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🔛好奇心こそが鍵

2024.07.11

🔛好奇心こそが鍵
 集中しない子、飽きっぽい子、そういう子というのは、基本的に幼い。勉強に興味が湧かないのだ。それはその子の心奥に内在する知的好奇心の希薄なことを証明するものだ。
 よく犬は好奇心の強い犬ほど知能が高く芸を覚えるのが速いと言われる。
 小2がベストである。(特に、経験上)3年は、難しく、失敗例が目立つ。3年でももうすぐ4年という場合の方が成功率が高いのは、この頃になると、幼なさが消えていくのと関連性する。特に、男子の精神年齢は女子に比べて相対的に低く、勉強への関心度が薄い。知的な成功が好奇心をかき立てることもない。もちろん男子にも知的好奇心が高い子もいる。知能が関連するからだ。
 これまで低学年男子の失敗率が高いのは、知的好奇心の欠如からくる。
 男子の場合は、精神年齢の低さを高学年まで引きずるケースも多い。
 できないのにできたことにする、わからないのにわかったことにする、そういう精神の未成熟さは後々に受験失敗に繋がることが多い。
 精神年齢の高さは、子どもっぽい稚拙な行動を取らないということである。

 話しは変わるが、中学生の3年間は、小6の2月から春にかけての、指導時間で決まる、ということを知って、いや理解して欲しい。
 わたしは強く勧めなかったが、2月から春にかけて、どれだけ事前の指導をしたかにかかる。
 特に、中学受験をやった人は、失敗を引きずる期間を無駄にすることが多い。くよくよしている場合ではない。初動スタートの大切さがわからない親が多い。悩む時間などない。早くに初動の準備を始めた者が勝つのだ。2月、3月、春とこのチャンスを逃したら、実は崖っぷちだ。最初の定期テストで、取った英数国の点数が、そのままこれから3年後の受験を予期しているだろう。
 数年前、新中1の女子が、最初の定期テストで、学年3位を取って鼻高々であった。その後の彼女の変貌ぶりには唖然としたが。いつもスマホを手から離さず、トイレに行ってなかなか出てこないのが、中でスマホをいじってのことだということを退塾した後で知った。化粧というか、メイクをするようになり、次第に派手になり、成績はみるみる落ちていった。一年して、母親から電話があり、「勉強の仕方がわからず悩んでいる」と言ってきた。何を言っているのか、自分の娘の実態をわかってそんなことを言っているのか、勉強なんかしていないではないか。昔から勉強をしない子ほど、成績が下がると「勉強の仕方がわからない」と親に防護線を張ってきたものだ。なにしろ季節講習も出ていないのだ。その親が何を言っているのか、わたしにはさっぱりわからなかった。
 娘は勉強よりも、告白したとか、ふられたとか、そんなことをやっていたのですよ。
 成績が下がる、悪いのは、方法の問題ではなく、指導時間が足りないからです。家庭での勉強がまともにできていないから、定期テストで点が取れないのです。家庭学習ができないなら、指導時間を増やすしかない。解決法はある。しかし、竹の会でそういう解決をする親は1%だろう。親も子も受験の怖さを知らない。頑張れば修正が効くと信じている。後から頑張ればなんとかなると素朴に考えている。実はそういう成功例はないとは言えないが、一般的にはない。

 特に、高校受験は、最初が勝負だ。あとからやり直しとか、挽回はない。また最初の定期テストがよくても、それから勉強しなければ、落ちこぼれも早い。夏は毎日でも竹の会に来る気迫がなければトップ都立なんか行けるわけがない。
 中学は、ただの勉強の過程に過ぎない。本当の勝負は、高校からです。進学実績のある高校に行くこと、その高校で上位25%内をキープすること、それには中学は勉強にすべてを捧げること、人並みに何やかやと休んでいる家庭の気が知れない。高校に入って上位25%以内にあるためには、中学での実力がものを言う。

 人並みの生活をしていたら人並みの高校にしか行けないし、高校でも人並みの成績しかとれない。人並みとは落ちこぼれの別称にほかならない。

 わたしは中学に入る前の指導をすべてと考えている。入ってからではすでに手遅れになることをよく知っているからだ。高校受験40年の経験が教えてくる。
 
 

 
 

 

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