2021.07.16
◎いつまでにどの程度進められればいいのか
進捗と合格の目安について
○中学編
○入会学年による影響
知能による。知能高ければ、小6の4月をもって指導開始の時期とするのが、適切と考えます。過去の都立西合格者は、2名とも小6の4月入会でした。31年都立青山合格者は、小6の10月入会でした。27年都立戸山合格者は、小5入会、都立一貫校受検のため、28年都立戸山合格者は、小4入会.こちらも都立一貫校受検のためでした。
たとえ高校受験目的でも早期に入会した方が成功する確率は高いことは歴然としている。
○入会試験合格者が、高校入試で成功する確率は高い。
逆に、入会試験不合格者が高校入試で成功した例がない。入会試験不合格なのになぜ入会しているのか、という疑問があろうかと思います。ある時期不合格者のうちでも熱心な方を仮体験と称して6か月目安で入会を許可したことがありました。その中にはなんと入会試験0点の子もいたりしたのです。
ちなみに入会試験不合格者が、都立一貫校に合格したこともありません。また高校受験に成功したこともありません。
○高校受験の緊急事態
進捗がなければ合格はない、これは、真理である。
さて、理社については、わたしは、中3になって、7月ないし8月のV模擬において、各8割以上を取らなければ、合格の目はない、と思っております。この場合、国語は、何もしなくても80点以上は当たり前でなければならない。英語、数学も悪くても80点が普通と考えております。
だから、わたしは、そのつもりで、中2までに然るべき勉強をしておくように指導しております。しかし、定期テストなんかに追われて、結局私の指示を後回しにする、特に、英文解釈を先送りしていると、当たり前に80点というのがなくなる。いいですか、中3になって伸びるには、どうしても最初のV模擬で、平均80点以上を取らなければならない、のです。これは絶対厳守事項です。
私が、「理社は中2までに」と言ったときは、それは真剣に捉えて、かつ実行しなければならない指示です。それこそ死に物狂いでやり遂げなければならない。
例えば、社会、
予め渡した社会のテキストがありますね。一回目は、とにかくざっと目を通してください。読み進めるだけで構いません。一回目、読み終わったら、2回目に入ります。「正」の字を一回一画で完成させていってください。5回読めば「正」の字の完成です。目標は20回~50回です。
基本問題は、解答見ながら、埋めていってください。まず、基本問題を通し10回回してください。読むだけで結構です。細かいことはいいので、とにかく基本問題を頭に叩き込んでくださいね。色鉛筆使うなら、橙色がお勧めです。
理科も似たようなものです。ただ理科は、計算問題をきちんと理解して解けるようにしてくださいね。
英語は、特に、疎かにしがちなのが、英文解釈の演習です。私が渡した「高校用英文解釈初級」は、一か月、遅くとも2か月以内に終わらせてください。英文は、一文写してはその一文の訳を書く。その後数行空けておく。これは添削のためです。
定期テストに追われて、こうした竹の会の指示を後回しにして、そのまま中3を迎えると、中3では、さらに定期テストの準備に時間を取られますから、ますます竹の会の指示は後回しになります。
そうするとどうなると思いますか。
最初のV模擬で、理社60点前後、英語も似たような点止まりとなることは、間違いない。これは実は大変なことです。60点というのは、これから頑張ってなかなか上がらない、素の点なのです。
どうかくれぐれも私の指示を軽く流さないでほしい。
私の指示は別にやらなくても、V模擬のある8月までは、現実の問題として表れてこない。それまでは別にやらなくてもなんの問題も起こらないのです。定期テストでも真面目な子ならいい点を取る、だから事の深刻さは地下に潜航したまま、顕在化しない。だから、始末が悪いのです。
いいですか、私が、いつまでに終わらせなければならない、というのも、もし終わらせなければ、受験の死を意味するということをしっかり頭に叩き込んでください。
高校入試で失敗するのは、私の指示を、約束を反故にしたからです。私の指示を完全に果たすのは並大抵の勉強ではダメです。特に、部活なんかで時間をドブに捨てている人には無理です。
ある時期からの英語は、英文読解がすべてです。わたしの思いは、中2の夏休みには、英文の読解に没頭してほしいということです。そのためには、それまでに中3までの履修事項をすべて終わらせておくということです。
中1のみなさんへ
英語のレジュメを早く終わらせてください。過去・過去分詞表を完全に覚えてください。「実力テスト1」「実力テスト2」を早く終わらせてください。「比較」「受け身」「不定詞」「名詞の後置修飾」「関係代名詞」などの文法レジュメシリーズはこの夏に完全に終わらせてください。「新英語指導案」は夏休みで終わらせるのが理想です。「新英語指導案」を終わらせたら、早速読解指導に入ります。
数学は、この夏で中2までの全履修事項を終わらせてください。
○中学の定期テストで、理科、社会80点が普通に取れない時点で、高校入試は、もはや期待できない!
普通に授業受けて、教科書を勉強して、点が取れない、80点も取れないというのは、もともと勉強の素質がなかったのだ、と悟った方がいい。確かに、勉強しないから悪かったという言い訳は通りそうに見える。しかし、なぜ、勉強しなかったのか、そのことひとつ取っても、もはや勉強の資質はない。中学というのは、もう朝から晩まで勉強のことを考えて、いや心配していなければまともな成績は取れないところだ。勉強のことを心配しないで、勉強を放置しておく、そんなことが平気でできる神経が私には理解できない。
○熾烈な生存競争は、中学で顕在化する。実は、既に、小学低学年には、静かに潜航しているのだが。公立中高一貫校ブームが、それまで潜航していた、生存競争の実相を露わにした。私たちは、生まれながらにして熾烈な生存競争を闘わなければならない星の下にある。
過保護な親が、子どもを弱者にする。子どもが大きくなっても、ずっと保護を続けなければならない。親の七光で社会に出ても、保護するしかない。七光がないなら、社会に潰されるしかない。親が先に死ぬから、それからは保護もない。
親は子どもが、生存できるように、自立を促さなければならなかったのに、何を履き違えたのか、頭が悪いというほかない。
竹の会にできることとできないことに
竹の会は、知能がついていかない子を教え導くことはできません。できないのは、竹の会にそんな力がないからです。ですから、親御さんも、どうか竹の会にそういう期待はしないでください。竹の会ができるのは、学校で「よくできる」が、8割以上ある子を教え導くことだけです。どうか勘違いしないでください。竹の会に来れば、誰でもできるようになる、そんなことはありません。
入会試験は、竹の会のそういう姿勢の表れです。
でも勘違いしないでください。入会試験に受かっても、指導は無理ということもあります。指導が順調に進められない、すなわち進捗がよろしくない、ということはあるのです。また、入会試験に合格しても、8割基準を満たしても、習い事や稽古事、スポーツなどで伸び悩む子がたくさんいます。こうした能力以外の事由で竹の会の指導ができないということもあるのです。