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台風13号接近にともなう予定変更の可能性について

2018.08.06

 おはようございます。本日は、台風13号関東直撃予想にともなう、予定変更についての、お知らせです。

 予想によりますと、台風13号は、9日03時に最接近、この日に房総半島へ抜けていくようです。

 したがいまして、9日(木)Bを8日(水)へと変更することを考えております。最終決定は、7日中にお知らせいたします。

 変更の場合、時間も繰り上げる可能性がありますので、ご注意ください。

 なお、台風その他不可抗力の際には、規約では、振り替えなしの中止となることをお断りしておりますが、振り替え可能な限り対応することにしております。

 よろしくお願い申し上げます。 

 竹の会塾長 阿部雄彦

9月からの募集について 

 渋谷A、渋谷Bともに、各3名前後の募集を予定しております。入会には、入会試験が必要です。入会を希望される方は、ホームページのお問い合わせからお申込ください。

〇V模擬とw合格模擬

 V模擬は、当日点は、高く取れることを想定している。 Wの合格基準点が、Vより、高いこと、が、よく指摘されるが、この点を直接、それぞれの会社に問い合わせても、それぞれの模試を根拠にして出した基準です、というだけで、納得のゆく説明はありませんでした。 Vを基準にすれば合格、しかし、W基準なら不合格というゾーンがある。 W基準で、都立駒場を諦める生徒もいれば、W基準でだめでも、V基準なら、合格なので、受験する子もいます。それで、受けたら、合格した、これが普通です。この時、合格者は、基準点より高い点を取っているのが常で、結局W基準でも合格していた、ということなのです。 V模擬によると、本番では、V模擬でとっていた点より、高く取れることが、通常想定されている、と言います。 W模擬では、最初から、本番レベルということになります。 もし、本番で、V模擬の基準しか、取れなかったら、どうなるか。一般に、10人中8人がV基準より本番で高く取れるのに、自分だけ取れなかった、これなら、だめです。繰り返しますが、V模擬基準は、本番では、基準点より高い点が取れることが想定されている。逆に、Wだと、基準点を取っていれば問題ない。こうなるとV模擬基準で危険なのは、本番の試験問題が、易しい場合に、点が、基準点止まり、あるいは、それ以下しかとれなかった場合ということになります。

🔴勉強指導家

 今のわたしをもっとも的確に言い表すとしたら、それは、「勉強指導家」という言葉ではないか、と思う。子どもを導く、それは、わたしの天職と思っています。どんな子でも、わたしの手にかかれば、たちまち、「わかる」道を歩き始める。 わたしには、わかるんです、子どもたちの、わからないという場合の脳の状況が。だから、「わからない」という脳段階、つまり未熟な脳を、つまり、概念のない、具体的なものしか受け入れない、脳の限界の中で、理解のための枠組みを設定する、ことがまずわたしのめざす指導です。わたしの唱える、初期指導というのは、都合このような設定、構築を内容とする、子どもが自ら考える、考えることのできる、思考フレームを組み込むことにほかならないのです。だから、算数、特に、割合の問題は、その思考フレームを子どもの頭の中に、組み込むための、資材であり、親御さん方が、誤解されている、問題の答えを出して先へ進めることではないのです、思考枠組みが、出来上がったかどうかを確かめるために、わたしのレジュメ集の中には、いろいろな検査問題が仕込まれています。そうした問題を難なく解ける子ならわたしの能力試験をクリアしたことになります。解けなければ、未だ思考フレームが、未完成ということで、特に、リトマス試験紙となる問題を解けなかった子というのは、能力的な限界を問われることになります。 わたしは、勉強を、教える、というだけの、仕事をしているわけではありません。そういうことは、巷の塾の講師や、大手の講師のやっていることです。わたしは、この子に何を学ばせるか、その目的を明確に設定して、その目的達成のために、手段を講じます。わたしのレジュメというのは、そういう場合の、わたしの制作した手作りの道具というわけです。

