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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

竹の会は1985年10月に開始しました!

2024.05.07

 渋谷教室が開始したのが、2012年の5月6日のことでした。当時はまだ元代々木の教室に通ってくる子もいて、教室は2つ併存しておりました。 竹の会はほんとうに小さな個人塾でしたので、移転した当初は、誰にも知られていなく、本当に少数の子たちが通ってきたものです。なぜか、渋谷区の子はほとんどいませんでした。元代々木教室は地元密着型の塾でしたので、最初は渋谷区の、特に、代々木中学と上原中学の生徒がほとんどでした。渋谷教室がようやく浸透してきたのは、平成28年あたりからではないかと思います。

 渋谷教室ももう12年目になりました。竹の会が開始したのは、昭和60年の10月のことでした。9月に出したガリ版刷りのはがきが縁で3人の中学2年生の生徒が入会して、当時は2時間の授業を週2回行っていました。今年の10月で満39年、来年の10月には40年になります。永きにわたって潰えることなく竹の会を続けられたのはまさに奇跡としか言いようがありません。あの当時は近隣にかなりの数の個人塾がありました。10年経つと半分消えという感じで潰れていきました。その間の大手塾の吸引力は凄まじく、あの頃からとにかく人々は絶対信仰者のように迷わずに大手塾に吸い込まれていったものです。竹の会にいても信用できないのでしょう、結局お大手へと行ったものです。

 竹の会が信用を得るまでに何年も何年もかかりました。渋谷教室になってもやはり大手でなければだめだという人たちは大手へと移っていきました。

 竹の会の歴史はわたしが指導の妙を得て、粋に到達する過程でした。子どもたちの指導を極める、そのことだけを一心に思いながら、研鑽を積んでまいりました。

 渋谷教室の12年は新しい竹の会の歴史でした。しかし、竹の会の歴史は元代々木教室時代の苦難と苦節の時代を生き抜いてきたことと切り離しては考えられません。東京の個人塾は半減したと言われます。少子化で大手は資本力で多角的な経営と膨大な広告費、設備投資で人を集めてきました。零細な個人塾は特に大手と同じやりかたをしてきたところは持ちこたえられなかったのでしょう。大手塾には嘘があります。欺瞞を見抜き、広告に騙されずに、本物の塾を探すのは至難なことです。わかっててもオレオレ詐欺に引っかかる、これと同じです。昨今は大手企業だからと信用していいという時代ではなくなりました。本物を見分ける、そういう人が生き抜ける時代です。言葉は嘘をつくためにある。政治家も経済学者も大学教授もみんな嘘をつきます。テレビで宣伝している企業は嘘をついている、と思っていてちょうどいい。

 わたしは結局人のいい親が嘘を信じて騙されているのが、ほんとうなのだろうと思います。大手塾に一年預けて何かが変わりましたか、大手塾はもっともらしいことを言い、個人塾ももっともらしいことを言う、もっともらしいのはみんなうそとおもってちょうどいい。

 東京に本物の塾があるのか、わたしが知りたいですね。

 竹の会が来年10月に満40年になること、そのときが来たらわたしはだれもいないところで一人泣いているかもしれません。

 渋谷教室の12年、毎年だれかがお花を届けてくれました。ありがたいことです。それはわたしの指導に対する喜びの声のようにわたしには響くのです。

 親御さんの心を花に見ます。

  

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