2024.07.01
🔛受験は、塾にかけられる時間をかけた者から受かる⁉️
これは、小学ではほぼ真理です。中学では99%真理です。高校では50%真理です。
小学では、一人で差配して勉強する裁量の能力がないため、100%の指導が必要なんです。この点、中学ではどうかということになりますが、中学では、約1%裁量能力を持つ生徒がいると思われるます。ただこういう人でも、塾なしの選択がもたらすマイナスは計り知れないと思います。
高校生の世界はやや趣が違います。予備校の利用というのがあります。もちろんさまざまな塾があります。SEGや鉄録会というのもあります。大手だと、駿台、河合塾、東進などがあります。これらは、利用の仕方が大切です。例えば、理系で、物理を深めたい、という人は、そういう単科をとるか, そこに特化した塾もあります。高校生は、難関大学に受かる人は、裁量があります。だから予備校も飽くまで「利用」なんです。資格試験なんかだと、例えば、LECと大原をダブルで利用するという人も出てきます。資格試験は予備校を2つは使う、それは情報、教材を利用するためです。大学受験は、浪人すれば当然予備校を利用することになります。ただし、予備校は、普通は、既に基本学力はもちろん、もう少しで合格できたというう生徒を前提として、つまり、惜しくも力足らず落ちた、そういう生徒を対象にして、そこからさらに力をつける、そういうところです。高校時代の落ちこぼれが利用できるところではありません。
さて、こうして、中学も実は99%塾を前提としていると言わざるを得ません。
どんなにできる生徒でも、自己裁量でやれば失敗します。高校と違い、中学では、親が参考書や問題集を買ってきてやらせるのは、タブーです。小学なんかでは、よく母親がやることですが、あまり意味はないと思います。中学では、害になります。マイナスです。塾の指導は、市販の参考書や問題集なんかやらなくても受かるというのが前提です。少なくとも竹の会ではそうです。だから竹の会の中学生が、特に、できない、落ちる運命の生徒にあったのですが、Z会の教材を使っていたり、市販の参考書で勉強していたり、しかもそれを塾でやるのは、アウトです。塾の教材をやらないのなら、塾に来る意味はない。案の定そういう生徒は、受験に失敗しています。もともとできないから、参考書に踏み込んだのだと思いますが、大手ならまだしも竹の会ではありえないことです。
塾ならどこでもいいのか。
学校の補習をする塾は終わっています。高校受験前提のカリキュラムを組まない塾に飛び込んだら、終わりです。判断基準は、中2のどの時期で中3までの履修事項を終わっているのか、です。塾の多くは、学年に則してやるところが多いので要注意です。
もちろん大手の進学コースは、中2の早い時期に終わらせるはずです。
大手のアキレス腱、それはみんな揃って同じカリキュラムをやることです。しかも塾の作るカリキュラム、したがって、同じ教材、同じ講師による同じ授業です。これは、生徒の序列が、生徒の能力によって決まることを意味しています。例えば、早稲アカには、難関校対策として、オプション講座として、数学の講座がありますが、この講座で配られるテキストはこの講座に入れた者のみに配布されます。その同じテキストを使っても、歴然と模試で序列がつくのです。これはもう能力順です。序列が下位にある生徒は、この序列はおそらく不動のままです。これはこの大手で学ぶ限り絶対に打ち破れない序列です。そのために個別指導や補習塾に通う生徒も多いと聞きます。しかし、それは無理です。
同じカリキュラムにいる限り無理です。
大手塾は、能力別クラス編成をするのが普通です。しかも、席も成績の上位にあるものから指定席である。この席順は、一年たっても不動なことは経験した子ならみんな知っているでしょう。
どんなに頑張っても、同じカリキュラム、従って、同じテキスト、同じ講師による同じ授業、これでは、序列の壁を破ることはできない。当たり前のことでしょ。たとえ個別指導塾で、家庭教師で補強したとしても変わらない。無駄です。
じゃ、どうすればこの壁を打ち破れるか?
わたしは、大手の限界を見切っています。大手は過去問の枠からは逃れられない。わたしが、大手の天才たちをごぼう抜きにできたのは、かれらは、大手の提供する知識の範囲内にしかいないということでした。わたしには、これを打ち砕く秘策がありました。わたしは、ある時期、大学受験の数学、英語を指導した時期がありました。その時期に、わたしは、数学、英語の研究に没頭しました。都立駒場、新宿、都立西、青山学院高等部の生徒たちを相手に授業をしてきました。当時は、授業だったのですね。講義の準備には時間をかけましたね。この時期に、わたしは難関校の限界をすでに見抜いていたのです。難関と言われる高校の指導なんて、わたしには、それほど大変なことではなかったのです。わたしは、慶應大学総合政策を数学で受験するように指導しました。日本史、世界史では、浪人に勝てないと思ったからです。青山学院の女子でした。英語は高校の3年間東大教養学部の英語教科書を訳すことをしてきました。彼女は、青学の3年間、3科目あった英語について、すべて十段階の10をとりました。数学は、市販のわたしが選んだ参考書1冊を何回も回させました。慶應は、確率が必ず出るので、確率の参考書を一冊使いました。彼女は、数学で受けられる文系学部に絞りました。慶應のほか、上智の経済も合格しました。
当時新宿高校や駒場高校の生徒たちに授業したときの板書とわたしの話しを新宿高校の女子生徒が完全に筆写していまして、わたしは、それをコピーさせてもらい、後の高校用教材の執筆のとき、利用させていただきました。ちなみに新宿高校のその生徒は、東洋英和女子大学に、男子は、中央大学法、明治法、青学法に合格しましたが、中央に進みました。彼は大学を出て地方公務員上級職に合格し、今は、都の消防署勤務です。
話しは横道に外れましたが、何が言いたいかと言いますと、難関高校を取るのは、わたしの大学受験生指導の経験から、秘策あり、ということです。周りと同じことをやっていたら受かるわけがないのです。
わたしなら、開成高校1番合格、筑駒高校1番合格も、逸材とさえ出会えば、やってのける、と思います。