 わたしは、高校受験を長年に渡って切り抜けてきた人間です。元代々木教室時代の竹の会は、高校受験の生徒であふれていました。わたしは、都下のあらゆる高校入試を経験してきました。世の中には、いろいろな子がいる。オール1の子からオール5の子まで、内申は、悪いが知能の高い子、逆に、内申はいいけれど頭の悪い子。なんでこんな子が内申がいいの?と不思議な子もいました。オール1の子で、思い出すのは、3人いて、1人は、戦略的指導で、都立玉川に受からせました。2人目は、文字式の計算もできなかった。単願制度で、女子校に入った。単願制度が、どんなものか、よくわかった。最後の1人は、実は、数学だけ2という不登校の生徒でした。中2の4月に竹の会に入会するために母親と訪ねてきました。不登校でしたけど、家庭で教科書を独学していました。いろいろ指導してみると、実は、知能の高い生徒とわかりました。高校受験までの2年間指導し、都立鷺宮に合格させました。彼の内申では、500点中450点以上取る必要がありましたが、本番では470は取れた、と言っていました。もちろん高校では、1番。高校の教師が、授業を真面目に聞いてないとよく逆ギレしたらしい、常に、点がいいので、教師もやりにくかったようです。あっ、言い忘れましたが、彼は高校の3年間も竹の会に通いました。高校の授業のレベルは低く、都立戸山といった高校とはまったくレベル差がありました。わたしはまた不登校になることを恐れました。彼には、とにかく大学を受けるためにガマンしろと励ましてきました。大学受験は、東大にチャレンジしました。当然一浪して、翌年には、前期の一橋受験で一次合格しましたが、結局落ちました。後期の千葉大工学部に合格。私立は、東京理科大に合格しました。以上が、わたしのオール1の子たちとの顛末です。

 オール1には、もう一人、実は記憶に残る子がいました。小6まで、日能研に通い受験。ただし、この子は、できる仲間と通うことに憧れていただけ。分数の計算もできなかった。中1の4月前後入会、分数のドリルから始めた。彼は、指示されると、やめろというまで、ただひたすら黙々とやり続けた、その点が普通の人と違う点です。何時間でも黙々ととやり続けた。筆圧が強すぎて、ノートは、カーボン紙のようになった。わたしは、カーボン職人と呼んだ。単語を覚えられるのか不安だったが、あの何時間でも集中する力で、覚えていった。正負の数のルールを理解できるのか、不安だったが、何ヶ月かかかって理解できた。私は複雑な文章題を避けながら、文字式、方程式と教えていった。あの余人の真似のできない、集中の力が、不可能を可能にした、そうとしか考えられない。彼は、中3になり、内申は、なんとオール4になっていた。英検3級もとり、漢検3級も取った。ある日母親が、彼が、大手進学塾に行ったことを伝えにきた。母親は、泣きながら、詫びた。母親の言うことをどうしても聞かず、進学塾に行ったのだと言う。小学のとき、日能研に行っていたときは、嬉々として通っていたという、彼は、できるようになったことが嬉しくて、昔、進学塾に虚しく通っていた、そのことのリベンジだったのではないか。ただ彼は知らない。わたしが彼には理解困難な問題を避けながら、彼が「わかる」ようにと道筋を立てていたことを、いつも苦心しながら導いていいたことを、指導していたことを。わたしは泣く母親に「挑戦する志しを貫いてください」と慰めて送り出したことだけ覚えている。その後、彼がどうなったか、知らない。

 知能の高い生徒もたくさん来た、竹の会では、できない子もできる子も竹の会の虜になった、 あげればきりがない。 ただ一般的な傾向として言えることは、知能の高い子ほど、竹の会の真価を本能的に見抜く、 見抜いてきたということである。怠惰な人間は、早晩離れていく。竹の会は、怠け者には、居心地の悪い、ところである。 塾というのは、静謐なる環境の中で、ひたすら勉強に集中する場所でなければならない、今もその思いは変わらない。

 今気になっていることを正直に率直に吐露すれば、本年入会した子たちの中に何人か、指導の進捗のよろしくない子たちがいることです。竹の会では、できない子を辛抱強く指導していくということは、いまではわたしの体力的な事情のほか、竹の会渋谷教室の理想(都立中に合格できる子たちを集めて思考育成していくという理想)から、できない、と判断しております。

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