2023.04.19
筑駒・開成・日比谷を制覇した、竹の会のレジュメ
なぜ竹の会が6月駿台模試で1番を取ったのか、わかる資料をネットで手に入れた。某大手塾の数学についての本番2ヶ月前のアドバイス。
12月10日頃の文章なのでしょう。
『2月10日まで、約8週間!さて、そろそろ数学の入試問題を解き始めている時期なのではないかと思いますが、入試問題は、はじめのうちはあまり解けない状態が続きます。理由は、今までの学習は単元別の学習が中心で、各単元の核となる内容を学んできました。基本的な考え方のinputを中心に取り組んでいたのです。しかし、入試ではもちろん単元の枠を超えた総合力が問われます。……このoutputの練習がまだ不十分なため、思うように点数が出ない…点数に数字が表れるのには時間がかかります。ただ、最速で効果を上げたいならばやはり、いつもどおりの復習をしっかりやることがBestです。』
正直驚きました。やはり、わたしの思っていた通りでした。竹の会では、中2の冬には完成していた本番レベルの入試問題の対応力が、この大手塾では、その最上位のクラス、つまり早慶開成難関クラスで、8週間前には、まだ対応できていないというのです。
単元別テキストをギリギリまで使って、それからそろそろ過去問とは驚きました。ちょっと待てよ!駿台模試は6月が第1回でしょ。
上の文章は、おかしな文章です。直ぐには入試問題は解けない、と言いながら、いつもどおりの復習をやれば最速でできるようになる、と言うのです。わけがわかりません。
竹の会の生徒が、駿台模試で全4回慶應志木志望者中1位だったこと、つまり、一度もその1位を脅かされることはなかったこと、を見ても、大手の底が見えていました。
同じ単元別テキストを、同じ天才たちが、同じ授業を、受けて、復習やるわけですから、その順位は、もともとの天才の能力の差でしかない。
竹の会は最初から入試問題をやります。つまり、最初から単元別ではやりません。最初は解けない状態が続きます、というのが、ない。単元別テキストを復習したら最速で解けるようになる、と言っているようですが、時間がかかると言っておきながらの最速とは、いったいどんな速さなのでしょうか。時間が短縮できると言っているのでしょうか。なら最初から時間はかからないと言えばいい。つまり、言ってる本人も感覚でものを言っているだけなんです。だいたいinputばかりやってきたから解けないとか、意味がわかりません。数学のinputというのもわからない。数学は「解く」のであり、outputの科目です。そもそもそれまで入試問題をやらないというのもわからない。
もともとかつての竹の会の過去問合格法は、過去問を、つまり、生の入試問題を最初から解いていくものであった。だからその解いた過去問コピーがいつしか電話帳のような厚さになり、それが数冊にもなったのだ。紐で綴じた電話帳をめくりながら何回も解き直しをする、これも過去問合格法の内容であった。今の竹の会のレジュメ指導は、過去問合格法の長所を生かした、最強の方法として、その実績を残してきた。レジュメ解説は、過去にない詳密な解説を実現した。「入試数学ベーシック」には、入試数学に不可欠のあらゆるテクニックが網羅されている。
わたしのレジュメが竹の会の生徒を全国1位にしたのだ。駿台模試全4回で、筑駒志望者の中で、常に3位以内、開成志望者の中で常に3位以内を取ったのだ。第2回では、全国第1位を取った。
わたしは少しだけ竹の会の数学を誇りに思っていいのではないか。少なくともわたしのやり方は大手塾の遥か先へ行っていた。慶應志木志望者中第1位、早稲田高等学院志望者中第1位、都立日比谷志望者中第1位、これらは、駿台模試全4回で少しも変わらなかった。わたしは大手塾を遥かに凌ぐ指導技術をその成果で実証してきた。竹の会のような小塾が、その力を示すには、実績のほかないのだ。