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筑駒・開成高校合格のアルゴリズム

2023.03.07

筑駒・開成高校合格のアルゴリズム
 竹の会は、令和4年、筑波大学附属駒場高校、開成高校、渋谷幕張高校、城北高校を1人の生徒が、合格したが、駿台模試(4回)では、全国順位1位を1度取り、他の回もすべて一桁順位であった。筑駒志望者の中では、全4回とも3番以内。開成志望者の中でも同じ。
早稲田高等学院志望者中1位、慶應志木志望者中1位都立日比谷高校志望者中1位(全4回とも)という戦績を残している。
 ちなみに竹の会の駿台模試参戦は中3の6月からです。それまで表に出ることはなし。突然に駿台デビューで、いきなり大手の天才諸君を牛蒡抜きの1番でした。
 この生徒の高校入試指導開始は、中1入学からと考えていいでしょう。もっとも竹の会には小4夏の入会です。小6の早稲田進学会模試では、全回成績優良者として名前を載せています。小石川を受検しましたが、なぜ落ちたのか、わかりません。不安要素をあげると、内申がよくない(「もう少し」があった)こと、よく勘違いをやること、ぐらいですか。
 落ちた後、そのショックから鳴りをひそめていましたが、1か月ほどしてようやく切り換えられたのか、「高校入試をやりたい」という申し出がありました。
 わたしは引き受けることにしました。このままではわたしの気も済みませんからね。指導が始まって中1の間、どこを受けるなどという話しは一切したことがありません。ただわたしは漠然と「日比谷かな」と考えることはありました。わたしは黙々と指導を進めていっただけです。中1が終わる頃には、中3の数学、英語まで終わり、入試数学レベルのレジュメを始めました。英語も英文解釈に入りました。
 ◯難関高校受験についての竹の会の考え
 開成・筑駒といった難関高校受験なら、みな大手の進学塾に行くのではないでしょうか。
 サピックス、早稲アカ、Z会、河合塾などをめざすと思います。竹の会にも中2の終わる頃、竹の会では難関は受からないと踏んだのでしょう。大手に移る親子もよくいました。
 しかし、彼は移らなかった。小4から竹の会にいましたが、わたしのことを見抜いていたとしたら、中々の賢者です。
 ◯わたしの論理
 大手の天才たちには、限界がある。同じ講師、同じテキスト、同じ授業、同じカリキュラム、を受けている天才たちの序列はどうつけられるのか? オプション講座を受けたか否か? 家庭教師をつけたか否か?
 そんなことではあるまい。話しは簡単である。能力・知能の序列がそのまま成績の序列になるだけのことである。
 大手の教材は、難関校の過去問をベースに制作されていることはわかっている。つまり、いくら勉強しても過去問の枠の中の話しである。もちろんそういう枠の中でも難問は作れるだろう。特に、時間のかかる問題なら簡単に作れる。計算を複雑にすればいいだけのことである。都立日比谷の第4問はその類いである。つまり、時間があれば「解ける」。制限時間内に解くのが難しいだけである。
 開成・筑駒対策として、大手の天才たちが、大手塾から与えられる教材をやる限り、あるいは個人的に市販の参考書を買ってやるにしても、高校受験というエリアで戦う限り、彼らを打ち負かすのは実はそれほど難しいことではない。
 私が、大手の天才たちを牛蒡抜きしたのは、わたしがかつて大学受験の指導をしたことと無関係ではない。
 筑駒・開成の受験科目は、5科目である。私は各科目ごとに対策を考えた。
◯数学
 数学は、竹の会の専門である。わたしはこれまでに首都圏の偏差値50前後から70を超える高校のほぼすべての過去問は、昭和60年前後以降からこれまですべてを解き尽くしてきた。平成9年には、今の「入試過去問撰100問」をテキストにした。このテキストの解法はすべて手書きの図を駆使した解説を藁半紙にかいたものであった。また竹の会は伝統的に過去問合格法というわたしの編み出した方法があり、そこでは、藁半紙か、過去問をコピーしたものに直接解答・解説を書き込んだものを作成していた。わたしは必ず自分で解いた。だから解法はすべてオリジナルのものであった。

 平成17から始まった竹の会数学のレジュメ化は実働2年を要して完成した。ちょうど平成17年4月から指導開始した、都立にと志望の女子生徒の指導をきっかけに、わたしはこれまでの竹の会の数学テキスト・数学過去問解説・その他のすべてをレジュメ化することを決意した。その女子生徒の成長に即してわたしはレジュメ化を進めて行った。これが今の竹の会の数学体系の基となっている「入試数学ベーシック」などのレジュメである。このレジュメは中学の数学の全体系、偏差値65~の選りすぐりの数学過去問を網羅したものである。オリジナル解説レジュメも詳細なものにした。このレジュメを使うと早い生徒で中1の冬期あたりには高校入試で言えば、偏差値65~70の数学を解けるようになる。
 竹の会が数学専門というのには、ほかに理由がある。私は一時期青山学院高等部の生徒複数に数学の授業をしたことがある。また都立新宿、都立駒場の高校生を相手に数学、英語の授業をしたことがある。また、青山学院高等部の女子を3年間指導して、数学で受験、慶應大学、上智大学に現役合格に導いた経験がある。
 こうした経験が難関高校受験指導に役に立ったことは否定しない。
 とにかく数学はなにも困らなかった。大手の天才が何をやったか関知しないが負ける気がしなかった。
 私は慶應大学に数学で合格させた人間である。
◯英語
 開成・筑駒の英語には、ここでは語れない秘策がありました。わたしは慶應大学、上智大学に合格させるために英語を研究、指導しできた人間である。それ以上語ることはない。ただ英語に関しては、80点とっても全国順位70番くらいにしかならない。わたしは、一桁の順位まで持っていったということだけ言っておきます。それ以上は話せません。
◯国語
筑駒・開成の国語は、ほぼ全問記述式です。選択肢問題はない。
 ここでもわたしの取った方法は語れません。
 国語が全国順位一桁にまで上り詰めたことはもちろんです。
◯理科、社会
 レベルは、高い。大手塾は、過去問をベースにしたテキストを配布していることは掴んでいました。やはり特に社会がなかなか取れなかった。70点前後だったか。
理科、社会の参考書には、「これ」というものがないことはわかった。塾用教材(竹の会の仕入先から)、市販参考書、市販問題集、予備校教材などをいろいろ買い漁って使えるものがないか調べ尽くした。しかし、理科、社会は、どうも勝手が違った。高校入試の理科、社会、特に、難関校には、これという完全な参考書がない、という結論に達した。ないなら、後は知恵の勝負だ。知恵の勝負なら勝てる‼️
次から次に、手を打っていった。ようやく全国順位一桁に持って行けた。
 前哨戦は、渋谷幕張高校、特別特待生合格‼️ 次は、開成、その次は、城北、ここは時間が余って、その後予定していた巣鴨はスルーすることにした。最後は筑駒すべて合格‼️
 竹の会は信じた者には最高の塾となる‼️
 これまで中途半端な秀才・軸のない親ほど、竹の会を信じることができなくて、大手に行かなければ受からないと、大手に行った。
 過去、早稲田実業高校、青山学院高等部、慶應大学、上智大学などに合格した、竹の会の生徒たちは、本当に優秀な人たちであり、竹の会をほんとに信頼することに1ミリの揺らぎのない人たちでした。信頼に揺らぎのない人、そういう人にこそ竹の会は真の力を発揮するのです。

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