2024.02.14
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🔛開成・日比谷・筑駒か❗️、早慶か❗️ 確実に合格するには❗️
開成・日比谷は5科目、早慶は3科目である。同じ5科目でも、日比谷と開成では、難易度が違う。通常は、開成に合わせてやる。
3科目だと、それだけ英数に時間をかけられるから、開成受験者が、早慶受験をするのは、一般論としては、不利と思われるが、模試を受けた限りでは、そういうことはなかった。
早慶にしても、英語は、大学共通テストレベルである。中学英語どころか、高校英語、共通テストまで視野に入れた対策が必要である。ただし、中学の範囲という限定は生きている。だから、高校英語の本当に大事なところだけ押さえておけばいい、というやりやすさはある。つまり、難関高校の入試英語は論点が絞りやすいのだ。万遍なくではなく、出る事項が絞りやすい。
数学は、もちろん高校数学ではありえない。だから如何に難しい問題にするか、に腐心しているのだ。高校入試の数学は、中学の範囲で、難しくしなければならないというジレンマの中で、制作されている。並み居る天才・秀才を悩ませる問題を、限られた条件の中で、作らなければならないのだ。出題する先生方も大変と思う。
どう難しくするか、そういうところを考えながら、問題を読み解くと、出題者の苦労がわかろうというものだ。
国語は、もう大学入試の国語とは、差がない。少なくとも原文は同じである。問題の難易度が違うだけである。つまり、同じ原文を使っても、いくらでも問題の難易は変えられるということだ。国語の対策としては、問題集を解かせるということをやるのが普通であるが、これは確かにその通りと思うが、問題は何を使うかである。開成と筑駒の国語は全問題「記述」である。いわゆる選択肢問題はない。記述式問題は原文の内容を読解していないと解けない。選択肢問題なら選択肢そのものがヒントになるし、消去法という、オーソドックスな裏技もある。選択肢問題は本文との比較の問題と言えるから、問題集をやるときは、ただ漫然と解くのではなく、そういう解き方の練習をしなければならない。
国語は、主として、評論文を使って国語解釈の指導をする必要があると考える。現代文も、古文、英文も同じ作業が必要である。解釈学は、「腑に落ちる」ことが大切である。
究極的には、言語論的転回を極めることなのか、と今は思っている。今、まさにわたしは研究中であり、現代文読解について、ひとつの方法を提起できるのではないか、と日々読書と思索に忙しくしている。かつて駿台予備学校の国語講師が全員東大大学院の哲学科出身だと聞いたことがあったが、哲学というところに今は妙に腑に落ちている。言語論的転回とは、現代哲学の主流にほかならない。国語というのは、本質的には、科目名を哲学にしたほうが本質をとらえている。
そういう視点から良書というものを子どもたちに紹介したい。
開成の理科、社会について
一冊で済む参考書がない。だからあれこれやることになる。
そうではあるが、まず基本事項は、中1までに終わらせておきたい。最近は、「マイクリア」を使っているが、理科については、1冊詳しい参考書を用意した方がいい。いや、なんでもいい。市販のものでいい。旺文社とか、なんとかいろいろ出ている。
理科、社会については、開成・筑駒対策として、問題集で補うしかない。詳細は述べないが、市販書ではなかなか難しいものがある。
以上、開成・筑駒対策としての5科目攻略法について、私見を述べてきたが、それはそのまま早慶対策になる。具体的な早慶攻略法については、過去問を極めるのがいいと思う。