2023.12.12
🔛七歳からの指導
わたしが、小2の子を指導した経験
平成26年白鷗の補欠で、繰り上がれなかったUちゃんは、宝泉理数インターに進み、6年後に東北大学に現役合格を果たしている。ちなみに、26年受検組は3名いましたが、全員落ちた。一人は、3年後、都立日比谷と慶應志木に合格し、慶應志木に進んだ。もう一人は、都立日比谷に進み、杏林大学医学部に進んだ。
東北大に進んだUちゃんは、実は、小2のときに、竹の会に入会のためやってきたが、その時は、「小2はやっていないから、小4になったら来てね」と約束して帰った。その時、試しにと、算数の計算ドリルをやらせたら、黙々とやり続け、2時間ほど経ったので、「そろそろ終わりにしようか」と、言うと、「嫌だ」と言って、また1時間ほどやった。それでもやめないので、お母さんに頼んで強制終了させてもらっ。なんとも集中力のある子だった。それから1年、小3の2月になって,忘れていたら、本当にやって来た。小2の小ちゃな子は、トコトコとほんとに歩くのが可愛らしかった。わたしは「uちゃん」と呼んでその成長を楽しみにしたものだ。
東北大に合格した報告に、竹の会にやって来たときは、もうすっかり大人の女性になって、わたしは光陰は矢の如しを実感したものだ。
その後、小2が来ることはなかったが、今の小6には、小2からの子がいる。これはたまたまである。入会打診があったとき、最初は、まだ無理ではないか、と断った。それは、その前に、小3の子が、わずか1月で止めるしかなかった経験があったからだ。その子は勉強が嫌で嫌で仕方なかった。これをやりなさいと言ってもなかなか取りかからず、ようやく始めてもなんとももどかしいほど遅かった。「わからない」を連発した。「勉強が嫌いなのか」と尋ねたら、「そうだ」と言う。「塾は来たくないのか」と訊いたら「そうだ」と言う。それで「お父さん、お母さんにやめたい」と言いなさい、と諭したら、親が退塾を連絡してきた。小2でも、大人が舌を巻く集中力の子もいれば、小6でも全く幼児のような子もいる。小2で、学べない子は既に生存競争から脱落している。ここでまず振り分けられる。
才がなければだめなのは世の道理である。猫も杓子も大手塾に行ってうまくいくはずもない。才がないのに大手に入れればなんとかなると考えるお花畑の親ばかりだ。もちろん大手に入る子たちには、才がある子もたくさんいる。しかし、そのほとんどは、落ちこぼれる。つまり、下級国民まっしぐらになる。わたしが救えるのは、才がある子だ。そういう子なら、7歳が勝負だと言っているのだ。
小2の頃は、緩やかでいい。とにかく学問に馴染ませること、慣れること、ゆったりとひねもすのたりかなでいい。世阿弥師匠もそう言っている。とにかく放任、放置はよろしくない。
教育はカネのかかる大事業である。子どもに将来望む職業を手に入れさせるための、親の一大事業である。
🔛擬似進学者が日本の底辺社会を形成する❗️
彼らの実体は、主体的な思考というものはもとよりなく,個性とかれらが名付けた感情である。7歳期から放任,あそばせるだけ遊ばせて,小学高学年はたいてい大手塾というぬるま湯生活で脳を遊ばせ,当然公立中へ進み,落ちこぼれて低偏差値私立へと流れ着く。主体的判断をしない、もしくはできない層である。
選挙で雰囲気、ムード、候補者の外見などで選ぶ人たちは、本質バカである。雰囲気で投票した人たちが、安倍、菅と権力の「腐敗」を助長してきたことは間違いない。人々、マスコミは、権力の腐敗を嘆くが、そういう政治を選択してきたのは、ほかならない、選挙で、腐敗を選択した、あなたたちです。マスコミが、権力と共生していることも忘れてはならない。
テレビは、民放はすでにジャーナリズムを捨て、腐敗し,NHKの欺瞞的体質も世も末で、すでにジャーナリズムとしての自覚はない。
昨今の政治状況は,権力の腐敗著しく,もはや智の欠片もない。わたしたちの判断がもたらした結果でもある。というか国民の多数が選んだ結果です。下級国民は切り捨てられ,上級国民とは区別される。利権を死守するだけの,みせかけの福祉,弱者には冷たい,公務員に手厚く民間に冷淡な政治,どこまで大多数が騙されることに我慢できるのか。
展望のない日本の政治はともかくとして,カイロ大学首席卒業は嘘だった都知事が起死回生の高校無償策,果たして具体的にどうなるのかもわからん。
さて,ともかく低偏差値私立高校へと吸収された人たち,さらには高校はそれなりに成功したけれど結局二流私大,Fラン私大へと進学した人たち,高校卒業後専門学校へと進んだ人たちもいることだろう。そのほとんどが偏差値の低い大学などに吸収されるのが、一般である。こうした層は、実質的に見て、潜在的失業者である。
彼らは好んで今の職業に就いたわけではない。成り行きで、たまたま出会った、あてがわれた職業に就いただけである。長時間労働、低賃金、サービス残業、パワハラ、彼らの環境は過酷である。
