2024.06.27
🔛中1の最初の点が基準値
中1の中間、期末で取った各科目の点が、これからの基準値になるということを真摯に考えなければならない。
少なくともこの時の点より、下がるということがあれば、それは「勉強していない」ということ、怠けたということになる。
一学期に、悪かった者の中には、実は、勉強すれば「できる」という生徒もいるはずである。こういう生徒が、これからの夏を真面目に勉強するということは当然考えられる。
一学期は、中学生になって初めてのテストということもあり、学校の先生もそれほど難しくしないで、より基本的なことをよく理解しているか、を試す内容にするだろう。全体に易しいと思われる。だから平均点も高く、皆んないい点というのが、普通で、ご祝儀テストの色が濃い。しかし、もちろん例外の科目はあるだろう。理科や社会には、そういう先生がよくいる。だから平均点が低いこともある。理科、社会、英語というのは、コツコツと真面目に勉強しなければ、なかなか取れない科目である。普段からサボっている生徒は、後から挽回が効かないということを肝に銘じておかなけれならない。
点数がよかった者は、得てして「なんだこんなものか」と手を抜くものである。二学期の定期テストは、これまでとは違ってもう斟酌はありません。
実は、これは、一学期のテストでまあまあの成績を取った者が、落ちる定型パターンなのです。わたしは、もう40年近くそういう風景を見てきました。落ちていく生徒は、もうたいてい止められないものです。だから、竹の会の中1は半減していくのです。夏まで受験以上に目一杯勉強してこそ生き残れるのです。
そうです。今は、あなたたちは生き残りをかけた戦いの中にいるということです。というか、中学という過程は、将来のあなたたちの有り様を確定する選択の第一回ということになります。高校で難関大学への進学実績のある高校に合格することが、第一回目の選択になります。わたしは、高校受験の専門家だから第一回目です。第二回目、それはもちろん大学受験です。ここで第一志望の大学に決めなければならない。だからあなたたちの勉強生活は高校合格後もさらなる勉強時間をかけて続くのです。
もし第三回目があるとすれば、それは、国家試験、資格試験などを受けるときです。
さて、そういうわけで、あなたたちは、中学を勉強だけに絞った生活を覚悟しなければならないのです。
竹の会は高校入試を肌で体験してきたキャリア塾です。それまでにその時代の背景もあることを前提として、つまり高校入試をありとあらゆるケース、生徒の生活姿勢、家族構成、主として母親を通しての家族の関わり方、勉強というものの捉え方などを背景に生徒自身の勉強のスタンス、上昇志向の有無、知能と態度、精神的成熟度、情緒、礼節などを前提に、可能な高校受験の選択肢を探して、それぞれに成功をもたらしてきたという自負があります。
受験というのは、親御さんの関わり方、信頼が成功にかなり関係します。わたしが経験した、徹底した最小のカリキュラムの選択、秘密主義、母親の介入などはその信頼を否定するものであったということです。
成功者には、竹の会に対する、そのような信頼を揺るがす態度が微塵もなかったということです。
竹の会で失敗した人の99%は、信頼というものが最初から希薄であったというか、とにかく母親の意見が強いか、子どもに問題のある場合です。
さて、もし二学期のテストで成績が下がるという事態が生ずればそれはたいてい凋落の始まりです。竹の会では早晩消えていなくなるというのが相場でした。
よくよく考えてこれからの勉強に取り組んでいただきたいのと、親の独断が破滅をもたらしてきたことを付記しておきます。