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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

🔛懐疑的な親と信頼する親

2024.07.30

🔛懐疑的な親と信頼する親

 竹の会に入会してくる親には、2タイプいる。竹の会に懐疑的な親、竹の会を信頼する親の2タイプである。懐疑的な親が、いずれ退塾することは、予測できることです。
 懐疑的な親は、竹の会の想定の枠外で思考する。
 
 竹の会の規定コース時間の指導で、成績が上がらないからと他塾へ行った親子、成績が上がらないというよりも成績が悪過ぎたというのが正確かもしれない。
 成績はよくても日比谷や難関私立に行きたいのでと転塾した親子もいる。
 散々部活、クラブチームで1週間のほとんどを費やしてきて、それでは日比谷は受からないという忠告も強く否定し、自分の思うようにやって、だから中3になって初めて中3の勉強に取り組む、そういうことの結果、V模擬で英語60点台をとって、「この子には大手があっている」と宣い転塾した親子もいた。
 中には、能力的にそもそも無理なケースもあった。しかし、こういう親子に共通して言えるのは、指導時間は、竹の会の規定時間のみ、中には、それをさらに少なくするように交渉してきた親もいた。そして自分のやり方を通す。親の考え、子の希望が、優先される。季節講習は、かつては不参加者もいたが、不参加者はたいていその後退塾した。また季節講習に参加しても、節約型だと必ず成績は落ちていくから、いずれいなくなった。
 そもそもの勉強の特質というものが、わかっていないのだ。勉強というのは、前倒し、とにかく先へ先へと進めた者が勝つ仕組みになっている。勉強というのは、調整して先送りしてはいけない、取扱注意のものである。勉強というのは、一時先送りしてきたものをやるということにはならない。最低の節約型コースしか申し込まないから、季節講習で帳尻を合わせることもできない。
 こういう人たちは、大手は費用が高いから行かない。竹の会で安く済ませても合格はできないのに。 

 竹の会で、普通に最小限の費用コースに通って、それで成績が良くならないとか、成績が下がったとか、そういう話しは、意味がない。大手で、オプションも取らずに普通のコースだけで落ちたとかいうのと同じだ。大手にはそういう人はいないだろう。竹の会に普通に通って、季節講習も節約型にして、落ちたなら、それはあたりまえの話でしかない。
 勉強という魔物は、最大限手をかけなけれも死滅してしまう、繊細な生き物なのだから。
 そこそこにカネを使ったから、受かる、そういうものではない。
 庶民の考え方
 できるだけカネを使わないで、いいところに受かろうと考えがちである。そうなのである。庶民というのは。虫のいい考えをする。こういう人間が、権力を手にするとろくなことにはならない。宝くじに当たった人が、破産するのと同じ論理である。
 成績が下がりました。落ちました。これって塾の責任ですか。
 塾に入ったら100%塾に責任がある。そうなるとまるで塾は100%合格させられる魔法の学校ということになる。
 塾は、合格させるために、最大限の手を打つ。しかし、通常の指導時間で効果はないのは前提なのだ。通常の時間だけだと進捗がほとんどない。そういう人はもはや最低節約コースでは受験は無理なのだ。これまで、受験を知らない、塾を誤解した人たちが、節約型コースしか絶対に取らないというところは譲らないで、塾に通ったのに落ちたなどと、批判した。しかし、受験は、本人の能力、家庭環境、親の収入、本人の性格、塾の選択、塾の季節講習の有無、オプション講座の選択など、様々な要因で決まるものである。少なくとも、竹の会の用意した時間は、家庭学習を前提にした、費用を抑えるために、極力少なくした指導時間であり、これで完全などと思うのがおかしい。受験というのは、いくら時間を取っても足りない、そういうものである。だからこそ早くから最大に時間をかけなければならないのである。
 特に、季節講習で、最低の節約コースをしか取らないのなら、その後成績が下がっても、受験に失敗にしても、そもそも文句を言えるはずはないのに、「この塾はだめだ」などと言うのは、理解不能であった。
 塾というのは、これだけの時間通えば受かる、成績が良くなるという前提でコース設定をしているのではない。そもそも受ける側の能力にかかる面が大きいのだ。大手のように、そういう設定で、高額の費用を取るのが、一般に認知されているなら問題ない。しかし、個人塾は、費用を低めにして生徒を集める地元密着型の塾がほとんどである。そういう個人塾では、これだけやれば受かるという時間設定などできない。家庭学習で頑張ってもらって、節約型の費用設定をする。季節講習も同じ。だから受からないのだ。
 竹の会の過去の合格者のうち、上位都立、難関高校は、かつてのSコース出身者に限られているのはほとんど知られていない。今はSコースというのもないから知る由もないことか。とにかく普通のコース設定で受かることはないのだ。
 よく成績が下がったとか、模試が悪いとか、なんだかんだと言って塾を辞めていくのは、最低限の費用で最低限の指導コースしかとらなかった親子である。こういう親子は、大手塾でも、できるだけ安く済ませようとするから、オプション講座も取ることはなく、最低のコースをとるだけだから、大手に行く意味はない。大手というのは、最大限のコースを取り、かつオプション講座もフルで取り、季節講習は、フル講座を取り、さらに個別指導塾にも通うという人たちばかりである。大手側も最初からそのつもりで、最大限に取った人の中から合格者が出ることは当然の前提である。
 竹の会は、長年の経験から、指導時間節約の家庭からは合格者が出ないことを知っている。
 これまでの竹の会の節約コースでは、かつてのように都立中高一貫校に合格することはなくなった。都立中高一貫校制度がスタートしてからしばらくは節約コースでも「よくできる」が8割以上ある子の中からなら合格者を出すことができた。しかし、それが変調を来たすのは、平成28年前後からであったと記憶している。このときに、節約カリキュラムではダメだとわたしは悟った。しかし、都立中高一貫を受けようとするのは、私立に出すほどの経済的余裕のない家庭がほとんどである。
 そういう家庭はもはや都立一貫校の受検は無理になってきた。
 指導時間不足が不合格を導く!!
 指導時間が少ないままに受かるのは無理である。家庭学習だけでは受からない。
 塾に合格させるための手を打たせてくれなければ受かるはずもない。受かるには最大限の指導時間を取ることです。指導時間を少ないままにして、受かる方法、勉強方法の相談などしても無意味です。
 低学年時の指導時間不足は、先取りの、否定であり、最低時間でできる範囲のことしかできない。つまり、高校入試なら見通しは最初からない。早晩、中3になって、季節講習で最大限のコースを選択しても、もうそれは手遅れということも知っておいてほしい。
 中3になる前までに終わらせるべきことを終わらせて初めて中3での指導が効果的に打てるのであるから。数学にしても、英語にしても、中3になったときは、すでに入試に向けた演習のみに絞れる体勢にしておくのが、ベターである。
 だからわたしは早め早めに、特に、夏はその唯一の機会である。この機会を逃したら、後は追い詰められる、じわじわと追い詰められる。中2までは、悪魔は顕現しない。中3になれば悪魔がむくむくと顔を出す。夏前あたりからあなたたちはもはやFラン高校しか選択肢のないことを知ることになる。

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