彼らがこの環境から抜け出ることはほとんどない。
ここでもう一度考えて見よう。人は、職業を得ることを生まれたときから宿命付けられている。いい職業は限られている。だれでも就きたい職業につけるようには社会はできていない。人は、まず学業で差別化される。これはれっきとした生存競争である。憲法で自由、平等などと掲げられていても、人は生まれながらにして、厳しい生存競争の中に好むと好まざると放り込まれる。わたしたちは、生きなければならない。生きるとは、食べることであり、食べるために職業を得なければならない。ここで人間性溢れた生き方に従った職業を選ぶなどという能天気なことを言っている人種のいることは、無視していい。綺麗事を言って、嘘くさい番組をつくるNHKみたいなものだ。
親が子ども可愛さのあまり、教育をしなければ、子どもは大人になって確実に不幸になります。子どもは、7歳にして、明日のための訓練を始めなけれならない。7歳、8歳、9歳まで放任・放置して、甘やかせて、遊ばせて、喜ばせてきた子はもはや使いものにならない。鉄は熱いうちに打て❗️ 小2から小4が勝負である。漢字、計算は、この時期に素養として訓練させなければならない。世阿弥師匠が、秘伝とされた風姿花伝は、徳川家康もその権力によって手に入れて精読したと伝えられている。現代のわたしたちこそ熟読しなければなるまい。
専門学校とは、仕事をしたい若者の行くところ? ではなくて、勉強のできない若者の行くところと化してきた。大学生は、仕事の勉強をしているわけでもないのに、卒業したらみんな、職業の世界に入り、給料はいい。大学生の方が給料ははるかにいいわけです。これが日本の現実です。
大学には、一流や二流、三流までありますが、専門学校の一流なんて聞いたこともない。専門学校にも、もし一流の職業教育というものが生まれてきたならば、そこは一流の専門学校ということになるのかと思う。ところが、日本の一流職人は、一人で黙々とこもって仕事をするのが普通ですから、一流を学びたかったら、徒弟制に従い、その一流職人に弟子入りするしかない。そんな古い封建時代のやり方に現代の甘やかされた若者が耐えられるわけもない。お客様扱いしてくれる大学や専門学校が居心地かいいに決まっている。日本の伝統技術はそういうわけで絶滅危惧職となる。
専門学校は、学校出たままでは、使えないから、その前に、一応職業訓練してから社会に出そうというものであった。
低偏差値私大は、勉強のできない層が、そのまま社会に出ても就職できない、それでとりあえず大学と名のつくところに収容する、ということである。この人たちが、いわゆるFラン大学を卒業しても、まともなところに就職できるかは、保証の限りではない。
専門学校、Fラン大学は、「潜在的な失業人口のプール」と言われる(児美川孝一郎)。
擬似進学者たちの特性は体系的な教育を嫌う人たちである。
こういう人たちは、「個性」というものを持ち出すほかないのかもしれない。だから、音楽関係とか、芸人とか、評価ができない、曖昧な世界へ入る希望が強い。こういう曖昧な人たちが、選択、判断する主体となれるのか、怪しいわけで、今、テレビで、芸人とか、俳優とかが、政治・社会問題について、コメンテーターとか、批評とか、やってるけれど、多分台本を暗記してか、予めにわか勉強したか、で、知ったかしてるだけのことである。
日本の低所得層は、いわゆる下級国民を構成する人たちが、大多数の社会である。
こういう人たちは、もちろん「その他多勢」の人たちであり、少数でピラミッドの上層に位置する、高級国民とは、一線を画する。
下級国民は、生存競争で絶対的に不利な地位にある人たちである。
わたしたちは、強い意識、意志で、7歳の子を教育する決意をしなければならない。7歳の子の未来を握るのは当面あなたたち親なのだから。
驚異の合格率 合格実績
2023 桜修館 普連土中学 都立広尾高校
2022 筑波大学附属駒場高校 開成高校 渋谷幕張高校 城北高校 都立広尾高校
2021 桜修館3名
2020 都立小石川中等学校
2019 桜修館2名 区立九段中等2名 攻玉社中学 巣鴨中学 都立青山高校
2018 桜修館 都立富士中等2名 東京農大第一中学
2016 都立小石川中等 区立九段中等 都立富士中 都立白鷗中 都立戸山高校 都立文京高校
2015 桜修館 都立富士中 都立戸山高校
2014 都立駒場高校
2013 都立小石川中等 都立白鷗中 桜修館 都立北園高校
2012 都立富士中
2011 都立小石川中等 桜修館 都立小山台高校 都立文京高校 都立高専
2010 都立両国中 桜修館 東大附属 都立富士高校
2008 桜修館 慶應藤沢中学 都立西高校 豊島岡女子高校 桐蔭学園理数 立教新座高校
2007 区立九段中等 東大附属 都立狛江高校