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都立と内申の重み

2023.04.13

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都立と内申の重み
 都立中受検は、内申で救われて合格したのではないか、というケースは心当たりがある。平成22年桜修館合格は、その感が強い。今年の合格者も内申がものを言ったのかもしれない。ただ、令和3年に合格した一人は内申はよくない。
 都立中を受検する子のうち、合格した子の内申は、ほとんどが、「よくできる」である。「できる」は3個までである。
 ただ小学校の内申の評価の基準はかなり不透明である。小学には定期テストというものがないから、内申も恣意的度合いが強いのか。贔屓というのは、中学もかなりあるとは思うが、定期テストの歯止めはある。部活所属を評価するバカ教師もいるから、中学教師のレベルも高くない。
 小学生はさらに、男子の内申は女子に比べて低い。やんちゃな男子は内申で低評価となるのは当然だろう。小学校にも寛容はない。
 令和4年に開成高校、筑駒附属に合格した男子は、小石川で失敗した子であった。早稲田進学会の模試では全回上位に名前を載せたほどの実力者であったが、内申は悪かった。「もう少し」をつけられたのは、男子に多い、コミニュケーション不足なのか、と思う。しかし、落ちたのは、内申ではなく、天才によくある、勉強以外は目に入らない、周りを全く見ていない、ところにあるのかもしれない、と疑っている。
 彼も中学では、定期テストの点数が、9科目すべて90点以上を取っていたので、内申は5ばかりであった。
 つまり、小学で、内申が取れないとしても、才能さえあれば、中学では、才能に見合った内申は取れる可能性がある。ただし、小学のとき、好き嫌いを常としてきた子は、そうはいかない。好き嫌いというのをはっきりと言う子というのは、わがままな子に多い。それは親の甘やかしが、自尊心のみ太らせたというべきか、自己中心性が勝ちすぎて、科目の好き嫌いを、教師の好き嫌いを言うので、それが命取りになる。
 小学でも中学でも順応性、適応性というものが、大切で、それは「我慢する」という心的寛容を必要前提とする。この寛容、我慢というものは、幼いときからの躾けによって身につけられるもので、昨今の過保護な親の増殖という現状では好き嫌いをしたり顔とする子の増殖は止めようがない。
 子が欲しがればなんでも買い与えるというのは、我慢の躾けを放棄したものと言っていい。また、子の言うことにはなんでも言いなりという親は、子のわがままを是認することで、社会性、協調性の核となる寛容の精神を蔑ろにしたわけである。
 子が何よりも備えなければならない、適応力、順応力というのは、子の思い通りにならない環境、状況を受け入れて「我慢」する、他者、環境に「寛容」になる、ということにほかならない。
 内申のいい子というのは、この「我慢」ということをよく心得ている子なのだ、と思う。

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