蹴散らして、合格したというのは如何にも痛快ではないか。
渋谷に竹の会あり! は、ひとり都立中高一貫校の受検に限らず、難関中受験も手中に入れた、視野にあった内実である、内包している、ということである。かつて日能研に通う小5が小石川受検と私立難関受験を目指して、四谷大塚に通いながら、竹の会にも通うということで、門を叩き、ひと月もしないでやめたことがあったが、竹の会を信用しなければそうなるしかなかった。竹の会を知らない、竹の会の真実を決して知ることのない人たちである。竹の会の真価を知るには、竹の会で、受検まで指導を受けてみる、しかないのである。結局退塾した親子には竹の会のことはわからないし、ましてや全く中身を知らない外部の人間たちに竹の会のことなどわかるはずがないのである。
国語の成績を上げた、竹の会の国語指導の的確さ
国語の何たるかを踏まえて、国語指導のありかたを追求してきた竹の会の国語指導は、すでに、過去の合格者のデータ、合格体験記にも見えておりました。例えば、平成28年都立戸山合格者が、振るわなかった国語の偏差値を70にまでにしたこと。実際の当日点も、70点台を取ったこと。これはもちろん独自問題の話しです。また、30年桜修館合格の女子のお母様の体験記には、四谷大塚の模試で、偏差値が、一気に上がったことに関して、竹の会の国語指導の水準の高さが、語られております。是非一読くださればと思います。
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