2021.11.23
竹の会通信2021.11.23
◎小6、中3は、1月までです。
見えてきた、大手進学塾の底‼️
天才十人いたとして、十人の序列は変わらないという事実。
なぜなのか?
簡単な話しです。
○○数学クラブとかいう塾が、宣伝チラシを毎年春あたりに新聞に入れる。独自の数学テキストを使って授業をするようだが、数学以外はどうなっているのか、英語もやると言っているけれど、数学に特化した塾の英語だからあてにならない。付け足しの感が拭えない。おそらく生徒はなんらかのかたちでメインの塾があるのだろう。その塾の宣伝に、難関合格のほか、全国模試何番なんてのが書いてあった。全国模試というのは、駿台模試のことかな。合格校はいわゆる難関校である。驚いたのは、チラシに合格した生徒の顔写真を載せていたこと。よく承諾とれたなと感心した。
この塾の宣伝を見ていると、数学の力をつけてもらって受かったという意図が見え過ぎなのだ。天才なら別にここでなくてもと思ったのは私だけだろうか。
さて、仮に、サピックスや早稲アカの難関クラスで授業を受ける天才たちを想定してみよう。
実は天才のレベルになると、能力を努力でカバーできるということがない、できないということを知ることになる。
かつて日能研渋谷校に通っていた小4は入塾時3クラスあったクラスの2番目のクラスの席順も全くの真ん中であった。
ちなみに、日能研は、成績順にクラス、席順を決める。テストのたびに席、クラスが入れ替わる。
その小4は、季節の講習も目一杯受けながら6年生まで、順位はほとんど変わらなかった。最後はやはり2番目のクラスの真ん中の席順であった。
ちなみに、彼こそが、小6の中途から竹の会に来て3年間竹の会で指導を受け、早稲田実業高校普通、早稲田実業高校商業、立教新座、慶應義塾高校一次などに次ぎ次に合格することになる鈴木君です。
これほどの天才が、大手の中で苦しんできた。彼には大手のやり方が合わなかったということなのだろう。
そうかもしれない。
考えても見ればいい。高い知能で揃えられた天才集団の中では、全員が、ほぼ努力するとして、その序列は決して変わることはないのだ。なぜって、同じ知能の集団が、同じテキストを使って、同じ講師から同じ授業を受けるわけである。季節講習も同じ、何もかも同じ。そういう環境で、天才間に差がつくとしたら、もともとの知能差しかないではないか。
だから努力したら勝てるという法則はここでは成り立たない。
同じ環境、同じテキスト、同じ講師、同じ授業、同じ季節講習を横並びに受けている限りは、序列の変動は原則として生じないのでえる。
進学大手と言えば、サピックスとか、早稲アカなんかを言うのだろうが、こういうところは、やたら講座が多くて、講座やコースごとに教材を用意してその教材を一つの売りにして、高い講座料金を取る。
実は、そのような大手の出している教材を中古市場で手に入れて仔細に調べてみた。それでわかったのが、予想していたとおり、そういう類いのテキストがすべて過去問の焼き直しということだった。過去問をネタに作ってあるということだ。
竹の会には、難関校のかなり昔の過去問から揃えているので、まず大手のテキストは使えない。過去問練習ができなくなるからだ。
わたしは、駿台とか、河合塾など手を広げて、テキスを手に入れては、検証した。大学受験用のものはかなり手に入れた。
それでわかったのは、大手に集まった天才諸君が同じテキストを使って同じ授業を受けていれば、天才諸君の実力差は変わらないままに本番を迎えるのだろう、ということである。中から飛び出て一番を取るには、同じことをやっていてはだめだ。ここに大手の限界というか、底が見えた気がする。この均衡を打ち崩すには大手の環境を抜け出すしかない。
高校受験というのは、大学受験と違って、実は、いくらでもやりようがあるのである。それは出題できる範囲が、大学受験から見ればそのほんの一部にしか過ぎないからである。ここに難関高校攻略のヒントがある。
大手は結局は過去問をあれこれ組み合わせてテキスト化して、そこから特別講習なんかを組み、カネを稼ごうとしているのだ。
私には大手大手と何かの宗教のように群がる親子の気持ちがわからない。赤信号みんなで渡れば怖くないというのが日本人の国民性である。自粛警察、マスク警察、ワクチン警察が自然に発生する国である。週刊誌、テレビのワイドショーは、悪魔狩りを平気でする。煽る。稀有なケースを全国に何度も何度も映像として流す国である。煽られたIQの低い、国民の多数を占める層が、動かされる。歴史に何も学ばない人々である。理性よりも噂を信じる、考えてみれば恐ろしい人たちである。根拠のないデマで自分の行動を簡単に決める人たちである。
私なら、少なくとも高校入試なら、全国模試で1番を取らせることも、V模擬で都内1番を取らせることも、その結果とし難関校に合格させることも、不可能とは思わない。
大手に集まるような天才が私の下に集まれば、そうなるのはわかっている。
私は、高校入試の専門家である。その真の意味を理解する人、親、子は少ない、いやほとんどいない。
区立中学程度で学年1番、2番取ったくらいで、竹の会ではだめだ、と思う時点で、それだけの器ということである。誰も竹の会の本当の価値を知らない。浅はかな考えで大手に行く。しかし、大手とは、先程述べた通りのところである。だから笑うしかないのだ。