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竹の会受験戦略の真実

2018.03.10

 今日は午後から晴れてまいりました。やはりお天道様が空にあるということは心を穏やかにさせてくれますね。受験も終わりこれから入学式の頃まで桜の季節に入ります。桜はそれこそ一瞬で終わりすぐに新緑に包まれた一年でいちばん爽やかな季節が訪れる。これも一月もない。5月の連休あたりから次第に汗ばむ日が多くなる。それから梅雨がきて炎天の夏、残暑、初秋へと時は一気に流れる。受験というのは、そうした時の流れに身を委ねながらも凜として揺るがぬ勉強の意思を貫くことではあるまいか。

 さて、都立中高一貫校の入学手続状況というのが、都教育委員会から発表されていますが、それをまず見てみます。

 小石川は、合格した男子79人のうち63人が入学、つまり16人が蹴っています。女子だと80人中70人が手続き、つまり10人が辞退しています。計26人が他校へ進学したことになります。小石川は私立併願者の「圧倒的に」多いところだと認識されています。おそらく80%が私立併願者であろうかと推測されます。してみると辞退者が少ない。これは私立に受かっても小石川を選んだという人が多いということでを推測させます。するとその私立というのは、おそらく芝中とか城北とかいったレベルであろうか、と思われる。辞退者は開成とか麻布、桜蔭などに受かってそちらへ行くという場合が多いであろうが、必ずしもそうでもない。開成に受かっても小石川を選ぶという子たちも過去にはそれなりにいたからである。ましてや現在の小石川の大学進学状況を考えると、学費の高い私立を敬遠して小石川を選ぶというのがむしろ普通の判断なのかもしれない。

 他の都立一貫校はどうか。桜修館だと男子80人中76人、女子80人中69人、計15人が辞退している。白鷗で9人辞退、両国7人、富士7人となっている。桜修館は確実に私立併願者が小石川の次にねらう学校である。他の都立も併願者はいる。総じて、併願しても都立が本命という子がやはり主流といえる。

 さてである。小石川についてまず述べれば、ここの受検者は、進学教室大手のサピックス、日能研、Z会などのトップ層が併願してくることは確実である。その8割がそれなりの私立をめざして小4前後から受験準備をしてきた子たちである。こういう中にいくら学校の優等生とはいえ、小5、小6あたりから、小石川に憧れて行きたいとばかりに準備を始める、たいていは大手の公立中高一貫校対策を謳う塾に行くことになるのであろうが、そういう子たちに勝ち目は実は最初からなかったのである。わたしが、小石川受検なら小4から鍛えないと間に合わないと言ってきたのにはそういう背景がある。これが、桜修館だとどうか。小石川ほどではないが、やはりかなり高い算数力を培っておかないと難しい。

 竹の会には独自の受検戦略、攻略法があります。もともと竹の会では、過去問合格法とわたしが命名した、わたしが完成させた方法がありました。実は、竹の会が高校受験、中学受験、そして大学受験で過去奇跡の合格を次々に輩出してきたのは、すべてこの方法のもたらしたものでした。ですからわたしこの方法には自信をもっていました。実は、竹の会が公立中高一貫校に初めて挑戦したのは、平成19年の九段合格でしたが、あれは完全に過去問合格法のおかげでした。平成20年の桜修館、22年の両国、桜修館、23年の小石川、桜修館、24年富士すべて過去問合格法だした。25年の小石川、白鷗、桜修館から、今のレジュメ指導に切り替わっての合格だったのです。今年は、直前に部分的に過去問合格法を取り入れました。富士の合格は、何が何でも合格させる、というわたしの意思の表れでした。レジュメで不合格が先行する子たちのために起死回生の方法として切り込んだのです。

