2019.04.23
竹の会英語道(みち)
昭和60年10月竹の会創設。
当時元代々木教室の周辺には、評判の英語塾があちこちにあった。独自の教材もなにも持たない竹の会は独り悩んでいたのです。わたしの英語を教える術がない。わたしは市販の問題集、参考書を買い込み読み込ました。英語の過去問を解き、理想の教材を考えました。教科書販売会社に足を運び、様々な英語テキストを買いました。そういえば有名な「新中学問題集」も使ったことがありました。でもこれじゃない。これではない。わたしが求めていたテキストは違う。青山学院中等部・高等部の子たちを指導したとき、青山学院の先生方の制作したプリントを見せてもらいました。感動しました。それから私立の子を指導したとき、プログレスの英語に出会いました。大阪の出版社にほとんどのテキストを注文して手に入れました。それを片っ端から読みました。また偶然手に入れた高校用塾教材に感動し、こちらもすべて手に入れて読み込みました。いつだったか、平成4年頃だったか。新宿高校や駒場高校の生徒が通っていた時期がありました。わたしは、高校生相手に英語の授業をしました。毎回授業の前に念入りに準備して講義しました。1年ほどでした。わたしの講義をノートしてきたTさんが膨大な量のノートを見せてくれました。わたしはそれを借りてコピーして、竹の会の英語をまとめました。どれだけたくさんの英語のプリントを試作したことだろうか。いつも子どもたちの弱点を考えて、問題を作りました。中間テスト、期末テストの英語の問題は念入りにチェックしました。それから高校入試問題を解いていく中で、よくメモしました。
テキスト化していませんが、今の竹の会は、レジュメ時代ですよね。わたしが何年にもわたって書き続けてきた、大量の英語レジュメがあります。今は、中学生はこのレジュメで徹底的に叩き上げています。
永いトンネルでした。わたしは竹の会の英語を一流にするために、日夜勉強してきたのです。どうすれば子どもたちに英語を伝えられるか、ものにしてもらえるか、悩み、苦しみ、格闘してきた、永い、永い英語道でした。慶應大学に合格したTさんは、今は毎日新聞社の第一線の記者になりましたが、青学高等部の3年間わたしと東大教養部の英語教科書を毎回の指導で訳したものです。わたしも予習して訳して、彼女の訳と照らし合わせたものです。みんなみんな懐かしい思い出です。彼女が現役で慶應大学、上智大学に合格したときは、ほんとうにうれしかった。3年間数学と英語の勉強を共にしてきたのですから。同じ東大の教科書を使って、都立西に進んだY君とも勉強しましたね。こちらも3年間、彼は慶應大学理工学部に合格しました。永く苦しかった、わたしの英語道が、報われた瞬間でした。
わたしはわたしの思いをテキストにしました。みんなわたしの苦しみと汗と涙と血の結晶です。
初代「英語指導案」は、私には記念の、竹の会初の英語テキストでした。
初代「英語指導案」
ワープロ専用機東芝ルポで製作
「英語指導案」三部作
ワープロ専用機NEC書院で制作
遂に完成した竹の会の英語テキストでした。特に「Ⅱ」は、いちばん分厚く、いいできでした。
「英語ポイント集」
早実高校対策として制作 書院使用
早実の英語過去問20年分から網羅的に英語のエッセンスを抽出しました。最高傑作です。これは永く「幻の名著」と言われ、私立英語9割得点を可能にするテキストとして竹の会では有名でした。
「受験英語合格本」
慶應女子対策として制作
青山学院高等部から慶應大学に進んだ女子のために書き下ろしたものです。
「新英語指導案」
ワードで制作 現在竹の会の定番テキスト
これ1冊で英語のすべてが網羅されています。都立戸山、青山ならこれ1冊でも受かります。
「入試英語指導案」
受験対策定番テキスト
私立のための英語教材。國學院久我山の英語ならこれだけで90点以上とります。幻の名著と言われた「英語ポイント集」を集大成したものです。
「高校英語概論」
高校初級英語について概説解説
新宿高校生に授業したときの講義ノートから作りました。
阿部雄彦著「心の指導」
平成10年までの竹の会を知るには貴重な資料
会員の皆様には無料配布しております。
ねん