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🔷馬脚中学生

2025.04.25

🔷馬脚中学生
 勉強に専念できない、中2という魔の時期
 スマホ、ゲームへの誘惑、性への関心、そこから卑猥な語を連発する、親への反抗、命令されることへの反発、こうして中2は、堕ちて行く。そういう子たちなら腐るほど見てきた。
 中2はそういう時期である。
 4人いた中2が、1人になる。そういうことの方がむしろ普通であった。だから竹の会には中学生が1人いたり、いなかったり、というのが、普通であった。
 中学から竹の会というのは、昔はそれがほとんどだった。小学からというのは、稀有だった。竹の会が高校受験の募集を止めたのは、平成20年の前あたりだったろうか。公立中は、学習不振児が溢れ、都立高校の凋落が叫ばれていた時期であった。20年以降、例外はたまにあったが、次第に、竹の会で公立中高一貫校を落ちた者が、竹の会で、高校受験をする、少数の子たちがいた。ただそういう子も中1から中2になる時期にほとんど止めていった。だから竹の会で高校入試するのは、それでも残った1人が受験するパターンだった。
 中2というのは、たとえ都立中に失敗しても、意気揚々と、日比谷、慶應を目指すと大言壮語を言う子たちが溢れ、一年も経てば、現実を知り、勉強意欲も色褪せて、部活を口実に勉強に背を向ける者、ゲームに溺れ、テレビに堕し、友達と遊び、暇を持て余して、日々を無為に過ごす、そういう子たちが、脱落していく、それが中2である。これを馬脚を現すという。
 それでも竹の会に残った者は、だからなかなか見どころのある子たちである。彼ら彼女らが、それぞれに成功裡に竹の会から高校へと羽ばたいていった。
 羽ばたくのは、1人だけ。今年もいよいよ馬脚の時期を迎えた。
 

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