🟥「合格」という画面 　本当に受かりたいのなら全生活を受験にかけよ❗️ 　かけられるだけの時間をかけろ❗️

🟥「合格」という画面
　本当に受かりたいのなら全生活を受験にかけよ❗️
　かけられるだけの時間をかけろ❗️
　能力があるのに、落ちた子は、時間をかけなかった子だ。部活動をやりながら受かるわけがない。習い事をやりながら受かるわけがない。発表会、演奏会、そういうことを楽しみながら受験などと言って欲しくない。落ちたのは、自分のせいだ。受験を舐めるな。どうしてそれで受かると思えるのか、わたしにはさっぱりわからない。
　小5からスタートでは普通は間に合わない。間に合うのは、内申ほぼオール5の、精神的に独立した子のみである。
　小4から始めて受かった子についても、基本は変わらない。
　
　普通の子が、合格する道はあるか❗️
　普通の子は何をするにも時間がかかる。だから小4からではなかなか間に合わないのだ。
　合格するには、内申のいい、精神的に独立した子が100時間必要なら、普通の子は、200時間は必要、という論理である。しかし、これまでほとんどの普通の子は、100時間どころか、習い事、稽古事などで、実質50時間を切るだろう時間しかかけてこなかった。当然落ちる論理であった。

       注　100時間、200時間というのは比喩です。
　

　合格するには、かけられる時間はすべてかけなければ合格などない。それでも合格するかはわからない。普通の子とは、そういうレベルである。習い事、稽古事などやるのも、母親の意志もあるのであろうから、普通の子は、精神的独立に欠ける。合格するという意志が、母親のコピーである。こんなことしてたらとても合格できないとは思わない。精神的独立があればもっと冷静な判断ができているであろう。母親が習い事などやってても受かると思うと、そのまま母親の考えに安心してそう思うのである。子の勘違いではなく、母親が勘違いしているのだ。母親はこんなことでは受からないと危機感を子どもに伝えなければならなかったのだ。
　とにかく合格するには、いくら時間があっても足りないのだ。わたしが、小2からといい、危機感から「アルファ」を設けたのも、このままでは、合格できないと判断したからだ。
　わたしは、合格するためには、わたしのやるべきことをするだけの時間が絶対的に足りない、といつも思ってきた。絶対的に不足した時間でも、受かると信じている、のは、誤解であるということを伝えなければ、受かる見通しもないのに、試験を受けて「不合格」という悲劇が繰り返されるだけである。
　落ちるのは、時間をかけなかったからである。わたしが、平日5時間、休日10時間の勉強を要請したのも、指導時間が、絶対的に足りないからである。
　これまで落ちた人の99％は、習い事等型、季節講習スキップ型、指導時間最小型の場合である。こういうのは、落ちるとわかっているのに、時間をかけないのは、都立型の家庭の経済的制約もあるのだろうから仕方ないけど、反面、勉強時間はあまりにも少ないのに、合格への期待度は異常に強く、真実を知る身としては正直辛い。時間が圧倒的に足りない。落ちた子というのは、受験に向けた勉強量が、あまりにも少な過ぎるのだ。落ちた多くの子が、熱心に吹奏楽やらサッカーやらバレエやらをやっている。付きものの発表会や大会の準備にも時間をかける。例えば、竹の会で合格には必ずやらなければならないレジュメも全くやれない。課題もやらないに等しい。そういう子たちの家庭での勉強はほとんど期待できない。
　また落ちる子のほとんどが、指導時間不足です。これは家庭での学習が、指導者のいない、彷徨い型の勉強だから意味がないこと、指導のない勉強は、いくら時間をかけても効果の薄いこと、を悟らないこともある。
　合格には、全生活を勉強に捧げることが必要であり、それには、指導時間を最大に取り、家庭学習も指導者の指示に従って、指導者のプログラムに乗る必要があります。
　勉強を習い事、旅行の余りの時間に適当に当てるだけで、受かるはずがありません。わたしは、そういう勉強を「適当な勉強」と呼んでいます。
　合格という文字を見る、プリントできるのは、限られた人だけです。
　今、合否結果は、原則、ネットで、瞬間にわかるようになりました。偶に郵送などという、先祖返りみたいな学校もありますが、ほとんどはネットです。
　IDとパスワードを打ち込めば、即座に、画面が表れ、「不合格」とだけ出ます。「合格」の画面は、ピンク色です。「おめでとうございます」という言葉がある画面もあります。多くの受験生が、白黒の画面にただ「不合格」とだけある、3文字を見るだけです。
　適当な勉強の代償です。
　その時に初めて自分が、適当にやってきたことを悟ることになります。
　わたしには、そういう受検生に、不本意な指導しかできなかった無念さだけが残りますね。せめて季節講習で最大の時間が取れてさえいれば、局面もガラリと変わったのに、という悔しい思いはいつもありました。
　「合格」の画面は、適当な人には、決して表れない。