 能力的にはすぐれていても、レジュメを出さないという子たちが受かることはないということを如実に証明してもいました。

 過去問合格法の再評価がなされたとも言えます。レジュメ指導において、レジュメがなかなか返ってこないという弊、これは1週間も2週間も返ってこない間ずっと放置されるわけですから、そしてそういう子たちは、何かと大義名分を言って、塾をお休みしますから、ますます遅れることになります。課題を出さないという子たちが受かることはないということも証明されました。能力があり、模試でも成績がよかったりすると期待してしまいますが、やはりレジュメが遅れる、課題を出さないという子が受かることはないということがはっきりとしました。窮余の策として、とった過去問合格法ですが、やはり課題を出さない、レジュメを出さないという子たちには、わたしの言う7回解き直しが実行できたのかどうか、疑問でした。まじめにやればこの7回解き直しというのは、かなりきついノルマのはずです。 

 過去問合格法とは具体的にどういうものか。ただ過去問を解く、そういうことではない。高校受験では、およそ70~100の高校の過去問の中から、問題の質を見極めて、場合により、過去十年、二十年に遡って、解いていきました。過去問はコピーして使います。竹の会の、わたしの、過去問合格法では、解法はすべてわたしのオリジナルであることが、特長です。これは他のだれも真似のできないことです。わたしの解法、解説は昔から、「とてもわかりやすい」と秀才たちに絶賛の作品でした。秀才たちはわたしの解説を読んで、もうなにも疑問を残さないほどに理解してしまう、それが竹の会でした。竹の会のレジュメは、すべてわたしのオリジナルの解説ですが、それがもっとも優れた他の塾にはないことかもしれません。ここで過去問合格法の詳細を公開することはできませんが、過去問合格法では、どの学校のどの問題を選ぶかが、大きなポイントになります。まさにわたしの目が選んだ、珠玉の問題なのです。

 昔から、竹の会は進化する塾である、と言われてきました。毎年、受験を乗り越える度に、進化してきたということです。

 最近、新小1とか、新小3とか、問い合わせがよくきますが、竹の会は、小4の4月前後を最適の入会時期としております。また、小5では遅いと思います。それから、新小1とか、新小3でも、そういう時期に竹の会がそもそもあるのか、「わからない」というのが正直な思いです。

 高校受験はわたしの専門です。専門というのは、力をつけていくこと、入試合格レベルにもっていくこと、そのためのさまざまなノウハウを駆使すること、オリジナルの解説を提供すること、また入試問題についての質問に回答すること、勉強方法の助言をすること、使うべき教材を選択し提供すること、勉強に資する情報を提供するとなど多岐にわたる活動において、言うものです。巷の受験ママたちが、学校説明会やママ友間の情報交換によって得る、どうでもいい知識などはわたしにはまったく興味はありません。このおばさまたちは、受験というものが、具体的に、例えば、日比谷数学の第4問についてどう解くか、というものではなく、概括的で一般的な話しに過ぎないものを殊更に言い立てている、つまらん話しだからです。わたしにとって、実際に出た問題を解くことがすなわち事の実体を悟ることであり、説明会の概括的な話しなどどうでもいいことです。

 指導者というのは、とにかく毎年毎年受験を経験して、アンテナを研ぎ澄ませておかなければならない、のだと思います。受験を経験するたびに、そのリアルな感触というものが、維持されえるのだと思います。今年の桜修館では、これまでのわたしの感触ではまず合格でしたが、しかし、実際に発表を見るまでは、不安はつきまといます。もしこれで落ちたら、次に打つ手はない、そういうところまできて、合格というのは確信できる、ものです。富士の場合は、2人とも、模試で合格可能性50%でしたから、これは確信などもてるはずがない。こういう中で合格を勝ち取るというのは、わたし特有の受験術が確かにあります。もちろんかけです。

 小石川にしても、桜修館にしても、わたしの言うとおりに実行してくれれば合格できる、それは確信に近いものがあります。レジュメをいつまでも抱え込むというのは悪い兆候ですし、課題レジュメを出さないというのもよくない兆候です。もしこういう兆候がありましたら、正直少なくとも竹の会で受検に成功する蓋然性はかなり低い、だから早々に他の塾なりに移られたほうがいいでしょう。

 高校受験にしても同じことです。わたしの言う時期にわたしの指示をきちんとこなしていくこと、これに尽きます。部活や単なる怠惰による不作為が成績を下げたのならこれも竹の会にいる理由はない。

 

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