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中学受験 高校受験 受験相談 渋谷で創立30年

🟧1ページから真面目に読まなければならないと思っている素朴な人たち❗️

2024.11.09

🟧1ページから真面目に読まなければならないと思っている素朴な人たち❗️

 本を読み始めるとき、1ページから読み始めるか。もちろん小説はそうである。ここでは、教科書、参考書、専門書の類を想定して述べている。
 かつてのわたしはそうだった。なにか1ページから最後まで読み通さなければ本当に読んだとは言えないのではないか、途中から読むというということに罪悪を感じた。わたしが大学で学んでいた時代、声高に「基本書ははしがきから奥付きまで精読しなければ成功しない」ということを、当時神の声とされた中央大学真法会会長の向江氏が当時司法試験を受ける者なら誰もが買っていた受験新報という雑誌の巻頭で毎号吠えていた。今考えれば、名古屋大学の前田傭の会社法は800ページはあったし、我妻榮の民法講義は九巻にも及んだが、こういうものを最初から読む受験生など今は皆無と思う。同様のことを言っていた指導者が当時の法曹界にはうようよいた。新型コロナワクチンを打たなければ国賊みたいな風潮をマスコミが煽動したことを覚えているだろうか。あの中で自己の判断で打たない選択をするのと似た状況を感じたが、今コロナワクチンによる死者が増加していることにマスコミは一切報道しない自由を行使して政府は例によって事実は一切知らせない。3.11のとき、政府は東北地方全部の消滅を覚悟したが、国民にはパニックを起こさないように動かないように指示している。あの時政府、マスコミの家族が関西に避難したという話しはその後いろいろな所から漏れてきた。マスコミと政府は決して信用してはならないのだ。本心から国民の命を心配することはしない。私たちがコロナで学んだのは、危急のとき、自己の判断しか自己の命を救わないという現実であった。コロナのとき医師がテレビでワクチンを打たなければ死ぬといい、PCR検査をもっとたくさんやれとテレビコメンテーターが叫んでいたが,みな誤りだった。
 今は、司法試験も極端に易しくなり、当然弁護士の質も落ちた。受験でも学者の大書を読む人もいない。予備校が合否を決める、そういう時代に変わった。
 国民の8割がワクチンを打った国なんてない。唯々諾々と政府の言いなりになる国民の判断がとても信じられるはずがない。気の毒なのは、医療従事者であった。コロナに特化したワクチンの効果はあったかもしれないが、コロナのもたらす未知の危険は一切スルーだった。
 
 私たちには、自己の、政府やマスコミに騙されない、判断力が必要である。
 1ページから読まなくていい。自分の問題意識、気になるところから読めばいい。そういうところだけ読めば、結局、エッセンスだけを読んだことになる。
 これは分厚い参考書を読むときの鉄則と言ってもいい。関心のある、興味のある、疑念のある、そういうところから読むのが、頭にスッと入る。
 ここから読むとは、問題意識を持って読む、関心を持って読むのでなければ、恐ろしいほどの耐えがたい忍耐、我慢をしながら、精神を殺さなければならないことになるであろう。

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